「マンタ展望台」と検索すると、マンタの形をした大きな展望台の写真がたくさん出てきます。ところが、石垣島のどこにあるのかを調べ始めると、ページによって書き方がばらばらで、結局どの島のどこへ行けばいいのか迷ってしまう人が多いはずです。
先に答えを言うと、マンタ展望台は石垣島ではなく、石垣港から高速船で約25〜30分の小浜島(こはまじま)の西端、細崎(くばざき)地区にある「海人公園」の展望台です。小浜港からは車で約10分、入園は無料で、展望台からは細崎の集落とその先の西表島まで見渡せます。
この記事では、石垣島から小浜島へ渡る高速船の便と運賃、小浜港から細崎までの移動手段の選び方、展望台から見える景色、近くで一緒に回りたいスポット、帰りの船から逆算する時間割までを、旅行前に友達に話すつもりで順番にまとめました。
・マンタ展望台(小浜島・海人公園)の場所と、石垣島から渡る高速船の便数・運賃
・小浜港から細崎まで、車・自転車それぞれの所要時間の目安
・展望台から見える景色と、ヨナラ水道が「マンタ・ウェイ」と呼ばれる理由
・帰りの最終便から逆算する半日・1日の回り方と、よくある失敗
マンタ展望台はどこ?正体は小浜島・海人公園のシンボル

石垣島ではなく、船で渡る小浜島の西の端にあります
マンタ展望台があるのは、竹富町に属する小浜島の西端、細崎地区にある海人公園です。石垣島の観光情報と一緒に紹介されることが多いため「石垣島の展望台」と思われがちですが、実際は石垣港離島ターミナルから高速船で海を渡った先の島にあります。
小浜島は八重山列島のほぼ中央に位置し、「八重山のてんぶす(へそ)」と呼ばれる島です。竹富町の島紹介によると面積は7.86平方キロメートル、海岸線は16.6kmで、島の中央付近に標高99メートルの大岳(うふだき)がそびえています。港は島の東側、マンタ展望台は西側なので、港に着いたら島を東から西へ横断することになります。
レンタカーで石垣島を回っている人も、この展望台へは車ごと行くのではなく、離島ターミナルに車を置いて船に乗り、小浜島で別の足を確保する、という段取りになります。ここを最初に押さえておくと、旅程づくりで迷いません。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町小浜(細崎) |
| アクセス | 小浜港から車で約10分 |
| 駐車場 | 無料 |
| 公式サイト | 公式サイト |
展望台そのものがマンタの形をしている
「マンタ展望台」という名前は、展望台の建物がマンタ(オニイトマキエイ)の形をしていることから来ています。竹富町観光協会の紹介ページでは「大きなマンタが目印」とされ、公園の入口付近から見ても、芝生の向こうにエイが羽を広げたような展望台が目に入ります。
なぜマンタなのかというと、公園のある細崎と西表島の間を流れる「ヨナラ水道」が、マンタが回遊する海として知られているからです。星野リゾートの小浜島観光ガイドでも、ヨナラ水道は「マンタ・ウェイ」として知られるダイビングの人気ポイントと紹介されています。つまり、マンタの通り道を見下ろす場所に、マンタの形の展望台が建っているわけです。
展望台の上に立つと、足元に細崎の集落と海、その先に西表島が広がります。写真を撮るなら、展望台そのものを入れたい場合は芝生広場の側から、海と西表島を撮りたい場合は展望台に上がってから、と立ち位置を分けると両方の写真が残せます。
入園は無料、芝生と遊具がある静かな公園です
海人公園は入園自由・入園料なしで、竹富町観光協会のページには「広々とした芝生。海を眺めながら、のんびりできます」「遊具も充実しているので、ファミリーにおすすめです」と書かれています。駐車場は無料で、車で来ても料金を気にせず停められます。
この公園は、観光施設というより地域の公園に近い雰囲気です。売店やチケット窓口があるわけではなく、ベンチに座って海を眺めたり、子どもを遊具で遊ばせたりと、過ごし方は自由です。そのぶん、飲み物は港や集落で買ってから向かうのが安心です。
一点だけ知っておきたいのが、海人公園は過去に立入禁止になっていた時期があることです。地元メディアのやいまタイムによると、立入禁止は2020年12月17日に解除されています。今は普通に入れますが、施設の補修などで一時的に立ち入りが制限されることはありえるので、島に着いたら港の案内などで最新の様子を確認しておくと確実です。
出典:竹富町観光協会「海人公園」/星野リゾート 小浜島観光ガイド
検索では「マンタ公園」「海人公園」「マンタ展望台」と呼び方が分かれますが、どれも小浜島・細崎の同じ公園を指しています。現地の地図アプリでは「海人公園」で探すと見つけやすいです。
石垣島から小浜島へは高速船2社・1日10便で渡れる
片道1,720円・約25〜30分、2社とも同じ運賃です
石垣島から小浜島へは、石垣港離島ターミナルから八重山観光フェリーと安栄観光の2社が高速船を出しています。所要時間は約25〜30分で、運賃は2社とも大人片道1,720円、大人往復3,340円です(2026年10月時点)。
運賃が同じなのは、燃料油価格変動調整金を含めた料金体系が2社でそろっているためです。八重山観光フェリーの運賃表には「燃料油価格変動調整金(第4段階)を含みます」と書かれていて、燃料価格が動くと運賃も段階的に変わります。過去の記事やブログで見かける安い運賃は、調整金の段階が違う時期の数字であることが多いので注意してください。
2026年10月時点の運賃(八重山観光フェリー・安栄観光とも同額)
| 区分 | 片道 | 往復 |
|---|---|---|
| 大人(中学生以上) | 1,720円 | 3,340円 |
| 小人(小学生) | 870円 | 1,680円 |
幼児は大人1名につき1名まで膝上で無料です。往復で買うと片道を2回買うより安くなるので、同じ会社の便で帰る予定なら往復券が向いています。
10月からの冬ダイヤは石垣発が2社合わせて10便
2026年10月時点のダイヤでは、八重山観光フェリーが1日6便、安栄観光が1日4便、合わせて石垣発10便が出ています。八重山観光フェリーの時刻表は2026年10月〜2027年2月、安栄観光は2026年10月1日〜2027年3月31日の期間のものです。
石垣港〜小浜港の時刻表(2026年10月時点)
| 会社 | 石垣発 | 小浜発 |
|---|---|---|
| 八重山観光フェリー(6便) | 07:30/09:00/10:15/14:00/16:00/17:00 | 08:10/09:40/10:55/14:40/16:40/17:40 |
| 安栄観光(4便) | 09:40/11:00/14:50/16:20 | 10:20/11:40/15:30/17:00 |
表を見るとわかるとおり、昼の11時台から14時前までは石垣発の便がありません。午前中に渡るなら07:30から11:00までの5便、午後なら14:00以降の便から選ぶことになります。季節でダイヤが変わるので、出発前に八重山観光フェリーの運航状況・時刻表と安栄観光の小浜航路ページを見ておきましょう。
帰りの最終は小浜発17:40、会社ごとに違う
帰りの便で一番大事なのが最終便です。2026年10月時点では、八重山観光フェリーの小浜発最終が17:40、安栄観光の小浜発最終が17:00で、会社によって最終の時刻が違います。
往復券は買った会社の便にしか乗れないため、「安栄観光の往復券を持っているのに、最終の17:40に乗ろうとした」というずれが起きると帰りの船を逃しかねません。往復券を買うときは、帰りに乗りたい便がその会社にあるかを先に確認するのが鉄則です。帰りの時刻をまだ決めていない場合は、片道ずつ買う方が身軽に動けます。
八重山観光フェリーは全席自由席なので、座席の予約は不要です。ただ、連休や夏休みは乗船券の購入窓口が混みやすいので、時間に余裕を持ってターミナルに着いておくと落ち着いて乗れます。

石垣島の南西に浮かぶ小浜島。サトウキビ畑を貫く一本道や、島の真ん中にぽつんと立つ展望台の写真を見て旅程に入れたものの、「そもそもどうやって行くのか」で手が止まっ…
八重山の高速船は、海況によって航路ごとに欠航が出ます。小浜航路が通常運航でも、ほかの航路が欠航している日もあります。台風・強風・高波の予報が出ているときは、最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。
小浜港から細崎まで、車・自転車・バイクのどれで行く?

港から車で約10分、島にはバスもタクシーもない
小浜港から海人公園までは、車で約10分です。距離はそれほどありませんが、小浜島には路線バスもタクシーも走っていないので、島内を動くにはレンタカー、レンタバイク、レンタサイクルのどれかを港の近くで借りることになります。
レンタル店は港の周辺や集落にあり、台数がそれほど多くありません。夏休みや連休には、船を降りてから借りようとしても空きがないことがあります。行く日が決まったら、乗る船と一緒にレンタルも予約しておくのが安全です。
島内のリゾートホテルに泊まる人は、宿で自転車を借りられる場合があります。日帰りの人は港の近くで借りる前提で考えておきましょう。
自転車だと集落から細崎まで15〜20分が目安
竹富町観光協会が公開している小浜島のモデルコースには、レンタサイクルでの区間ごとの所要時間が載っています。石垣島旅の教科書では、この公開データをもとに、マンタ展望台に行くときに関係する区間を一覧にしました。
石垣島旅の教科書調べ:小浜島のレンタサイクル所要時間の目安(竹富町観光協会のモデルコースより、2026年10月時点)
| 区間 | レンタサイクルの目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| 小浜港 → 集落の宿 | 10分 | 車・バイクなら5分 |
| 集落 → 大岳 | 15〜20分 | 島の中央へ上り坂 |
| 大岳 → 西大岳 | 5分 | 展望台のはしご向き |
| 西大岳 → 石長田海岸 | 15〜20分 | マングローブの海岸 |
| 石長田海岸 → 細崎 | 25〜30分 | 西の端へ向かう長い区間 |
| 細崎 → 集落 | 15〜20分 | 帰りの直行ルート |
集落から細崎へ直接向かえば片道15〜20分ですが、大岳や石長田海岸を経由する西回りのルートだと、走るだけで1時間を超えます。どの順で回るかによって、必要な時間がまったく変わる点を覚えておいてください。
坂の多い島なので電動アシストを選ぶと楽になる
小浜島は島の中央に大岳があり、集落と細崎の間にもアップダウンがあります。普通の自転車でも走れますが、暑い時期に何度も坂を上ると、マンタ展望台に着く前に体力を使い切ってしまいます。
電動アシスト自転車は普通の自転車より料金が上がりますが、細崎まで往復する予定なら選ぶ価値があります。レンタル店ごとの料金や受付時間は店によって違うので、借りる前に比較しておくと安心です。

石垣島から高速船で30分弱。小浜島に日帰りで渡るとき、いちばん最初に決めなければいけないのが「島でどう動くか」です。レンタカーを借りるほどの広さではない、でも歩…
失敗パターン:自転車で島を一周しようとして細崎で時間切れ
よくある失敗が、「小さな島だから自転車で全部回れる」と考えて、大岳・西大岳・石長田海岸を経由して細崎へ向かい、海人公園に着いたころには帰りの船の時間が迫っている、というパターンです。
原因は、モデルコースの区間ごとの所要時間を足し合わせずに出発してしまうことと、展望台の階段や写真撮影の時間を計算に入れていないことです。上の表のとおり、石長田海岸から細崎だけで25〜30分かかります。
対策はシンプルで、滞在時間が4時間を切る日帰りなら「細崎の海人公園を往復する」か「大岳と集落周辺を回る」かのどちらかに絞ることです。どうしても両方行きたい場合は、自転車ではなくレンタカーかレンタバイクを選びましょう。小浜港から集落まで、自転車の10分に対して車・バイクは5分というモデルコースの目安からも、坂の多い区間ほど差が開きます。
展望台から何が見える?ヨナラ水道と西表島の眺め
正面に西表島、足元には細崎の集落と海
マンタ展望台に上がると、まず目に入るのが西に広がる西表島です。竹富町観光協会の紹介でも「西表島がよく見えます」と書かれているとおり、小浜島と西表島の間は最も狭いところで約2kmしか離れていないため、対岸の山並みが手に届きそうな距離に見えます。
手前には細崎の集落と漁港、その周りに透明度の高い海が広がります。小浜島の東側にある港や集落からは見られない、島の西側ならではの景色です。
大岳のように約300段の階段を登る必要はなく、車を降りて芝生を歩けば展望台にたどり着けます。家族で立ち寄って、展望台と芝生の両方で景色を眺める、という使い方ができます。
ヨナラ水道は「マンタ・ウェイ」と呼ばれる海の通り道
展望台の目の前に広がる海峡が、小浜島と西表島の間を流れるヨナラ水道です。星野リゾートの観光ガイドによると、ヨナラ水道はマンタが回遊することで知られ、「マンタ・ウェイ」と呼ばれるスクーバダイビングの人気ポイントになっています。
展望台がマンタの形をしているのも、このヨナラ水道とのつながりを表しているわけです。細崎は西表島との距離がいちばん近づく島の西端なので、海峡を正面から見下ろせます。
展望台から海を眺めるときは、「この下をマンタが通っている」と思って見ると、ただの海の景色がまた違って見えてきます。ダイビングをしない人にとっても、マンタの海を陸から眺められる貴重な場所です。
実は「マンタが見える展望台」ではないことを知っておこう
意外と知られていないけれど、マンタ展望台は「マンタが見える展望台」ではなく「マンタの形をした展望台」です。名前から、展望台の上から海を泳ぐマンタが見られると期待して行く人がいますが、海面からマンタを見つけられる保証はありません。
マンタは海の中を回遊する野生動物で、ダイビングツアーでも遭遇は確実ではありません。展望台は、あくまでマンタの通り道の海と西表島を眺める場所だと考えておくと、期待と現地の景色のずれが起きません。
本物のマンタに会いたいなら、展望台とは別に、ダイビングやスノーケリングのツアーを検討することになります。その話は後半のQ&Aでまとめました。
マンタ展望台は、マンタの通り道として知られるヨナラ水道と西表島を見渡す場所です。展望台からマンタそのものが見られるとは限らないので、景色を楽しむ場所として予定に入れましょう。
海人公園と一緒に回りたい小浜島の展望スポット
小浜島の展望スポット比較(各公式・観光協会の公開情報より、2026年10月時点)
| 比較項目 | マンタ展望台(海人公園) | 大岳展望台 | 西大岳展望台 |
|---|---|---|---|
| 場所 | 島の西端・細崎 | 島の中央 | 大岳の西隣 |
| 小浜港から | 車で約10分 | 車で約5分 | 大岳から自転車5分 |
| 登り | 芝生から展望台へ | 約300段・約10分 | 傾斜ゆるく5分以内 |
| 見える景色 | 細崎・ヨナラ水道・西表島 | 8つの島を360度 | 細崎・嘉弥真島・大岳 |
島の真ん中の大岳は標高99m、約300段を登って8島を見渡す
マンタ展望台と並んで、小浜島で外せない展望スポットが大岳(うふだき)です。竹富町の紹介では海抜99メートルとされる島で一番高い山で、山頂の展望台からは与那国島を除く八重山の8つの島々が360度のパノラマで見渡せます。
山頂までは約300段の階段があり、登りの所要時間は約10分です。竹富町観光協会も、階段は急で長く続くため体力に注意と案内しています。登り口の手前にある芝生広場「ちゅらさん広場」に駐車場とトイレがそろっているので、ここで休憩を取ってから登ると安心です。
小浜港からは車で約5分と、港から近い場所にあります。マンタ展望台が島の西側の海を近くで見る場所なら、大岳は島全体と周りの島々を高い所から見る場所で、性格がまったく違います。時間があれば両方を回ると、小浜島の地形がよくわかります。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町小浜704-1 |
| 営業時間 | 散策自由 |
| アクセス | 小浜港から徒歩約30分で麓へ |
| 公式サイト | 公式サイト |

大岳から5分の西大岳展望台は、細崎方面を望む穴場
大岳から自転車で5分ほどの場所にあるのが、西大岳展望台です。大岳より標高はやや低いものの、傾斜がゆるく、5分以内で登れる手軽さが特徴で、東屋(あずまや)もあります。
ここからは、これから向かう細崎や嘉弥真島、振り返れば大岳が見えます。マンタ展望台へ向かう途中に寄ると、細崎の位置関係がひと目でわかり、その後の道のりがイメージしやすくなります。
また、ドラマ「ちゅらさん」のファンにとっては、閉鎖されたちゅらさん展望台から移設された「ちゅらさんの碑」がここにある点もポイントです。古いガイドにはちゅらさん展望台が載っていることがありますが、私有地にあったため現在は立ち入りができません。碑を見たいなら西大岳展望台へ向かいましょう。
細崎へ向かう途中の石長田海岸はマングローブの海岸
西大岳から細崎へ向かう途中にあるのが、マングローブ群落が水辺に広がる石長田海岸です。マングローブ保全の団体の紹介によると、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、マヤプシキ、ヒルギダマシの5種が見られ、マヤプシキの群落は世界の分布の北限とされています。
海岸を見渡す目印になるのは、小浜民俗資料館の西側前にあるカトレ展望台です。展望台を巡る旅なら、大岳、西大岳、カトレ展望台、そしてマンタ展望台と、島の東から西へ展望台をつないでいく回り方もできます。
ただし、自転車で回る場合は小浜港から石長田海岸まで約40分かかる距離です。前のセクションの表のとおり、ここから細崎までさらに25〜30分かかるので、帰りの船の時刻と相談して寄るかどうかを決めてください。
ちゅらさんのロケ地・シュガーロードは港から車で約5分
小浜島の名前を全国に広めたのが、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」です。その通学路として使われた一本道がシュガーロードで、サトウキビ畑を貫いて約1.3km続いています。
シュガーロードは小浜港から徒歩約20分、車で約5分の場所で、港に戻る直前にも立ち寄りやすい位置です。まっすぐ細い下り坂が途中から上り坂に変わり、両側にサトウキビ畑が広がる景色は、マンタ展望台の海の景色とはまた違った小浜島らしさがあります。
道の両側は農地です。写真を撮るときは畑に入らず、農作業の車の通行を妨げないように道の端に寄りましょう。なお、竹富町ではドローンを使う撮影は撮影日の2週間前までに竹富町商工観光課への届出が必要とされています(竹富町の撮影に関する案内)。マンタ展望台で空撮したい場合も同じなので、事前に手続きを確認してください。
展望台めぐりの順番は「港に近い大岳 → 西大岳 → 細崎のマンタ展望台 → 集落へ直行」が基本です。西へ行くほど港から離れるので、帰りの便が迫ってきたら途中のスポットを飛ばして細崎から集落へ戻りましょう。
半日か1日か?帰りの船から逆算する時間割
半日なら午前の便で渡り、細崎往復に絞る
石垣島の観光と組み合わせて半日だけ小浜島に渡るなら、マンタ展望台だけを目的にして細崎を往復するのが現実的です。午前中なら、石垣発07:30、09:00、09:40、10:15、11:00の便から選べます。
午後に渡る場合は、石垣発14:00以降の便に乗ることになり、帰りの最終は八重山観光フェリーの小浜発17:40です。午後だけの滞在は時間が限られるので、レンタカーかレンタバイクで細崎を往復し、余裕があれば帰り道に大岳かシュガーロードに寄る程度にしておくのが安全です。
半日コースは、マンタ展望台で写真を撮って西表島を眺め、芝生でひと休みする、という過ごし方が中心になります。島の一周は欲張らず、次の機会の楽しみに取っておくくらいがちょうどいいです。
石垣港離島ターミナルで乗船券を買い、小浜行きの高速船に乗る(約25〜30分)
小浜港近くで予約しておいたレンタカー・レンタサイクルを受け取る
島の西端・細崎の海人公園へ(車で約10分、自転車は集落から15〜20分が目安)
1日あるなら東から西へ、展望台をつないで回る
朝の便で渡って夕方の便で戻る1日コースなら、島の東側の大岳から順に、西大岳、石長田海岸、細崎の海人公園と、展望スポットを東から西へつないで回れます。帰りは細崎から集落へ戻り、シュガーロードを通って港へ向かえば、島の主要な景色をひととおり見られます。
お昼は集落で取るか、出発前に石垣島で買っておくかを決めておきましょう。海人公園には売店がないので、芝生でお昼を食べるつもりなら、港や集落で食べ物と飲み物を用意してから向かうと困りません。
1日コースでも、最後は帰りの便に合わせて港に戻ることが最優先です。レンタル品の返却手続きの時間も見込み、余裕を持って港の近くまで戻っておくと、最終便を見送る心配がなくなります。
失敗パターン:最終便は17時台と思い込んで乗り遅れる
もう1つの典型的な失敗が、帰りの最終便を勘違いすることです。「最終は17:40」とだけ覚えていて、実際に持っていたのは安栄観光の往復券で、安栄観光の小浜発最終は17:00だった、というずれが起きやすいのです。
原因は、2社の時刻表を混ぜて覚えてしまうことと、ダイヤが季節で変わるのに以前調べた時刻のまま動いてしまうことです。前の時期のダイヤでは最終の時刻が違っていたので、古い記事のメモをそのまま信じるのは危険です。
対策は、乗船券を買った時点で、その会社の小浜発の最終便を確認してスマートフォンにメモしておくことです。さらに、最終便のひとつ前の便を「本当の最終」と決めて動けば、レンタル品の返却が遅れたときや、細崎で長居したときにも慌てずに済みます。
泊まるなら夕方の西の空を細崎で眺められる
小浜島に泊まる場合は、帰りの船を気にせずに夕方の時間を島で過ごせます。マンタ展望台がある細崎は島の西端にあたるため、西表島の方向へ傾いていく夕方の空を眺めるのに向いた場所です。
日帰りでは、最終便の時刻の関係で夕方まで島に残るのは難しいので、夕方の細崎を見たい人は小浜島での宿泊を検討する価値があります。暗くなってから自転車で集落や宿へ戻る場合は、ライトの有無を借りるときに確認しておきましょう。
宿泊の場合でも、翌朝の便で石垣島へ戻ってから空港へ向かうなら、空港へのアクセスと飛行機の時刻から逆算して船を選んでください。
マンタ展望台を楽しむための注意点とよくある疑問
海人公園の周りの海で泳ぐ前に考えたいこと
海人公園の目の前の海はきれいで、「このまま泳げるのでは」と思う人もいます。ただ、ヨナラ水道は潮の流れがある海峡で、ダイビングポイントとして知られる場所です。監視員が常駐する海水浴場として案内されている場所ではありません。
海に入るかどうかは、現地の案内や天候を確認したうえで、慎重に判断してください。遊泳の可否や海況は日によって変わります。
泳ぐことを目的にするなら、細崎の海で無理をするより、海遊びのツアーやガイドを利用する方が安全です。展望台は、あくまで海を眺める場所として楽しむのがおすすめです。
ヨナラ水道は潮の流れがある海峡です。海人公園の目の前の海に入る前に、現地の案内と天候を必ず確認してください。最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。
飲み物・トイレ・日差し対策は港と大岳で準備
海人公園は売店やチケット窓口がある観光施設ではないので、飲み物は港や集落で買っておきましょう。小浜港の旅客待合所「ちゅらさんばし・旅のかろい」には、特産品などを扱う売店「くば屋ぁ」も入っています。
トイレについては、海人公園の設備を公式情報で確認できなかったため、港の待合所や、大岳の登り口にあるちゅらさん広場で済ませてから細崎へ向かうと安心です。
展望台や芝生広場には日差しをさえぎるものが少なく、夏はもちろん、春や秋でも日焼けします。帽子、日焼け止め、水分は必須と考え、自転車で回る場合は特に多めに持っておきましょう。
シーン別:誰と行くかで回り方を変える
子ども連れなら、海人公園は芝生と遊具があるので、展望台に上がった後に芝生で遊ばせる時間を取れます。移動は自転車だと子どもの体力が持たないことがあるので、レンタカーで港と細崎を往復するのが楽です。
カップルや友人同士なら、自転車やバイクで大岳から細崎まで展望台をはしごするのが楽しい回り方です。写真好きの人は、マンタの形の展望台を芝生側から撮り、上に上がって西表島を撮る、という2段構えにすると満足度が上がります。
シニアや体力に不安がある人は、約300段の階段がある大岳は無理をせず、車で細崎まで行って海人公園の展望台とベンチで景色を楽しむのがいいでしょう。一人旅なら、レンタルの予約と帰りの便を先に固め、時間に追われない半日コースを組むと安心です。
まとめ
マンタ展望台は、マンタの通り道として知られるヨナラ水道と西表島を、マンタの形をした展望台から見渡せる小浜島ならではの場所です。石垣島から日帰りでも十分に行けますが、島内の移動手段と帰りの船だけは事前に決めておくことが、現地で慌てないための一番のコツです。
最初の一歩として、まずは行きたい日の小浜行きの便を2社の時刻表で確認し、帰りの便を決めてから島内のレンタルを予約してみてください。それだけで、当日の段取りはほとんど決まります。
※運賃・時刻表は2026年10月時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

コメント