竹富島で星を見たいと思って調べ始めると、「星空保護区」「南十字星」「西桟橋」といった言葉は出てくるのに、肝心の「何時の船で渡って、夜はどう動いて、どこで見るのか」という段取りがなかなか見えてきません。石垣島から船でわずかの距離にある島なのに、夜の過ごし方だけは情報が散らばっているんですね。
先に結論をお伝えすると、竹富島の星空は島に泊まる人だけが見られる景色です。石垣島へ戻る船は八重山観光フェリーの竹富発17:50が最終便で、星が見えはじめる時間帯には島を出ていることになります。つまり「宿を竹富島に取る」「夜は徒歩で西桟橋かコンドイビーチへ向かう」「石垣島側の車は離島ターミナルの駐車場に置いておく」の3点をそろえるのが、星を見るための最短ルートです。
この記事では、竹富町の星空保護区としての空の条件、南十字星の見える時期、西桟橋・コンドイビーチの特徴、船の時刻と運賃、石垣島側の駐車場料金、夜の島内移動まで、公式ソースで確認した数字だけで順番に整理します。
・竹富島の星空が「泊まり前提」になる理由と、最終便17:50の意味
・88星座のうち84星座が見える空と、南十字星の見やすい時期
・西桟橋とコンドイビーチ、夜に歩いて向かうときの注意点
・離島ターミナル駐車場の料金(2027年4月の改定を含む)と車の置き方
竹富島の星空はなぜ「泊まった人だけ」のものなのか

石垣島へ戻る最終便は17:50、星が出る前に島を離れる
日帰りで竹富島の星を見ることは、船の時刻を見る限りできません。八重山観光フェリーの竹富航路は、2026年9月時点で公開されている時刻表(2026年10月1日~2027年2月28日のダイヤも同じ時刻)で竹富発の最終便が17:50です。
理由はシンプルで、竹富島と石垣島を結ぶ定期船は日中の観光客と島の生活を運ぶための航路だからです。夜に観光客を運ぶ便は設定されていません。空が暗くなって星が見えはじめるころには、日帰りの人はすでに石垣島に戻っています。
八重山観光フェリーの竹富航路は1日10往復、所要時間は約10~15分です。石垣発は07:30が始発で、石垣発の最終便は17:30です。この17:30の便で竹富島へ渡れば、夕方から翌朝まで島で過ごせる計算になります。
実用的なコツとしては、宿のチェックイン時刻から逆算して船を選ぶことです。午後に渡って集落を散策し、夕方は西側の海で日の入りを見て、宿で食事をしてから夜の散歩に出る、という流れにすると、星を見るまでに無理がありません。安栄観光も同じ区間を運航しているので、時刻は両社の公式ページで並べて確認しておきましょう。
竹富町は日本初の星空保護区に認定されている
竹富島の空が暗いのは偶然ではなく、町ぐるみで守られている結果です。竹富町の公式観光サイトには「竹富町は日本初の星空保護区®に認定されています」と書かれており、認定はダークスカイ・インターナショナルによるものと記されています。
星空保護区は、夜空の暗さを守るための照明の取り組みが評価されて認定される制度です。竹富町では、照明を設置するときに光が上空へ漏れないようにする、必要のない灯りは消す、といった取り組みが続けられています。星が見えやすい空は、こうした地道な照明管理の上に成り立っています。
対象は竹富島だけでなく、竹富町の島々に広がっています。西表島や波照間島、黒島なども同じ町に属しているので、「八重山の離島で星を見る」という計画自体が、星空保護区の中を旅することになります。認定の詳細は竹富町観光協会の星空ページで確認できます。
旅行者として意識したいのは、この暗さを自分の灯りで壊さないことです。懐中電灯は足元だけを照らし、スマートフォンの画面の明るさは最小にしておく。夜の集落で宿の外灯が少ないのは不便のためではなく、空を守るための配慮だと理解しておくと、夜道の歩き方が自然と変わります。
88星座のうち84星座、一等星21個すべてが見える空
竹富町の公式観光サイトによると、この地域では88星座のうち84星座が見られ、21個ある一等星はすべて見ることができます。本州の多くの地域では、南の低い空にある星座や一等星の一部は地平線の下に隠れてしまいますが、八重山ではそれが見える位置にあります。
その背景にあるのが緯度です。竹富島は北緯24度付近にあり、日本の中でもかなり南に位置しています。南へ行くほど南天の星が地平線より上に昇るため、本州からは見えない星座まで視野に入ってきます。
竹富島の外周は約9.2kmと小さく、島の中心の集落から海岸までの距離も短いのが特徴です。集落を少し離れて海辺に出れば、水平線近くまで視界が開けます。南の空の低い位置に出る星を見るには、この「水平線まで見通せる場所」がそのまま条件になります。
現地でのコツは、空を見上げてすぐに「星が少ない」と判断しないことです。暗い場所に出てから目が暗さに慣れるまで、10分程度はかかると言われています。到着したらライトを消し、しばらく座って待つ。それだけで見える星の数が目に見えて増えていきます。
竹富島で星を見る計画は「宿の確保」が最初の一歩です。船の時刻(竹富発の最終便17:50)を考えると、島に泊まらない限り夜の空には出会えません。宿が決まれば、船・駐車場・夜の動き方は後から組み立てられます。
南十字星はいつ見える?竹富島の空で狙う季節と時間
南十字星は12月下旬~6月ごろ、狙い目は5月
竹富島で南十字星が見られるのは12月下旬~6月ごろです。中でも南中時間が20時~23時となる4月初旬~6月初旬が観測しやすく、おすすめは5月とされています。
南十字星は南の空のかなり低い位置を通る星座です。星は一晩のうちに東から西へ動いていくので、一番高く昇る「南中」の時刻が夜の早い時間帯にある季節ほど、宿から出て見に行きやすくなります。12月下旬の南中は明け方近くになるため、観光客が狙うには春から初夏が現実的です。
4月初旬~6月初旬であれば、夕食を終えて20時~23時の間に海辺へ出れば、ちょうど南十字星が南の空の一番高いところに来ている計算になります。沖縄の言葉では「パイハーブシ」と呼ばれ、南の星として親しまれてきました。
実用面での注意は、南十字星はそもそも高く昇らない星座だということです。南の水平線近くに雲がかかっていると見えません。南側の視界が開けた海岸を選び、南の空の雲の様子を見てから出かけると、空振りを減らせます。梅雨の時期と重なる5月~6月は、晴れた夜を逃さないよう連泊にしておくのも1つの手です。
月明かりの夜は暗い星が見えにくくなる
星空の見え方は、季節よりも「その夜の月」で大きく変わります。満月前後の夜は、月の光が空全体を明るくしてしまい、天の川や暗い星が見えにくくなります。
星空保護区の暗さがどれだけ守られていても、月の光だけは人の手で消せません。逆に、新月前後や月が沈んだあとの時間帯は、竹富島の空の暗さがそのまま生きてきます。旅の日程を決める段階で月の満ち欠けを調べておくと、同じ1泊でも見える星の数が変わってきます。
日程を月に合わせるのが難しい場合は、月の出と月の入りの時刻を見て、月が空にない時間帯を狙いましょう。月の出が夜遅い日であれば、日没後から月が昇るまでの間が暗い時間帯になります。
もう1つの実用的なコツは、宿の人や島のビジターセンターで、その日の空の様子を聞いてみることです。竹富島ゆがふ館では島の文化や自然環境についての展示を見られます。夜の過ごし方のヒントをもらえることもあるので、到着日の午後に立ち寄っておくと段取りがスムーズです。
| 住所 | 〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町字竹富 |
| 電話番号 | 0980-85-2488 |
| 営業時間 | 8:00~17:00 |
| 定休日 | 台風時休館 |
| アクセス | 竹富港から徒歩約3分 |
| 駐車場 | 駐車場なし(竹富島内に車がないため) |
| 公式サイト | 公式サイト |
波照間島との違いは「近さ」と「南十字星の見え方」
八重山で星を見る島として、竹富島とよく比べられるのが波照間島です。結論から言うと、移動の手軽さを重視するなら竹富島、南十字星の全体像にこだわるなら波照間島という住み分けになります。
波照間島は日本最南端の有人島で、竹富町の公式サイトでも完全な南十字星を見ることができる日本唯一の場所として紹介されています。北緯は約24度2分で、竹富島よりさらに南にあります。一方、石垣港から高速船で約50分かかり、竹富島の約10~15分と比べると移動の負担が大きくなります。
また、波照間島の星空観測タワーは老朽化を理由に休館中で、再開予定日は未定とされています。タワーでの観望会を目当てに計画を立てると当てが外れるので注意が必要です。
竹富島は石垣島から近いぶん、旅程の中に1泊だけ組み込みやすいのが強みです。「石垣島の旅に星空の夜を1回足したい」という人には、竹富島がちょうどよい選択肢になります。波照間島まで足を伸ばす場合は、船の欠航が多い季節もあるので予備日を取っておきましょう。
竹富島で星を見る場所は西桟橋とコンドイビーチの2択

西桟橋は石垣の街明かりが入りにくい西海岸にある
竹富島で星を見る場所として最初に名前が挙がるのが西桟橋です。島の西海岸にあり、水平線が大きく開けています。東海岸と違って石垣市街の灯りに邪魔されにくいため、星空観測に向いた場所とされています。
西桟橋は全長約105m、幅約4mの桟橋で、2005年に国の有形文化財に登録されています。夕方は日の入りを見る人でにぎわい、日が沈むと人が引いて、星を見るのにちょうどよい暗さになります。
アクセスは竹富港から自転車で約15分、集落の郵便局から徒歩約10分です。夜はレンタサイクルが営業を終えているので、宿から歩いて向かうことになります。集落の中心に泊まっていれば、夕食後に歩いて出かけられる距離です。
現地でのコツは、桟橋の先端まで進まず、足元の見える位置で腰を下ろすことです。桟橋の縁は暗いと見分けにくく、端に寄りすぎると海に落ちる危険があるので、ライトで足元を確認し、座ってからライトを消して空を見上げるようにしましょう。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町竹富 |
| アクセス | 竹富港から自転車で約15分、集落の郵便局から徒歩約10分 |
| 駐車場 | 駐車場なし(竹富島内に車がないため) |
| 公式サイト | 公式サイト |
西桟橋までの道順や、夕日を待つときの段取りは次の記事で詳しくまとめています。

竹富島の写真でよく見かける、青い海へまっすぐ伸びる白い桟橋。あれが西桟橋です。ただ、いざ行こうとすると「港から歩けるの?」「自転車は借りたほうがいい?」「夕日を…
コンドイビーチは砂浜に寝転んで空を広く見られる
もう1つの候補がコンドイビーチです。島の西側にある白い砂浜の遠浅のビーチで、日中は海水浴、夕方は夕日の名所として知られています。西表島、小浜島、黒島が見渡せる位置にあり、夜は視界の広い星空観測の場所になります。
西桟橋が「桟橋の上から水平線を眺める」場所だとすると、コンドイビーチは「砂浜に座って空全体を見上げる」場所です。桟橋の端を気にする必要がないので、子ども連れや、ゆったり寝転んで天の川を眺めたい人には、こちらの方が落ち着いて過ごせます。
ビーチには駐輪場、トイレ、東屋があります。5月~10月にはパラソルや飲み物、軽食の販売がありますが、これは日中の話で、夜は営業していません。飲み物は宿を出る前に用意しておきましょう。
竹富島は車を持ち込めない島なので、日中はバスかレンタサイクルで向かうのが定番です。夜は徒歩になるため、集落から西へ歩く道順を明るいうちに一度たどっておくのが確実です。昼に下見しておけば、暗い道でも分かれ道で迷いにくくなります。
実は「港の近く」ほど星は見えにくい
意外と知られていないけれど、竹富島で星がよく見えるかどうかは「島のどこにいるか」で変わります。港のある東側は、正面に石垣島の市街地があり、夜も街の灯りが空をうっすら明るくしています。
竹富島と石垣島は船で約10~15分の距離しか離れていません。その近さは移動には便利ですが、星を見るうえでは石垣市街の光が視界に入りやすいという弱点にもなります。西海岸が観測に向いていると言われるのは、石垣島を背にする形になり、正面の水平線に街の灯りがないためです。
集落の中は灯りが少ないとはいえ、赤瓦の家並みや石垣、木々に囲まれていて、見上げられる空の範囲が狭くなります。視界の広さを考えても、夜は集落の外、西の海辺まで出たほうが見える星の数は増えます。
実用的には、「港の近くの宿だから星がよく見えるはず」と考えないことがポイントです。どの宿に泊まっても、星を見るときは西側の海岸まで歩く前提で計画しておく。宿選びの段階で、集落の中心から西桟橋やコンドイビーチまでの距離を地図で確認しておきましょう。
失敗パターン:ライトを持たずに夜道へ出て引き返す
竹富島の星空観測でよくある失敗が、スマートフォンのライトだけで夜道に出て、足元が見えずに途中で引き返すケースです。
原因は、竹富島の夜の暗さを想像しきれないことにあります。星空保護区として照明が抑えられているうえ、集落の道は白い砂の道で、石垣が続きます。海辺へ向かう道には灯りがほとんどありません。スマートフォンのライトは照らせる範囲が狭く、両手もふさがるので、歩きながら地図を見るとすぐに電池も減ってしまいます。
対策は、足元を照らせる懐中電灯を1つ持って出ることです。夜道は懐中電灯で足元を照らしながら移動する必要があると、観光案内でも案内されています。ヘッドライトなら両手が空くので、桟橋や砂浜で腰を下ろすときにも安全です。
もう1つの対策は、明るいうちに同じ道を一度歩いておくことです。夕日を見に行った帰り道を覚えておけば、夜にもう一度出るときに迷いません。灯りは足元だけに向け、空や他の人の顔を照らさないのが星を見る場所でのマナーです。
西桟橋の縁は暗いと見分けにくく、夜のビーチには監視員もいません。夜の海には入らず、桟橋の端には近づかないようにしましょう。風が強い日や天候が崩れそうな夜は無理に出かけないことが大切です。最新の気象情報は公式でご確認ください。
石垣島から竹富島へは船で10~15分、運賃と時刻の段取り
運賃は大人片道970円・往復1,880円、2社とも同額
石垣島から竹富島への船の運賃は、2026年9月時点で大人片道970円、往復1,880円です。小学生は片道510円、往復990円で、八重山観光フェリーと安栄観光の公式ページで同じ金額が案内されています。
この運賃には燃料油価格変動調整金が含まれています。燃料の価格に応じて段階的に変わる仕組みで、八重山観光フェリーの公式ページには過去の段階の運賃表も並んでいます。旅行の時期によって金額が変わる可能性があるので、出発前に公式ページで最新の運賃を見ておきましょう。
未就学の子どもは、大人1名につき1名まで膝上で無料です。それ以上の人数は小人料金になります。障がい者割引は片道670円、往復1,340円で、手帳などの提示が必要です。
泊まりで星を見る計画なら、往復券を買っておくと帰りに窓口に並ぶ手間が省けます。ただし竹富港では現金のみの対応とされているので、帰りの分を島で買う予定なら現金を用意しておきましょう。石垣港離島ターミナルで往復券を買っておくのが一番手間のかからない方法です。
| 区分(2026年9月時点) | 片道 | 往復 |
|---|---|---|
| 大人(中学生以上) | 970円 | 1,880円 |
| 小人(小学生) | 510円 | 990円 |
| 障がい者割引 | 670円 | 1,340円 |
八重山観光フェリーは1日10往復、10月からの冬ダイヤも同じ時刻
八重山観光フェリーの竹富航路は1日10往復です。2026年9月時点で公開されている時刻表では、石垣発が07:30から17:30まで、竹富発が07:50から17:50までとなっています。
2026年10月1日~2027年2月28日の冬の時刻表も公開されており、竹富航路の時刻は夏と同じです。季節ダイヤで便が減る航路もありますが、竹富航路は冬も同じ本数が確保されています。
具体的な時刻は、石垣発が07:30、08:30、09:30、10:30、11:30、13:30、14:30、15:30、16:00、17:30、竹富発が07:50、08:50、09:50、10:50、11:50、13:50、14:50、15:50、16:20、17:50です。昼の時間帯は石垣発11:30の次が13:30と間が空くので、午後に渡る場合は注意しましょう。
星を見る1泊なら、渡る便は午後の便、帰る便は翌朝の便を選ぶのが基本です。全席自由席なので、座席の予約は必要ありません。安栄観光の便も合わせると選択肢が増えるので、八重山観光フェリーの運航時刻表と安栄観光の時刻表の両方を見比べておくと、宿のチェックインに合わせやすくなります。
石垣島と竹富島を結ぶ全便の時刻や、船の選び方は次の記事にまとめています。

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失敗パターン:夕日を見てから最終便で帰るつもりが間に合わない
日帰りの人に多いのが、「夕日だけ見て最終便で帰ろう」として、日の入りの時間と船の時刻が合わないケースです。
原因は、竹富発の最終便17:50と、日の入りの時刻の関係を確認していないことです。季節によっては日の入りが最終便より後になり、西桟橋で夕日を待っていると船に間に合いません。港までは西桟橋から自転車でもそれなりに時間がかかり、しかもレンタサイクルは返却時刻が決まっています。
夕日を見届けて星まで見たいなら、最初から泊まりで計画するのが確実な対策です。どうしても日帰りにしたい場合は、「夕日は石垣島側で見る」と割り切りましょう。竹富島では日中の集落散策とビーチを楽しみ、最終便より前の便で石垣島へ戻るのが無理のない組み方です。
また、最終便に乗り遅れると島内に泊まる場所をその場で探すことになります。繁忙期は宿が埋まっていることもあるので、「最終便で帰れなかったらどうするか」を考えるより、帰りの船は1本前の便を基準に動くのが安全です。
八重山の定期船は、海のシケや台風で欠航することがあります。時刻表には「天候・潮の干満等により時間を多少変更することがございます」との注記もあります。泊まりの予定でも帰りの船が止まる可能性があるので、最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。
石垣島側の車はどこに置く?離島ターミナル駐車場の料金
離島桟橋の市営駐車場は3か所・合計432台
レンタカーで石垣島を回っている人が竹富島に泊まる場合、車は石垣港離島ターミナル近くの市営駐車場に置いていくのが基本です。竹富島には車を持ち込めないので、船に乗る前にどこかへ停める必要があります。
石垣市の公式ページによると、離島桟橋の有料駐車場は第1駐車場77台、第2駐車場194台、第2臨時駐車場161台の3か所です。いずれも24時間入庫・出庫が可能なので、翌朝の便で戻ってきてもすぐに車を出せます。
ターミナルの目の前にある第1駐車場は台数が少なく、日中は埋まりやすい場所です。第1が満車でも第2・第2臨時があるので、慌てずに回り込みましょう。台数の多い第2駐車場から埋まり具合を見て、空いている方に停めるのが確実です。
停めるときのコツは、出庫時に迷わないよう、駐車場の名前と停めた位置をスマートフォンで撮っておくことです。1泊して翌朝に戻ると、どこに停めたか忘れてしまうことがあります。レンタカーを返す時刻から逆算して、帰りの船も早めの便を選んでおきましょう。
| 住所 | 沖縄県石垣市美崎町 |
| 営業時間 | 24時間入庫・出庫可能 |
| アクセス | 石垣市中心部 |
| 駐車場 | 第1駐車場77台・第2駐車場194台・第2臨時駐車場161台 |
| 公式サイト | 公式サイト |
料金は最初1時間100円、以後30分ごと50円(2027年3月31日まで)
離島桟橋の市営駐車場の料金は、2026年9月時点で最初の1時間100円、以後30分ごとに50円、夜間は1時間ごとに50円です。夜間の時間帯が日中より安い設定になっているので、1泊で車を置く場合も料金の区分を見ておくと安心です。
夜間料金が別になっているのは、離島へ泊まりで渡る人や、夜に港を利用する人が長く停めることを想定しているためと考えられます。夜間の時間帯の区切りは公式ページで確認し、何時から夜間料金になるかを把握しておきましょう。
竹富島への1泊なら、午後に停めて翌朝に出すことになり、昼の時間帯と夜間の時間帯の両方をまたぎます。上限料金の記載はないので、停める時間が長くなるほど料金は積み上がります。星を見て翌朝の早い便で戻れば、駐車時間を短くできます。
支払いは出庫時の精算です。硬貨を使う場面があるので、小銭を少し残しておくと精算機の前で困りません。料金の詳細は石垣市の離島桟橋駐車場のページで確認できます。
2027年4月1日からは最初1時間200円・以後1時間ごと100円に改定
石垣市は、令和9年(2027年)4月1日から離島桟橋の駐車場料金を改定すると公表しています。改定後は、最初の1時間200円、以後1時間ごとに100円になります。
2026年9月時点の料金は、あくまで2027年3月31日までの料金です。2027年の春以降に竹富島で星を見る旅を計画している人は、改定後の料金で予算を組んでおく必要があります。旅行の時期が改定日をまたぐかどうかで、駐車料金の見積もりが変わってきます。
改定前と改定後で料金の刻み方も変わります。現在は30分ごとの加算ですが、改定後は1時間ごとの加算になり、夜間の区分についても公式ページで確認が必要です。泊まりで長く停める人ほど、改定の影響を受けやすくなります。
改定後の旅行で駐車料金を抑えたいなら、宿の送迎やバスを使って港まで来る方法も検討しておきましょう。レンタカーの返却を竹富島へ渡る前に済ませてしまうのも1つの手です。車が必要な日と不要な日を分けて考えると、駐車場代とレンタカー代の両方を減らせます。
離島ターミナル周辺の駐車場の選び方と満車の避け方は、次の記事で詳しく解説しています。

竹富島や西表島へ日帰りで渡ろうと思ったとき、最後まで決まらないのが「レンタカーをどこに置くか」です。港のすぐ前に停められるのか、料金はいくらかかるのか、朝の便に…
レンタカーを離島桟橋の市営駐車場(第1・第2・第2臨時)に停める
石垣港離島ターミナルで往復の乗船券(大人1,880円)を買う
約10~15分で竹富港へ。宿の送迎や徒歩で集落へ向かう
夜の竹富島はどう動く?自転車が返却される17時以降の移動
レンタサイクルは17時までに返却、夜は徒歩が基本
竹富島の昼の移動はレンタサイクルが定番ですが、夜の星空観測には使えません。島のレンタサイクル店は夕方で営業を終えるためです。
友利レンタサイクルの営業時間は9:00~17:00で、自転車の最終返却は16:50までです。丸八レンタサイクルも返却は17:00まで、嶺本レンタサイクルの営業時間も9:00~17:00です。どの店を選んでも、日が沈む前には自転車を返すことになります。
そのため、夜に西桟橋やコンドイビーチへ向かうときは、宿から歩いて出かけるのが基本になります。竹富島は外周約9.2kmの小さな島で、集落の郵便局から西桟橋までは徒歩約10分です。集落の中心に泊まっていれば、歩いて行き来できる範囲に観測場所があります。
昼のうちに自転車で島を回るなら、返却前に西桟橋やコンドイビーチの場所を一度通っておきましょう。昼に見た景色と道の分かれ目を覚えておくと、夜に歩いて向かうときの安心感が違います。
丸八レンタサイクルは普通自転車2時間1,000円
昼の下見に自転車を借りるなら、料金の目安を知っておくと計画を立てやすくなります。丸八レンタサイクルの料金は、普通自転車が2時間1,000円、4時間以上は一律2,000円、電動自転車が2時間1,600円、4時間以上は一律3,200円です(2026年9月時点で確認した観光協会の案内による)。
2~4時間の間は30分単位で返却できるので、下見と集落散策に使う時間に合わせて借りられます。竹富港には送迎車が待機しているので、港から店までの移動も迷いません。
電話での予約は受け付けていないため、当日に港から送迎車に乗って店へ向かう流れになります。竹富島公民館の行事と重なる日は休業になることがあるので、祭事の時期に訪れる場合は観光協会に確認しておきましょう。
星空目的の1泊なら、到着した日の午後に2時間ほど借りて西側の海岸までの道を確認し、夕方に返却する使い方がちょうどよいでしょう。電動自転車は白い砂の道でもこぎやすいので、荷物を持ったまま回る人は検討する価値があります。
星のや竹富島はフェリーに合わせた送迎あり
宿の選び方も、星空の夜を左右します。島の宿泊施設の中でも、星のや竹富島は竹富港に到着するフェリーに合わせて送迎があり、予約は不要と公式サイトに書かれています。
星のや竹富島は総客室数48室で、1室1~3名で利用できます。チェックインは15:00~18:00、チェックアウトは12:00です。赤瓦の古民家スタイルの客室が並び、敷地内にはプールやラウンジなども備えています。
料金は時期や部屋によって変わり、JTBの掲載ではおとな2名1室の1泊あたり57,562円~222,272円の範囲で設定されています。空室状況と最新の料金は公式サイトの空室検索で確認しましょう。
チェックアウトが12:00なので、夜遅くまで星を見ても翌朝ゆっくり過ごせるのが利点です。チェックインの受付が18:00までなので、石垣発の最終便17:30で渡る場合も時間に余裕を持って到着しましょう。詳細は星のや竹富島の公式サイトで確認できます。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富 |
| 営業時間 | チェックイン 15:00~18:00、チェックアウト 12:00 |
| 定休日 | なし(通年営業) |
| アクセス | 竹富港到着フェリーに合わせて送迎あり(予約不要) |
| 駐車場 | なし(離島施設のため) |
| 公式サイト | 公式サイト |
夜の散歩に出る前に、宿の出入り口の位置と、集落から西へ抜ける道の分かれ目を昼のうちに確認しておきましょう。帰り道で迷わないことが、星を落ち着いて眺めるための一番の準備です。
| 竹富島に泊まるメリット | 竹富島に泊まるデメリット |
|---|---|
| 最終便17:50を気にせず夜の空を見られる 西桟橋の夕日から星空まで続けて楽しめる 翌朝の静かな集落を散策できる | 夜はレンタサイクルが使えず徒歩になる 石垣島側の車は駐車料金がかかり続ける 欠航すると帰りの予定がずれる |
あなたに合う竹富島の星空の見方は?タイプ別の組み立て
カップル・夫婦は4月~5月の新月前後に1泊
記念日の旅行などで星空を主役にしたい2人旅なら、南十字星が見やすい4月初旬~6月初旬、特に5月の新月前後を狙って1泊するのがおすすめです。
この時期は南十字星の南中が20時~23時になり、夕食のあとに歩いて西桟橋へ向かえば、ちょうど見やすい時間帯に重なります。月明かりの少ない夜を選べば、竹富町が守ってきた空の暗さを存分に味わえます。
組み立て方は、石垣島で午前中を過ごし、午後の便で竹富島へ渡って宿に荷物を置く流れです。昼に自転車で集落と西海岸を下見し、17:00までに返却。夕方は西桟橋で日の入りを見て、宿で夕食を取ってから夜の空を見に出かけます。
雨や雲で見られない夜もあるので、2人の旅程に余裕があれば竹富島に2泊するのも手です。1泊目が曇っても、2泊目に晴れればもう一度チャンスがあります。帰りの便は翌朝か翌昼の便にしておけば、朝の集落散策も楽しめます。
子ども連れはコンドイビーチの砂浜で早めの時間に
小さな子どもと一緒に星を見るなら、夜遅くまで待たずに、日没後の早めの時間に切り上げる計画がおすすめです。観測場所は桟橋ではなく、コンドイビーチの砂浜を選びましょう。
西桟橋は暗い中で縁が見分けにくく、子どもが走ると危険です。コンドイビーチなら砂浜に座って空を見上げられ、子どもが動いても落下の心配が少なくなります。トイレもあるので、子ども連れでも安心して過ごせます。
船の運賃は小学生が片道510円、往復990円で、未就学児は大人1名につき1名まで膝上で無料です。家族4人でも移動費を抑えやすいのは、石垣島から近い竹富島ならではの利点です。
実用的なコツは、子ども用のライトを1つずつ持たせることと、夜は海に入らないことを事前に約束しておくことです。夜の海は足元の見えない場所が多く、昼とは別の場所になります。星を見るのは砂浜の乾いた場所まで、と決めておきましょう。
日帰りしかできない人は昼の竹富島+石垣島の夜に分ける
日程の都合で竹富島に泊まれない人は、「竹富島では昼を楽しみ、星は石垣島側で見る」と割り切るのが現実的です。竹富発の最終便17:50では、竹富島で夜の空を見ることはできません。
竹富島での過ごし方は、午前の便で渡り、自転車で集落や西海岸を回って、夕方の便で石垣島へ戻る流れです。竹富島ゆがふ館は8:00~17:00に開いていて入館料は無料なので、港に着いたら最初に立ち寄って島の文化と自然を知っておくと、散策がより深くなります。
石垣島に戻ってからは、レンタカーで市街地の灯りを離れた場所に移動すれば、夜空を楽しむ機会はあります。石垣島もまた八重山の空の下にあり、同じ星座が昇ります。車で移動できるのは石垣島側の強みです。
ただし、石垣島では夜の運転で見通しの悪い道も多くなります。暗い道の運転に慣れていない人は、無理に遠くまで出かけず、宿の近くで楽しむ計画にしておきましょう。次の旅で竹富島に1泊を組み込む、という楽しみを残しておくのも悪くありません。
どのタイプでも共通するのは「夕方以降は船にも自転車にも頼らない」ことです。星を見る夜は島に泊まり、観測場所までは懐中電灯を持って歩く。この前提さえ守れば、季節や同行者に合わせて組み立てを変えるだけで済みます。
移動の数字を並べると竹富島の1泊が組みやすい
竹富島で星を見る1泊を計画するときに必要な数字を、石垣島旅の教科書調べとして公式ソースから1つの表にまとめました。船・駐車場・自転車・宿の時刻を並べると、どこで時間の制約が生まれるかが一目でわかります。
特に注目したいのは、自転車の返却時刻と船の最終便が、どちらも夕方に集中している点です。夕方の数時間に「返す」「乗る」「チェックインする」が重なるので、どれを優先するかを先に決めておくと当日慌てません。
星を見る人にとっての結論は、夕方以降は船にも自転車にも頼らない、ということです。宿に泊まり、夜は歩く。この前提で表を見ると、午後の早い時間に島へ渡っておくことの大切さがはっきりします。
表の数字は2026年9月時点で各公式ページから確認したものです。燃料油価格変動調整金や駐車場料金の改定で変わる可能性があるので、出発前に公式ページで最新の数字を確認してから予定を確定させましょう。
| 項目(2026年9月時点・石垣島旅の教科書調べ) | 時刻・数字 | 料金 |
|---|---|---|
| 船(八重山観光フェリー) | 約10~15分・1日10往復 竹富発最終17:50 |
大人片道970円 往復1,880円 |
| 離島桟橋の市営駐車場 | 3か所・24時間入出庫可 | 最初1時間100円 以後30分ごと50円 |
| 丸八レンタサイクル | 返却17:00まで | 普通自転車2時間1,000円 |
| 星のや竹富島 | チェックイン15:00~18:00 | 公式の空室検索で確認 |
| 竹富島ゆがふ館 | 8:00~17:00 | 入館無料 |
まとめ
まずは南十字星が見やすい4月~5月の中から新月に近い日を探し、竹富島の宿を1泊押さえるところから始めてみてください。宿が決まれば、午後の船と石垣島側の駐車場は後からでも組み立てられます。
船の運賃は2026年9月時点の燃料油価格変動調整金込みの金額で、欠航や時刻変更もあるため、最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。

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