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竹富島の行き方は石垣島発フェリー10〜15分|1日18便と片道970円の段取り

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石垣島に着いたあと、竹富島にはどうやって渡るのか。橋はあるのか、飛行機は飛んでいるのか、船はどこから何時に出るのか──旅程を組む段階でいちばん引っかかるのがこの部分です。石垣島観光の中で竹富島は「半日あれば行って帰ってこられる島」なのですが、その前提を知らないまま予定を組むと、丸一日を移動に使ってしまうことになります。

結論から言うと、竹富島への行き方は石垣島の離島ターミナルから高速船に乗る、この一択です。所要時間は10〜15分、大人片道970円。石垣発の便は2社合わせて1日18便あり、朝7時30分から夕方17時30分まで、だいたい1時間おきに出ています。予約なしで当日ふらっと行っても、まず乗れます。

この記事では、石垣空港から離島ターミナルまでの移動、乗船券の買い方、時刻表の読み方、竹富東港に着いてからの島内の足、そして欠航時の備えまで、竹富島に渡る当日の段取りを順番にまとめました。運賃と時刻はすべて各社の公式時刻表・公式運賃表から引いた2026年8月時点の数字です。

📌 押さえておきたいポイント

・竹富島に空港も橋もなく、行き方は石垣港離島ターミナル発の高速船だけ
・所要時間10〜15分、大人片道970円・往復1,880円(2026年8月時点)
・石垣発は安栄観光8便+八重山観光フェリー10便の計18便、始発07:30・最終17:30
・港から集落へは竹富島交通の路線バスが1回300円で走っている

目次

竹富島への行き方は石垣島発のフェリー1本|10〜15分で着きます

竹富島への行き方は石垣島発のフェリー1本|10〜15分で着きますの解説画像

空港も橋もない島だから、船以外の選択肢がありません

竹富島に行く方法は、船だけです。島に飛行場はなく、石垣島との間に橋も架かっていません。竹富東港を管理する側の説明でも、竹富島にとって海上交通は事実上唯一の島外交通手段だと位置づけられています。つまり「レンタカーで橋を渡って」「小型機で飛んで」という選択肢は最初から存在しません。

これは旅程を組むうえでは、むしろありがたい話です。ルートを比較検討する必要がなく、決めるべきは「何時の船に乗るか」だけになります。石垣島に宿を取り、竹富島は日帰りで往復する。これが八重山では最も一般的な回り方で、島内に泊まる場合を除けば、荷物を宿に置いたまま身軽に渡れます。

石垣島でレンタカーを借りている人も、竹富島に渡る当日は車を石垣島側に置いていくことになります。港周辺の駐車場に停めてから乗船する段取りになるので、朝一番の便を狙う日は、駐車場探しの時間も予定に入れておくと安心です。

出発点はユーグレナ石垣港離島ターミナルの1か所だけ

竹富島行きの高速船が出るのは、石垣島の市街地にあるユーグレナ石垣港離島ターミナルです。石垣島には複数の港がありますが、竹富島・西表島・黒島・小浜島・鳩間島といった周辺離島へのフェリーは、すべてこのターミナルに集約されています。運航事業者は3社が入っています。

建物は延べ床面積約5,000平方メートル。待合いロビーは200席、浮き桟橋が4基、テナントが21店舗入っていて、コインロッカーは6ヶ所、トイレは6室、銀行ATMや自動販売機6台、屋上展望デッキまで揃っています。竹富島は売店の数が限られるので、飲み物やお弁当はここで買っておくと島内で困りません。

荷物が多い人は、乗船前にコインロッカーに預けてしまうのが定石です。竹富島の集落は砂の道で、スーツケースを転がすのには向きません。手ぶらで渡って夕方戻ってくる、という前提で動くと移動が一気に楽になります。

📍 ユーグレナ石垣港離島ターミナル
住所 〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町1番地
電話番号 080-8382-8211
アクセス 南ぬ島石垣空港からタクシーで約25分
公式サイト 公式サイト
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高速船10〜15分、乗り継ぎ時間は30分以上みておく

石垣港から竹富東港までの所要時間は、高速船で10〜15分です。安栄観光の公式時刻表にも「所要時間/10〜15分(片道)」と明記されています。八重山の主要航路の中では突出して短く、西表島大原港が40〜45分、西表島上原港が45〜55分かかることを考えると、竹富島は「ちょっと隣まで」の感覚で渡れる島です。

ただし、所要時間は使用する船や天候によって変わります。波が高い日は速度を落とすため、表示より時間がかかることもあります。安栄観光は公式時刻表の中で、石垣港および各島での乗り継ぎ時間は30分以上みてほしいと案内しています。飛行機の到着直後に船へ飛び乗るような組み方は避けたほうが無難です。

実務的には、石垣空港に着いてから最初の船に乗るまで、1時間半ほどみておくと余裕が生まれます。空港から離島ターミナルまでの移動に30分前後、乗船券の購入と乗り場への移動に15分、そこに遅延の吸収分を足す、という計算です。

💡 旅の段取りメモ

竹富島は所要10〜15分という近さなので、「午前中だけ竹富島、午後は石垣島でドライブ」という半日プランが成立します。丸一日を竹富島に充てる必要はありません。

運航は2社体制、でも運賃はどちらも同じです

石垣島と竹富島を結ぶ高速船は、安栄観光と八重山観光フェリーの2社が運航しています。どちらもユーグレナ石垣港離島ターミナルの中にカウンターを構えており、乗り場も同じターミナルの浮き桟橋です。

運賃は2社とも大人片道970円、往復1,880円で完全に同額です(2026年8月時点)。小人は片道510円・往復990円、障がい者割引は片道670円。八重山観光フェリーは障がい者割引の往復1,340円も公表しています。どちらの会社を選んでも支払う金額は変わりません。

違いが出るのは便数と出発時刻です。安栄観光は石垣発8便、八重山観光フェリーは石垣発10便を走らせており、時刻もずれています。会社で選ぶのではなく、自分の予定に合う時刻の便を選び、その会社のカウンターで買う。これが竹富島行きの正しい選び方です。

石垣空港から離島ターミナルまでの30分をどう詰めるか

路線バスなら片道550円、離島ターミナル前まで行けます

南ぬ島石垣空港から離島ターミナルまでは、東運輸(東バス)の路線バスで片道550円です。令和7年4月1日改定の公式運賃表に載っている金額で、小人(6歳以上12歳未満)は大人運賃の半額、幼児(6歳未満)は大人1人につき1人まで無賃になります。

離島ターミナルを経由する空港線は、系統④の平得・大浜・白保経由空港線、系統⑩のアートホテル・ANAインターコンチネンタル経由空港線、それに系統14番の港経由空港線があります。どれに乗っても離島ターミナルに着くので、来たバスに乗ればよい、という理解で問題ありません。

空港のバスのりばは、国内線ターミナルの中央出入口を出て左側です。荷物を持って建物を出たらすぐ左、と覚えておけば迷いません。路線バスは事前予約制ではないので当日そのまま乗れますが、立ち席を含めて満席の場合は乗車できず次の便を待つことになります。大きなスーツケースを持った旅行者が集中する時間帯は、1本見送る可能性も頭に入れておきましょう。

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往復乗車券1,000円と1日フリーパス1,000円、どちらを買うべきか

空港と離島ターミナルを往復するだけなら、東運輸の「石垣空港⇔石垣港離島ターミナル往復乗車券」が大人1,000円、小人500円です。片道550円を2回買うより安くなるので、竹富島に日帰りで渡って夕方の飛行機で帰る、という人はこれを買っておけば無駄がありません。バスターミナル窓口のほか、空港線の路線バス車内でも購入できます。

一方、同じ大人1,000円で「1日フリーパス」も売られています。こちらは全路線バスが乗り放題で、しかも購入した時間から24時間有効です。竹富島から戻ったあとに川平方面へ足を延ばす、翌朝の空港移動にも使う、といった動きがあるならフリーパスのほうが得になります。3日間乗り放題の「みちくさフリーパス」は大人2,000円、小人1,000円です。

判断の分かれ目はシンプルで、バスに乗るのが空港との往復2回だけなら往復乗車券、それ以外にも1回でも乗るならフリーパスです。フリーパスはバスターミナル窓口と全ての路線バス車内で買えるので、乗ってから運転手に申し出ても間に合います。

きっぷ 大人 小人 向いている人
空港⇔離島ターミナル 片道 550円 半額 行きだけバス、帰りは送迎車の人
空港⇔離島ターミナル 往復乗車券 1,000円 500円 竹富島だけ行って帰る日帰り旅
1日フリーパス(24時間) 1,000円 500円 竹富島+石垣島内もバスで回る人
みちくさフリーパス(3日間) 2,000円 1,000円 レンタカーを借りない3泊前後の旅

※東運輸の公式サイト(各種乗車券のご案内)記載の2026年8月時点の料金です。

タクシーは約25分・目安3,500円、3人以上なら選択肢になります

急ぐ場合や荷物が多い場合は、タクシーという手もあります。南ぬ島石垣空港の公式サイトによると、石垣港離島ターミナルまでの所要時間は25分、料金の目安は3,500円です。タクシーのりばは国内線ターミナルの中央出入口を出て右側にあります。

大人3人以上のグループなら、バスの片道550円×人数と比べても差が縮まります。船の時刻が迫っているときに「次のバスを待つと1本乗り遅れる」という場面では、迷わずタクシーを選んだほうが結果的に時間を買えます。

逆に、ひとり旅や2人旅で時間に余裕があるなら、バスで十分です。空港から離島ターミナルまでのバスは市街地を通っていくので、石垣島の街の様子を眺められる時間にもなります。

バスの支払いは現金かタッチ決済|交通系ICは使えません

ここは意外と知られていないのですが、東運輸の路線バスではSuicaやICOCAなどの交通系ICカードが使えません。Edy・WAON、タッチ決済に非対応のクレジットカードも同様です。使えるのは現金と、タッチ決済対応クレジットカード(普通運賃精算のみ)だけです。

現金で払う場合は、表示金額を運賃箱に入れる方式で、お釣りは出ません。高額紙幣しか持たずに乗り込むと支払いに手間取るので、空港の売店などで崩しておくのが安全です。車内には両替機があるので、そこで崩してから運賃箱に入れる流れになります。

フェリーの乗船券も含めて、八重山の移動は現金を持っている人が強いエリアです。竹富島の島内も同様なので、離島ターミナルのATMで多少おろしておくと、その後の移動が滑らかになります。

運賃は片道970円|往復券と割引でどこまで変わるか

運賃は片道970円|往復券と割引でどこまで変わるかの解説画像

大人・小人・障がい者割引の運賃はこの通りです

石垣島から竹富島までの運賃は、大人片道970円です。往復なら1,880円で、片道券を2枚買うより安くなります。小人は片道510円・往復990円。ここでいう大人は中学生以上、小人は小学生を指し、幼児は大人1名につき1名まで膝上無料、それ以上は小人扱いになります。

障がい者割引は片道670円で、八重山観光フェリーは往復1,340円も公表しています。適用には各種手帳またはミライロIDの提示が必要で、対象は第1種身体障がい者手帳・療育手帳A判定・精神障がい者保健福祉手帳です。第2種身体障がい者手帳や療育手帳B判定は対象外なので、事前に確認しておきましょう。

なお、この運賃には燃料油価格変動調整金が含まれています。八重山観光フェリーは現在「第4段階」の調整金込みの運賃表を掲出しており、燃料価格の動きで運賃が改定されることがあります。数年前の記事に載っている金額をそのまま信じないほうがいい理由がここにあります。

往復券を先に買っておくと、帰りの列に並ばずに済みます

往復1,880円という設定は、金額の節約以上に「帰りの手間が消える」という意味で効いてきます。竹富東港のかりゆし館で帰りの券を買う列に並ぶ必要がなくなり、船の時刻ぎりぎりに港へ戻っても乗り場へ直行できます。

特に夕方は、日帰り客が一斉に戻ってくる時間帯です。港の待合所が混み合う中で券を買うより、石垣島側で往復券を押さえておいたほうが精神的にも楽になります。

ただし後述する通り、往復券は購入した会社の船でしか使えません。行きは安栄観光、帰りは八重山観光フェリー、という乗り方をしたい人は往復券を買わず、片道券を都度買う形にしてください。

【石垣島旅の教科書調べ】八重山の主要航路で竹富島は最安帯です

各社の公式運賃表から、石垣島発の主要航路の大人片道運賃を並べてみました。竹富島の970円は、八重山の離島航路の中で群を抜いて安い部類に入ります。

行き先 大人片道 所要時間の目安
竹富島 970円 10〜15分
小浜島 1,720円 25〜30分
黒島 1,850円 25〜30分
西表島(大原港) 2,520円 40〜45分
西表島(上原港) 3,290円 45〜55分
波照間島 4,990円 60〜90分

※安栄観光の公式運賃表(2026年8月時点)より作成。往復は竹富島1,880円、西表島大原港4,880円、波照間島9,670円です。

竹富島だけが「思い立って行ける価格帯」であることが数字で見えます。石垣島滞在中に予定が1日空いたとき、追加費用1,880円で島がひとつ増える、という感覚で使える島です。

📌 押さえておきたいポイント

実は、竹富島行きで「どちらの会社が得か」を比べる意味はほとんどありません。運賃は2社とも同額だからです。比べるべきは料金ではなく時刻表で、自分が乗りたい時間に船を出している会社を選ぶのが正解です。

1日18便の時刻表|始発07:30と最終17:50を外さない

安栄観光は石垣発8便、竹富発9便です

安栄観光の石垣発竹富行きは、07:30・09:00・10:00・11:00・12:30・15:30・16:30・17:30の8便です(2026年6月20日〜9月30日の時刻表)。竹富発石垣行きは07:50・09:20・10:20・11:20・12:50・14:50・15:50・16:50・17:50の9便で、帰りのほうが1便多い構成になっています。

時刻を見て気づくのは、13時台〜15時前に石垣発の便がない時間帯があることです。安栄観光だけで組み立てると、12:30を逃すと次は15:30まで待つことになります。午後に渡ろうと考えている人は、ここが落とし穴です。

期間内でも状況により運航時刻が変更されることがある、と公式時刻表に注記があります。時刻表は季節ごとに改定されるので、旅行日が近づいたら必ず最新版を見てください。

八重山観光フェリーは石垣発10便、30分ずらして走ります

八重山観光フェリーの石垣発竹富行きは、07:30・08:30・09:30・10:30・11:30・13:30・14:30・15:30・16:00・17:30の10便です(2026年3月〜9月の時刻表)。竹富発は07:50・08:50・09:50・10:50・11:50・13:50・14:50・15:50・16:20・17:50の10便。座席は全席自由席です。

安栄観光の空白時間帯である13:30と14:30に、八重山観光フェリーの便が入っています。2社の時刻表を重ねると、午前中はおおむね30分おき、午後も1時間おきに船があるという状態になります。これが「石垣発1日18便」の中身です。

だからこそ、ターミナルに着いてから両社の発車案内を見て、先に出る便のカウンターで買う、という動き方が実際的です。片方の会社の窓口だけを見て「次は1時間後か」と諦める必要はありません。

⚠️ 出発前に確認したいこと

ここに挙げた時刻は2026年8月時点の公式時刻表の内容です。フェリーは季節ダイヤ・臨時変更・天候による欠航があります。最新の運航状況・時刻は八重山観光フェリー公式安栄観光公式で必ずご確認ください。

失敗パターン①:最終便17:50を逃して帰れなくなる

竹富島発の最終便は、2社とも17:50です。これを逃すと、その日のうちに石垣島へ戻る手段がなくなります。橋も空路もない島なので、代替ルートが存在しないのがフェリー移動の怖いところです。

起きやすいのは、コンドイビーチやカイジ浜で夕方まで過ごし、集落経由で港に戻ろうとしたケースです。港へ向かう路線バスの最終が集落発17時30分なので、ビーチで16時を過ぎてのんびりしていると、バスも船も両方危うくなります。

対策は単純で、帰りは最終の1本前を基準に組むことです。17:50ではなく16:50や16:20を「帰りの便」と決めておけば、多少押しても最終便という保険が残ります。集落を出る時刻を先に決めてから、島内の予定を逆算するのがコツです。

朝一番の便が混みやすい理由と、避け方

石垣発07:30の始発は、日帰りツアー客と宿泊客が重なるため混みやすい時間帯です。安栄観光は西表島大原航路の8:00発便について「混み合いやすい便」として前日18時までのWEB予約を案内しており、朝の時間帯にターミナルへ人が集中する構図は竹富航路でも同じです。

混雑を避けたいなら、9時台〜10時台の便が狙い目です。竹富島は所要10〜15分と近いので、10:00の船に乗っても午前中いっぱい島を回れます。始発にこだわる必要はありません。

逆に、水牛車やレンタサイクルを確実に押さえたい日は、早い便で渡って先に手配してしまうほうが確実です。「何を先に確保したいか」で便を決めると、朝の判断が早くなります。

乗船券の買い方と、乗り場までの段取り

ターミナルに着いてから乗船までは4ステップです

離島ターミナルでの動きは、慣れていれば5分で終わります。初めての人向けに、順番を整理しておきます。

STEP 1
ターミナル内の発車案内で、次に出る竹富行きの時刻と会社を確認する
STEP 2
その会社のカウンターで乗船券を買う(片道970円/往復1,880円)
STEP 3
券売機で入島券(300円)を購入し、荷物はコインロッカーへ
到着
案内された浮き桟橋に並び、10〜15分の乗船で竹富東港へ

乗り場は浮き桟橋が4基あり、行き先ごとに案内が出ます。出航15分前くらいから並び始めるので、券を買ったら早めに乗り場へ向かうと座りやすくなります。八重山観光フェリーは全席自由席なので、景色を見たい人ほど早めに並ぶのが有利です。

WEB事前予約を使えば、当日のカウンター手続きが不要になります

安栄観光は、公式サイトからの事前予約・決済を済ませておけば、乗船当日はカウンターでの手続きなしで乗船できると案内しています。往復・団体・障がい者割引に加え、WEB事前予約の割引乗船券も用意されています。

効いてくるのは、繁忙期の朝です。カウンターに列ができている時間帯でも、決済済みなら並ばずに乗り場へ進めます。フェリー移動でいちばん時間を食うのは航海そのものではなく、券を買う列だ、というのが竹富航路の実情です。

ふらっと行きたい人は当日購入でまったく問題ありません。1日18便あるので、1本逃してもだいたい30分〜1時間で次が来ます。予約は「時間を買う手段」と考えておけば十分です。

失敗パターン②:往復券を別の会社の船で使おうとする

2社の共通乗船券は、2020年9月30日で終了しています。現在は、安栄観光の乗船券は安栄観光の船でしか使えません。ここを知らずに「行きは安栄の往復券を買ったけれど、帰りは先に出る八重山観光フェリーに乗ろう」とすると、港で乗れずに足止めされます。

竹富東港での帰り際は、これが起きやすい場面です。往復券を持っている人は、券に書かれた会社の便を待つことになります。運賃は同額でも、きっぷに互換性はないと覚えておいてください。

対策は2つ。ひとつは、往復券を買う時点で「帰りもこの会社の便に乗る」と決めておくこと。もうひとつは、帰りの時刻を柔軟にしたいなら往復券を買わず、片道券を2回に分けて買うことです。柔軟性を取るか、割安さと手間の少なさを取るかの選択になります。

入島料300円のうつぐみチケットは、乗る前に買っておくと楽です

竹富島では、来島者に入島料300円が案内されています。正式には入島券、通称「うつぐみチケット」と呼ばれるもので、一般財団法人竹富島地域自然資産財団が扱っています。集めた協力金は自然環境の保全、生活景観の保全、集落と文化の継承といった保全活動に使われます。

券売機はユーグレナ石垣港離島ターミナルと、竹富東港の「かりゆし館」に設置されています。島内各所でも販売されていますが、石垣島側で乗船券と一緒に買っておくと、島に着いてからの動き出しが早くなります。

金額としては缶ジュース2本ぶん程度です。赤瓦の集落や白砂の道が今の姿で残っているのは、こうした保全の積み重ねによるものなので、渡る前にひと手間かけておきたいところです。

📍 一般財団法人竹富島地域自然資産財団 〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富207-1

竹富東港に着いてから、集落までの足を決めておく

港と集落を結ぶ路線バスは1回300円です

竹富東港に着いたあと、集落やビーチへは竹富島交通の路線バスが使えます。運賃は1回の乗車につき大人300円、小学生150円。幼児は同伴者1名につき1名まで膝上無料です。港→集落・カイジ浜・コンドイビーチ、集落⇔カイジ浜・コンドイビーチ、集落⇔港という路線が組まれています。

港からのバスは定期船の到着に合わせて運行されており、港出発は7時47分から17時47分までです。集落出発は7時30分から17時30分、カイジ浜・コンドイビーチ出発は8時30分から17時05分。船が着いたら、そのままバスに乗って集落へ、という流れがつくれます。

竹富島の集落は白砂の道が敷かれていて、路面はやわらかく歩きにくい場所もあります。小さな子ども連れや、ベビーカー・大きな荷物がある人ほど、行きだけでもバスを使ったほうが体力を温存できます。

港出発以外は要予約|15分前までに電話を入れます

ここが竹富島の路線バスで最も間違えやすいポイントです。港出発の便は定期船の到着に合わせて走っていますが、港出発以外のバスは要予約になっています。集落やビーチからバスに乗りたい場合は、時刻表に記載された時刻の15分前までに電話で申し込む必要があります。

予約は当日でかまいません。つまり、ビーチで遊んでいる最中に「16時のバスで港に戻ろう」と決めたら、15時45分までに電話を入れればよい、という運用です。停留所で待っていれば来る、という前提でいると、いつまでも来ないバスを待つことになります。

竹富島は携帯の電波が届くエリアが多いとはいえ、電話をかけるタイミングを忘れがちです。港に着いた時点で帰りのバスの時刻を決め、そのタイミングでアラームを1つ入れておくと確実です。

Q. 竹富島の中はバスだけで回れますか?
A. 港・集落・コンドイビーチ・カイジ浜という主要ポイントは路線バスで結ばれているので、バスだけでも回れます。ただし1回300円がその都度かかり、港出発以外は要予約です。集落の中を細かく見て回りたい人や、自分のペースで動きたい人はレンタサイクルのほうが向いています。

レンタサイクルという選択肢と、港での送迎

竹富島で最も使われている移動手段がレンタサイクルです。港には各社の送迎バスが来ており、店まで運んでもらってから自転車を借りる、という流れが一般的になっています。集落の道は平坦で、島の主要スポットは自転車で回りきれる距離感です。

路線バスとの使い分けの目安は、滞在時間です。3時間以上島にいるならレンタサイクル、船の待ち時間で1〜2時間だけ立ち寄るならバスや徒歩、という切り分けが現実的です。料金体系や各社の違いは別記事にまとめています。

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水牛車やグラスボートは、かりゆし館で情報が揃います

竹富東港の旅客待合所「てぇどぅんかりゆし館」は、2003年7月31日に落成した施設で、NPO法人たきどぅんが総合案内所を運営しています。島内の水牛観光やグラスボートのチケットもここで扱っており、トイレとコインロッカーも備わっています。

島に着いてから予定を決めたい人は、まずこの待合所に立ち寄るのが手堅い動きです。石垣島側で情報を集めきらなくても、港で相談できる窓口があると考えておけば、旅程に余白を持たせられます。

コインロッカーがあるので、石垣島側で預けそびれた荷物も港に置いていけます。竹富島に泊まらない日帰りなら、手ぶらで島を歩けるようにしておくのが快適さの分かれ目です。

欠航・天候トラブルに、どう備えておくか

運航状況は毎日公式サイトで公表されています

八重山観光フェリーは、公式サイトで当日と翌日の運航予定を航路別に公表しています。竹富・小浜・黒島・西表大原・西表上原・鳩間といった航路ごとに運航可否が示されるので、朝いちばんにここを見れば、その日の予定を組み替えられます。安栄観光も公式サイトで運航状況を確認できると案内しています。

竹富航路は石垣島から近く、他の航路より欠航しにくい傾向はありますが、それでも海が荒れれば止まります。西表島上原航路が欠航している日でも竹富航路は動いている、という状況はよくあるので、「今日は全部だめ」と決めつけずに航路別の状況を見るのが実務的です。

台風・強風・高波の状況や、遊泳の可否については、その日その時間の海の状態次第です。この記事で断定できることではないので、必ず運航各社と気象情報の公式発表で確認してください。

⚠️ 出発前に確認したいこと

台風接近時は、フェリーだけでなく竹富島の路線バスも運休になります。移動手段が同時に止まるため、「島に渡ってから考える」は成立しません。最新の運航状況・気象情報は必ず公式サイトでご確認のうえ、渡航の可否を判断してください。

行きの船が動いていても、帰りが止まることがあります

見落としやすいのが、午前は運航していて午後から欠航になるパターンです。天候が崩れる予報の日は、朝は通常運航でも「石垣発16時以降の便は欠航」といった形で午後の便が落ちることがあります。行きに乗れたからといって、帰りも動く保証はありません。

だからこそ、天候が怪しい日に竹富島へ渡るなら、島での滞在を短くして早い便で戻るという判断が要ります。当日の運航予定は前日の夕方には公表されていることが多いので、前夜に一度確認しておくと、翌朝の判断が速くなります。

もし帰れなくなった場合に備えて、宿泊費の余力を持っておくと安心です。竹富島には宿がありますが数は限られるので、天候が読めない日は「渡らない」という選択も持っておいてください。

旅のタイプ別|竹富島への渡り方の組み立て

半日だけ空いた人は、10:00前後の便で渡って14:50や15:50の便で戻る、という組み方が過不足ありません。島内は路線バス300円で港と集落を往復すれば足ります。滞在3〜4時間で、集落とビーチをひと通り見られます。

子連れの旅なら、朝の混む時間帯を避けて9時台〜10時台の便を選び、往復1,880円の券を先に買っておくのが楽です。帰りは最終の1本前を基準に、港へ戻るバスを予約しておけば、抱っこして歩く場面を減らせます。

西表島とセットで回りたい人は、島間航路も使えます。西表島大原港から竹富島への直行便が大人片道2,320円で運航されており、石垣島に戻らずに島を渡り歩けます。ただし便数は限られるので、公式時刻表で接続を確認してから組んでください。

まとめ:竹富島への行き方は「時刻表で決める」が正解

🚗 この記事の結論

竹富島へは石垣港離島ターミナルから高速船で10〜15分、大人片道970円で渡れます。運賃は2社同額なので、会社ではなく時刻表で便を選びましょう。

✅ 要点チェック
  • 出発地:ユーグレナ石垣港離島ターミナル1か所
  • 運賃:大人片道970円・往復1,880円
  • 便数:石垣発は2社合計18便、始発07:30
  • 帰り:最終17:50、1本前を基準に組む
  • 島内:路線バス300円、港発以外は要予約

竹富島は、石垣島に滞在していれば往復1,880円と半日で足せる島です。最初の一歩としては、旅行日の朝にユーグレナ石垣港離島ターミナルへ行き、発車案内で先に出る便を確認してからカウンターで乗船券を買う、これだけで渡れます。石垣空港から離島ターミナルまでは路線バス片道550円、往復乗車券なら大人1,000円。空港に着いたら中央出入口を出て左のバスのりばへ向かってください。帰りの便を先に決め、そこから島内の予定を逆算しておけば、最終便を気にしながら焦って港へ戻る展開にはなりません。

※運賃・時刻は2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている内容です。フェリーは季節ダイヤの改定や燃料調整金による運賃改定、天候による欠航があります。最新の運航状況・気象情報は安栄観光八重山観光フェリー竹富島交通東運輸の公式サイトでご確認ください。

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石垣島旅の教科書編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

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