宮古島に行きたいけれど、夏休みやゴールデンウィークの料金表を見て手が止まった。そんな人がまず知りたいのは「結局、何月に行けば安いのか」と「安い時期に行って海や天気は大丈夫なのか」の2点だと思います。
先に結論をお伝えすると、宮古島の安い時期は大きく分けてお正月明けの1月、GW明けの5月中旬〜7月上旬、9月〜11月の年3回です。反対に高くなるのはゴールデンウィークと、ハイシーズンの7月〜9月。ただし安い3つの時期には、それぞれ「冬で海に入りにくい」「梅雨と重なる」「台風のピークと重なる」という別々の弱点があり、ここを知らずに予約すると安さが裏目に出ます。
この記事では、旅行会社が案内している安い時期を出発点に、宮古島観光協会の観光動態レポートにある月別の入域観光客数、気象台の平年値、台風の接近傾向を重ね合わせて、どの月がどんな人に向いているかを整理しました。ツアー代金やレンタカー代の相場感、安い時期に起きやすい失敗とその対策までまとめています。
・宮古島が安くなる3つの時期と、高くなる時期の見分け方
・観光客数の月別データから見える「本当に空いている月」
・安い時期ごとの天気・台風リスクと、外さないための段取り
・ツアー代金・レンタカー代の相場と、旅行タイプ別のおすすめ時期
宮古島 安い時期は年3回|1月・5月中旬〜7月上旬・9月〜11月

3つの安い時期は「連休と夏休みの谷間」
宮古島の安い時期は、阪急交通社の案内によると「お正月明けの1月」「GWが明けた5月中旬から7月上旬」「9月から11月」の3つです。どれも共通しているのは、日本全体の大型連休や学校の長期休みに挟まれた谷間の期間だという点です。
宮古島の旅費は、本州から乗る航空券と島の宿泊費が大半を占めます。どちらも需要が集中する時期に値上がりし、需要が落ちる時期に下がる仕組みなので、旅行者が動かない時期ほど安くなります。年末年始の帰省やお正月旅行が終わった1月、GWが終わってから夏休みが始まるまでの5月中旬〜7月上旬、夏休みが終わった後の9月〜11月は、まさにその「動かない時期」にあたります。
実用面のコツとしては、同じ安い時期の中でも土日・祝日を外して平日発にすることです。9月〜11月には3連休が複数ありますし、1月にも成人の日の連休があります。安い月を選んでも、出発日が連休初日だと料金は一段上がります。カレンダーを見て、連休の翌日から出発するか、平日だけで日程を組むと、安い時期の恩恵を丸ごと受けられます。
高い時期はGWと7月〜9月のハイシーズン
反対に料金が上がるのは、ゴールデンウィークと7月〜9月です。アクティビティジャパンの記事でも、宮古島のハイシーズンは7月〜9月と案内されています。夏休みの家族旅行と、梅雨明け後の青い海を目当てにした旅行者が重なるため、航空券もホテルも一年でいちばん取りにくくなります。
ここで注意したいのは、9月が「安い時期」と「高い時期」の両方に名前が出てくる点です。これは矛盾ではなく、9月の前半は夏休み終盤の延長で高く、後半にかけて下がっていくという意味だと考えると整理しやすくなります。9月で安さを狙うなら、シルバーウィークの連休を避けた後半の平日が狙い目です。
年末年始も旅行者が集中する時期です。安い時期の1月を狙う場合は、三が日を避けてお正月の帰りの混雑が落ち着いた後にするのが基本です。旅行会社のツアー検索で出発日を1週間ずつずらして料金を並べると、どこから下がるかが数字で見えます。
旅行会社が「5月と10月」を推す理由
安い3つの時期のうち、旅行会社がとくに「お得に旅行できるベストシーズン」として挙げるのが5月と10月です。アクティビティジャパンでは「宮古島のお得に旅行できるベストシーズンは5月と10月」と紹介されています。
理由は、料金と天気のバランスです。1月は料金が下がる一方で平均気温が18.0℃と海に入るには肌寒く、梅雨のど真ん中の6月上旬は雨が多くなります。9月は台風の影響を受けやすい月です。その点、5月の平均気温は24.8℃、10月は25.4℃で、気温の面では海遊びがしやすく、料金もハイシーズンより下がっています。
ただし5月は中旬から梅雨入りの平年値に入り、10月も台風が近づく可能性が残る月です。「5月と10月なら完璧」というわけではなく、5月なら梅雨入り前の上旬〜中旬(GW明け直後)、10月なら後半というように、月の中でもどこを選ぶかで天気のリスクが変わります。このあと天気と台風のセクションで詳しく見ていきます。
| 安い時期を選ぶメリット | 安い時期を選ぶデメリット |
|---|---|
| 航空券・宿泊費・ツアー代が下がる レンタカーや人気の宿を選びやすい ビーチや展望台の駐車場に余裕が出やすい | 1〜2月は海に入るには肌寒い 5月中旬〜6月下旬は梅雨と重なる 9月〜10月は台風の影響を受けやすい |
本当に空いているのは何月?観光客数12か月の実数で見る
入域観光客数がいちばん少ないのは2月の75,874人
宮古島観光協会が公表している観光動態レポートを見ると、2024年度(2024年4月〜2025年3月)でもっとも入域観光客数が少なかった月は2025年2月の75,874人でした。これは同じ年度でもっとも多かった2024年8月の132,112人の半分をやや上回る程度です。
2月が少ない理由は、日数が28日と短いことに加えて、年末年始と春休みに挟まれて国内の旅行需要が落ちる時期だからです。冬の宮古島は気象台の平年値で2月の平均気温が18.3℃あり、本州から見れば暖かいものの、海水浴を目的にした旅行者は減ります。
実は、旅行会社の案内では安い時期として1月が挙がっていますが、観光客数の実数で見ると2月のほうが1月の99,813人より明確に少ないのです。海に入るより、ドライブや展望台めぐり、島の食事を楽しみたい人なら、2月は宿もレンタカーも選びやすい穴場の月になります。観光客数が少ない月は、ビーチ近くの駐車場が満車になりにくいのも運転する側にはありがたい点です。
ピークは8月から9月へ移りつつある
2024年度は8月の132,112人がピークでしたが、2025年は様子が変わり、9月が127,859人で4月〜12月のうち最多、8月は122,706人でした。2024年9月は106,868人だったので、9月の観光客は1年で大きく伸びています。
9月は旅行会社の案内で「安い時期」に含まれる月ですが、観光客数だけを見ると、もはや閑散期とは言いにくい水準です。夏休みを外して9月にずらす旅行者が増えると、宿やレンタカーの取りやすさは真夏と大差なくなっていきます。
9月に行く予定がある人は、「安い時期だから直前でも取れるだろう」と考えずに、ハイシーズンと同じ感覚で早めに宿とレンタカーを押さえておくのが安全です。とくに連休が絡む週は、観光客数のデータ以上に混み合う可能性があります。
12月の観光客の約3分の1は日帰りのクルーズ船客
12月は2025年に108,816人と、冬にしては多い数字が出ています。ただし同じレポートによると、このうち空路客は72,125人、海路客(主にクルーズ船)は36,691人で、海路客が全体の約34%を占めていました。
クルーズ船の乗客は船に泊まるため、島のホテルにはほとんど影響しません。実際、2025年12月の宿泊稼働率は43.0%で、前年12月の45.0%より下がっています。観光客数が増えているのに宿の稼働率が下がっているのは、日帰りのクルーズ客が増えたためだとレポートでも分析されています。
旅の段取りとして押さえたいのは、観光客数の数字が大きい月でも、宿泊費は必ずしも高くないということです。宿の取りやすさを判断するなら、観光客数よりも宿泊稼働率のほうが参考になります。一方で、クルーズ船が寄港する日は平良の市街地や人気スポットに人が集まるので、その日は市街地を避けて島の東側や伊良部島方面をドライブするなど、行き先を分けると快適に回れます。
| 月 | 2024年度の入域観光客数 | 2025年の入域観光客数 | 平均気温(平年値) |
|---|---|---|---|
| 1月 | 99,813人 | - | 18.0℃ |
| 2月 | 75,874人 | - | 18.3℃ |
| 3月 | 96,584人 | - | 20.0℃ |
| 4月 | 90,264人 | 96,363人 | 22.4℃ |
| 5月 | 82,934人 | 96,148人 | 24.8℃ |
| 6月 | 94,942人 | 106,101人 | 27.2℃ |
| 7月 | 121,736人 | 116,093人 | 28.7℃ |
| 8月 | 132,112人 | 122,706人 | 28.5℃ |
| 9月 | 106,868人 | 127,859人 | 27.4℃ |
| 10月 | 99,187人 | 115,901人 | 25.4℃ |
| 11月 | 91,446人 | 97,016人 | 22.7℃ |
| 12月 | 101,111人 | 108,816人 | 19.7℃ |
石垣島旅の教科書調べ(2026年10月時点)。入域観光客数は宮古島観光協会「宮古島観光動態レポート 2025年12月度」、平均気温は宮古島地方気象台の平年値。2024年度は2024年4月〜2025年3月、2025年の1〜3月は同レポートに記載なし。
観光客数が少ない月=安い月とは限らない
観光客数の表を見ると、少ない順に2月、5月、4月、11月と続きます。旅行会社の安い時期(1月・5月中旬〜7月上旬・9月〜11月)とおおむね重なりますが、ずれもあります。
たとえば4月は観光客数が少なめなのに、安い時期としては名前が挙がっていません。これは月末にゴールデンウィークが始まり、春休みの需要も残るためだと考えられます。逆に1月は観光客数が99,813人と冬にしては多めですが、お正月の三が日を過ぎると需要が落ちるので、旅行会社の料金は下がります。月単位の観光客数は、連休の数日間に集中した需要もならして含んでいるので、月の中のどの週に行くかで料金は大きく変わります。
実際に予約するときは、観光客数の表で「空いている月」の目星をつけ、そのうえで航空会社やツアーの料金カレンダーで週ごとの値段を比べる、という2段階で探すのが効率的です。月単位のデータは方向性を決めるのに使い、最終判断は日単位の料金で行いましょう。
安い時期の天気はどうなる?冬・梅雨・秋の気温と雨

1〜2月は平均18℃台、海より景色とドライブ向き
1月と2月の宮古島は、平均気温が1月18.0℃、2月18.3℃です。宮古島地方気象台によると、冬季(1、2月)がもっとも寒く、最低気温の平年値は約16℃。過去最低気温は1967年1月の6.9℃という記録もあります。
本州の真冬と比べれば暖かいものの、北風が吹く日は体感温度が下がり、半袖で過ごすのは難しい日もあります。海の色はきれいでも、泳ぐには肌寒い時期です。そのため、この時期の宮古島は「海に入る旅」より、伊良部大橋や来間大橋などの橋を渡るドライブ、展望台めぐり、島の食事を楽しむ旅に向いています。
冬に行く場合の段取りとしては、薄手のジャケットやパーカーを1枚持っていくこと、日没が早い時期なので夕方以降のドライブは早めに切り上げることがポイントです。台風の心配がない時期なので、飛行機の欠航リスクは夏や秋より低く、日程を組みやすいのも冬の利点です。

「宮古島に行くなら、いつが一番いいの?」と調べ始めると、夏がいいという声もあれば、冬が狙い目という声もあって迷いますよね。宮古島は年平均気温23.8℃の亜熱帯海…
5月中旬〜6月下旬は梅雨と重なる
安い時期の2つ目、GW明けの5月中旬〜7月上旬は、梅雨の時期とほぼ重なります。宮古島地方気象台の平年値では、梅雨入りが5月10日ごろ、梅雨明けが6月21日ごろです。梅雨期間(5、6月合計)の降水量は417.0mmで、年降水量2,076mmのおよそ20%がこの時期に集中します。
とはいえ、梅雨の時期でも一日中雨が降り続く日ばかりではありません。気温は5月24.8℃、6月27.2℃と十分に暖かく、晴れ間が出れば海遊びもできます。料金が下がっているぶん、雨の日に備えて日程を1日長めに取るという考え方もできます。
この時期にもっとも狙い目なのは、梅雨明けの平年値である6月21日ごろから7月上旬までです。梅雨が明けて天気が安定しやすくなる一方で、夏休み前なので料金はまだハイシーズンほど上がっていません。気象台によると梅雨明け後は9月まで真夏日と熱帯夜が続くので、海を楽しむにはぴったりの気候になります。ただし梅雨明けの時期は年によって前後するので、旅行直前に気象台の発表を確認しておきましょう。
9〜10月は暑さが残り、11月は過ごしやすい
3つ目の安い時期、9月〜11月は月によって性格が大きく変わります。9月の平均気温は27.4℃で、真夏とほとんど変わらない暑さが続きます。10月は25.4℃、11月は22.7℃と、月を追うごとに過ごしやすくなっていきます。
9月と10月前半は、海に入るには十分な気温です。夏休みが終わって家族連れが減るので、ビーチもハイシーズンよりは落ち着きます。一方で11月になると、海に入るには少しひんやりと感じる日が増えますが、日中の気温は20℃台で、ドライブや散策には快適な季節です。
9月〜10月で気をつけたいのは、台風の影響です。宮古島地方気象台は「夏から秋は台風シーズンで、9月ごろに強い台風が襲来する傾向があります」と説明しています。気温だけで見れば9月は魅力的ですが、料金の安さと台風リスクを天秤にかける必要があります。この点は次のセクションでくわしく見ていきます。
宮古島の年平均気温は23.8℃、年平均湿度は77%です。冬でも比較的暖かい一方、梅雨明け後の7〜8月は平均28℃台が続きます。安い時期の中でも「冬=景色とドライブ」「梅雨明け直後=海」「11月=街歩きとドライブ」と目的で月を選ぶと、天気で後悔しにくくなります。
台風シーズンと安さのトレードオフをどう考える?
8月と9月は月平均2.0個以上の台風が接近する
気象庁の解説によると、8月と9月は沖縄への台風接近が年間でもっとも多くなり、月平均2.0個以上の台風が接近する本格的な台風シーズンです。台風の接近は7月後半から本格化し、ピークは8月〜9月です。
台風が近づくと、飛行機の欠航や遅延が起きやすくなります。宮古島は鉄道がなく、本州や沖縄本島との行き来は飛行機が中心なので、欠航すると島から出られない、または島に入れない状況になります。9月が「安い時期」に入っているのは、こうした台風リスクを避けたい旅行者が予約を控えることも理由のひとつと考えられます。
9月に旅行する場合は、出発の1週間前くらいから台風情報をこまめにチェックし、台風が発生した段階で航空会社の運航情報を確認できるようにしておきましょう。台風の進路は数日で大きく変わるので、早い段階での判断が大切です。

「宮古島に夏休みで行きたいけれど、台風が来たらどうなるんだろう」「予約をいつ決めればいいのか分からない」。宮古島の旅行計画で、いちばん多い悩みがこの台風問題です…
12月〜3月は台風が接近していない
台風の心配がない時期を選ぶなら、12月〜3月です。冬の期間は過去50年さかのぼっても台風が接近した例がないとされています。4月と11月も接近はまれで、台風が近づく可能性があるのは主に5月〜10月です。
この視点で安い時期を見直すと、1月は「安い・台風なし」がそろった時期です。11月も台風の接近がまれな月で、9月〜11月の安い時期の中では天気のリスクがもっとも小さい月といえます。一方で9月と10月は、安いけれど台風の影響を受ける可能性がある月です。
実は、安さと天気の安定を両立させたいなら、旅行会社が推す5月や10月より、11月や1月のほうが日程が崩れにくいという見方もできます。海に入れなくてもいい、ドライブと景色を楽しめれば満足という人には、台風の心配がない冬や晩秋の宮古島は合理的な選択です。
失敗パターン:9月の格安ツアーで帰りの便が欠航した
よくある失敗が、「9月は安い」と聞いて格安ツアーを予約し、滞在中に台風が接近して帰りの便が欠航してしまうケースです。延泊が必要になると、宿泊費や追加のレンタカー代がかかり、せっかくの安さが帳消しになることもあります。仕事の都合で帰りの日をずらせない人にとっては、費用以上に大きな問題になります。
原因は、料金だけを見て台風シーズンであることを計算に入れなかったことです。9月は気温も海も夏そのものなので、旅行の計画段階では台風のことを忘れがちです。
対策は3つあります。1つ目は、9月に行くなら帰りの翌日に予定を入れないこと。1日の余裕があれば、欠航しても慌てずに済みます。2つ目は、キャンセルや日程変更の条件を予約前に確認しておくこと。3つ目は、台風接近時の延泊に対応してもらえるか、宿とレンタカー会社の規定を事前に確認しておくことです。安い時期の旅こそ、予備日を含めた計画が大切です。
台風・強風時は飛行機が欠航・遅延する可能性があります。台風の進路は直前まで変わるため、出発前と滞在中は航空会社の運航情報と気象情報をこまめに確認してください。最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。
航空券・ツアー・宿の費用は時期でどれくらい変わる?

2泊3日ツアーは53,100円〜130,300円程度と幅が大きい
阪急交通社の案内では、宮古島への2泊3日ツアーの旅行代金は53,100円〜130,300円程度の範囲で提供されています。3日間のツアーでは62,400円〜176,000円程度という幅で、出発日や宿泊施設によって2倍以上の差が出ることがわかります。
この幅の大部分を決めているのが、出発時期と宿のグレードです。旅費は出発地、宿泊施設、食事、レンタカー利用の有無で大きく変動します。同じ宿を選んでも、ハイシーズンと安い時期とでは料金が大きく違い、安い時期に平日発でツアーを組むと、下限に近い価格帯に収まりやすくなります。
ツアーを探すときは、出発日を固定せずに「1月・5月中旬〜6月・11月」など安い時期の中で複数の日程を比べてみるのがおすすめです。ツアー料金は日ごとに変わるので、1日ずらすだけで料金が下がることもあります。紹介した金額は各社の検索時点の表示なので、予約前に必ず各社のサイトで最新の料金を確認してください。

宿泊費は時期と宿で4,800円〜211,820円程度まで開く
宮古島の宿泊費は、時期と宿によって4,800円〜211,820円程度という大きな幅があります。下は素泊まりの民宿やビジネスホテル、上はリゾートホテルのスイートといった具合で、選ぶ宿で旅費全体が大きく変わります。
安い時期に行く大きなメリットは、ハイシーズンには手が届かないリゾートホテルが、手の届く価格まで下がることがある点です。とくに観光客数が少ない2月や5月は、宿泊稼働率も下がりやすく、人気のホテルでも空室が見つかりやすくなります。
宿を探すときのコツは、平良の市街地と、リゾートホテルが多いエリアの両方を比較することです。市街地の宿は飲食店やコンビニが近く、レンタカーなしでも食事に困りにくいのが利点です。リゾートエリアは海が近いぶん、食事やレンタカーの段取りが必要になります。安い時期なら、前半は市街地、後半はリゾートと宿を分けて泊まり比べる組み方もしやすくなります。
60日前・90日前の早期予約で安くなる
安い時期を選ぶことに加えて、もうひとつの節約手段が早期予約です。ツアーやホテルには、60日前、90日前などの早期予約プランが用意されていることが多く、出発日が近づくほど料金が上がる傾向があります。
安い時期でも、直前予約では早期割引が使えず、思ったほど安くならないことがあります。反対に、ハイシーズンでも早期予約を使えば料金を抑えられる場合があります。つまり「安い時期」と「早期予約」はセットで使うと効果が大きく、どちらか片方だけでは節約の幅が限られます。
具体的な段取りとしては、旅行したい安い時期が決まったら、その2〜3か月前には航空券とツアー・宿の料金をチェックし始めることです。たとえば11月に行くなら、8月〜9月の時点で予約サイトを確認しておくと、早期割引の対象になる日程を選びやすくなります。早期予約プランはキャンセル条件が厳しいこともあるので、予約前に条件を確認しておきましょう。
レンタカー代を安い時期に抑えるには?
7人乗りで24時間11,800円〜が目安
宮古島には鉄道がなく、島内の移動手段はバス、タクシー、レンタカーのいずれかです。観光スポットが島全体と橋でつながった島々に点在しているので、多くの旅行者はレンタカーを利用します。
skyticketの掲載例では、セレナ、ノア、デリカなど7人乗りのWAクラスで24時間11,800円〜、48時間23,600円〜、72時間35,300円〜、96時間47,100円〜という料金が表示されていました。いずれも検索時点の掲載例で、時期や会社、車種によって変わります。
レンタカー代も航空券や宿と同じく、需要が集中するハイシーズンに上がり、安い時期に下がる傾向があります。家族やグループで7人乗りを借りるなら、1人あたりの負担はさらに小さくなります。予約は各レンタカー会社の公式サイトや予約サイトから行い、補償内容や免責額も料金と合わせて確認しておきましょう。
日数ぶん料金が積み上がる、だから借りる時間を絞る
掲載例の料金を見ると、48時間、72時間、96時間と日数が増えるにつれて料金がほぼ比例して増えていきます。長く借りれば割安になるとは限らないので、必要な時間だけ借りるのが節約の基本です。
たとえば3泊4日の旅でも、初日は夕方着で市街地のホテルに直行、最終日は午前中に空港へ向かうだけ、という日程なら、中2日だけレンタカーを借りる組み方もできます。初日と最終日はタクシーやバスで移動すれば、レンタカーの日数を減らせます。宮古空港から市街地まではタクシーで約15分なので、荷物が多くてもタクシーで十分に移動できます。
ただし、借りる日数を減らすと返却時間に追われることもあります。とくに満タン返しが必要な場合、ガソリンスタンドの営業時間に注意が必要です。旅程を立てる段階で、どの日に車が必要かを書き出しておくと、ムダのない借り方が見えてきます。
失敗パターン:下地島空港着なのに送迎に対応していなかった
レンタカーで起きやすい失敗が、下地島空港に到着する便を予約したのに、借りたレンタカー会社が下地島空港の送迎に対応していなかったケースです。多くのレンタカー会社は「下地島空港送迎不可」としていて、宮古空港での貸出・返却が前提になっています。
原因は、航空券を「安いから」という理由で下地島空港着の便にしたあと、レンタカーを宮古空港前提で予約してしまうことです。下地島空港から宮古空港までは車で約25分の距離があるので、送迎がないと移動手段を自分で用意しなければなりません。
対策は、航空券を決める前に、到着空港とレンタカーの貸出場所をセットで確認することです。下地島空港着の便を選ぶなら、下地島空港の送迎や貸出に対応した会社を選ぶか、空港からバスやタクシーで移動する段取りを先に決めておきましょう。安い時期の格安便は下地島空港発着になることもあるので、航空券の安さだけで決めずに、島内の移動まで含めて比べるのが大切です。
観光客数と気温の表で、行きたい月の候補を2〜3つに絞る
連休を外した平日発で、航空券とツアーの料金を週ごとに比べる
到着空港(宮古・下地島)に合わせてレンタカーの貸出場所を決める
60日前・90日前の早期予約プランで航空券・宿・レンタカーを押さえる
旅の目的別に選ぶなら、どの安い時期が合う?
海で泳ぎたい人は梅雨明け直後か10月前半
海に入ることを第一に考えるなら、狙い目は梅雨明けの平年値である6月21日ごろから7月上旬と、10月前半です。どちらも気温が十分に高く(6月27.2℃、7月28.7℃、10月25.4℃)、料金はハイシーズンより落ち着いています。
梅雨明け直後は、天気が安定しやすいうえに夏休み前で混雑も控えめです。ただし梅雨明けは年によって前後するので、旅行が近づいたら気象台の発表を確認しましょう。10月前半は気温こそ十分ですが、台風が近づく可能性が残る月です。予備日を1日設けておくと安心です。
泳ぐ前には、ビーチごとの遊泳期間や監視員の有無、遊泳禁止区域を必ず確認してください。宮古島には遊泳を想定していない海岸もあり、海の状況は日によって変わります。海の安全に関する最新情報は、各ビーチの管理者や自治体の公式情報で確認するようにしましょう。
費用をとにかく抑えたい人は2月と1月
海に入れなくてもいいから、とにかく安く宮古島を楽しみたいという人には、2月と1月がおすすめです。観光客数は2月が75,874人と年間でもっとも少なく、1月もお正月明けは旅行会社の安い時期にあたります。
この時期は台風の心配がなく、飛行機の欠航リスクが低いので、予備日を設けなくても計画を立てやすいのが利点です。気温は1月18.0℃、2月18.3℃と、本州の冬に比べれば暖かく、橋を渡るドライブや展望台めぐり、市場や食事を楽しむ旅に向いています。
冬の宮古島を楽しむコツは、海を「入るもの」ではなく「眺めるもの」として旅程を組むことです。伊良部大橋や池間大橋を渡って島々を巡れば、冬でもエメラルドグリーンの海を車窓から楽しめます。ビーチや展望台の駐車場にも余裕が出やすく、人の少ない景色をゆっくり味わえます。
天気の安定と過ごしやすさを両立したい人は11月
海遊びも少しはしたいけれど、暑すぎるのも台風も避けたいという人には11月が合います。平均気温は22.7℃で、日中は半袖でも過ごせる日が多く、台風の接近はまれです。観光客数も2024年度91,446人、2025年97,016人と落ち着いています。
11月は9月〜11月の安い時期の中で、もっとも天気のリスクが小さい月です。海に入るには少しひんやり感じる日もありますが、シュノーケルよりも海辺の散策やドライブ、星空観察などを中心にすれば、快適に過ごせます。
家族旅行で学校を休みにくい場合は、11月の3連休が候補になりますが、連休は料金が上がりやすい点に注意してください。連休を使うなら早期予約で料金を抑える、平日を絡められるなら連休を外す、という使い分けがおすすめです。
石垣島とはしごしたい人は飛行機の便を先に確認
宮古島と石垣島を一度に回りたい人もいるでしょう。2つの島の間はフェリーが2008年に廃止されていて、現在の移動手段は飛行機だけです。所要時間は約30分ですが、便数は限られています。
はしご旅を安い時期に組む場合は、まず宮古〜石垣間の便の時刻を確認し、その便に合わせて本州からの往復便を組み立てるのが段取りのコツです。宮古〜石垣間の便は本数が少ないので、先に本州との往復を決めてしまうと、乗り継ぎがうまくいかないことがあります。
また、台風シーズンにはしご旅をする場合、島と島の間の便が欠航すると旅程全体が崩れます。9月〜10月にはしごをするなら、帰りの便の前日に戻る島に移動しておくなど、余裕を持った計画にしましょう。石垣島と宮古島のどちらを先に回るかは、本州からの往復便の取りやすさで決めると効率的です。
まとめ
宮古島の安い時期は、それぞれ天気の弱点がセットになっています。冬は海に入りにくく、5月中旬〜6月は梅雨、9月〜10月は台風と重なるので、「何をしたいか」から月を逆算するのが失敗しない選び方です。海で泳ぎたいなら梅雨明け直後、費用を抑えたいなら2月と1月、天気の安定を重視するなら11月が候補になります。
まずはこの記事の観光客数と気温の表を見ながら、行きたい月の候補を2つに絞り、航空会社やツアーの料金カレンダーで平日発の値段を比べてみてください。
料金・観光客数は2026年10月時点で確認した各社公表値・掲載例です。台風の情報は宮古島地方気象台、気象庁の解説をもとにしています。※最新情報は公式サイトでご確認ください。

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