「那覇から宮古島まで、フェリーでのんびり渡れないかな」と考えて調べ始めた方は多いはずです。沖縄本島から八重山へは船で行けた時代があったので、宮古島も同じだろうと思うのは自然な発想です。ところが時刻表を探しても、那覇の港から宮古島へ向かう旅客船はどこにも載っていません。
先に結論をお伝えすると、那覇と宮古島を結ぶ旅客フェリーは2008年に運航休止となり、2026年9月時点でも復活していません。今の定期交通手段は飛行機だけで、那覇から宮古空港まで約45分、宮古空港行きは公式スケジュール上1日13便あります。これとは別に、伊良部島の隣にある下地島空港へも那覇から1日2往復が飛んでいます。
この記事では、旅客フェリーが消えた経緯と今の状況、飛行機の便の選び方、宮古空港と下地島空港の降り分け、船にこだわる場合の現実的な選択肢(クルーズ・貨物船・多良間航路)、車を運びたいときの段取りまで、那覇から宮古島へ渡る移動の組み立てを数字でまとめました。
・那覇〜宮古島の旅客フェリーが今どうなっているか
・飛行機1日13便(宮古空港行き)と下地島空港行き2往復の選び方
・クルーズ船・貨物船・多良間島フェリーなど「船」の現実
・車を宮古島へ運ぶ手順と、那覇空港での乗り継ぎの段取り
那覇宮古島フェリーは今ない?2008年に止まった旅客航路の現状

2026年9月時点、那覇と宮古島を結ぶ旅客船は1便もありません
結論から言うと、那覇港や泊港から宮古島へ人が乗って渡れる定期フェリーはありません。沖縄県バス協会がまとめている県内航路の案内には「沖縄本島と宮古島や石垣島方面を結ぶ航路はありません」と明記されていて、宮古島観光協会のアクセス案内にも「現在は旅客フェリーの運航はありません」と書かれています。背景には、航路を支えていた船会社の撤退があります。宮古島は那覇市の南西およそ300kmと距離があり、島の人口と観光客だけで長距離の旅客船を維持するのは採算面で厳しいのが実情です。空路が1日10便以上飛ぶようになった今、船を選ぶ人が少ないことも新規参入が起きない理由のひとつです。情報の一次ソースは沖縄県バス協会の船舶情報ページと宮古島観光協会のアクセス案内の2つで、どちらも同じ結論です。検索すると「那覇 宮古 フェリー 時刻表」といったページが今も出てきますが、中身は過去の情報か、後で説明する貨物船・クルーズ船の話です。出発前に確かめたいときは、この2ページを見れば十分です。
最後の航路は名古屋・大阪から台湾までを結ぶ長距離フェリーでした
かつて那覇と宮古島を結んでいたのは、有村産業が運航していた長距離フェリーです。この船は名古屋〜大阪〜那覇〜宮古島〜石垣島〜台湾をつなぐ航路で、本土から宮古・八重山へ車ごと移動できる貴重な手段でした。ところが会社更生手続き中だった2008年5月、石油会社から燃油供給の条件として現金決済を求められ、運航継続を断念して無期限の運航休止を決めます。続く2008年6月23日には那覇地裁が更生手続き廃止を決定し、航路はそのまま消えました。当時は原油価格の高騰が重なっていて、離島航路の維持そのものが難しい時期でした。その後、航路を引き継ぐ構想も話題になりましたが、実現していません。今ネット上に残っている「那覇〜宮古のフェリー料金」「所要時間」などの情報は、多くがこの時代のものです。古いブログの運賃表を見つけても、予約先がすでに存在しないので使えないと考えてください。

「沖縄まで飛行機で行って、そこから石垣島までフェリーでのんびり船旅──」そんな旅程を思い描いて時刻表を探し始めた方に、先に結論をお伝えします。那覇から石垣島へ渡…
「泊港から出ているはず」は誤解、泊港の行き先は本島周辺の離島です
那覇で船といえば泊港(とまりん)を思い浮かべる方が多いのですが、泊港から出ているのは渡嘉敷島・座間味島方面・渡名喜島〜久米島・粟国島・南北大東島への航路で、宮古方面の船はありません。泊港はあくまで沖縄本島周辺の離島へ渡る港です。ここを勘違いして、那覇到着後に泊港の窓口で宮古行きを探してしまうと、そこから空港へ戻って航空券を取り直すことになります。当日の空席状況によっては、その日のうちに宮古島へ入れないこともあります。宮古島側に目を向けると、宮古島を発着する定期旅客航路は平良港〜多良間島のフェリーと、島尻港〜大神島の小型船の2つだけです。どちらも宮古島からさらに先の小さな島へ渡る路線で、沖縄本島とはつながっていません。つまり「沖縄本島→宮古島」の区間だけは、海路がすっぽり抜け落ちていると覚えておけば迷いません。旅程を組むときは、この区間だけ空路と割り切るのが最短です。
那覇から宮古島へは飛行機で約45分、1日13便をどう選ぶ?
宮古空港行きは1日13便、JTA・ANA・RACの3社が飛んでいます
フェリーの代わりになるのが飛行機で、那覇から宮古空港までの所要時間は約45分です。宮古空港の公式フライトスケジュール(2026年9月24日閲覧)では、那覇発宮古行きがJTA(日本トランスオーシャン航空)7便、ANA5便、RAC(琉球エアーコミューター)1便の計13便、宮古発那覇行きも同じく13便載っています。那覇発の始発は7:15発、最終は18:10発で、宮古発は8:50発から20:00発までです。これだけ便数があるのは、宮古島が観光だけでなく通勤・通院・出張でも那覇と行き来の多い島だからです。フェリーが消えた後、空路が島の足を丸ごと引き受けている形です。運賃は航空会社・予約時期・席の残り具合で大きく変わるため、ここでは断定しません。予約は各社公式サイトから入り、早めに押さえるのが基本です。コツは、同じ時間帯にJTAとANAの便が並んでいることが多い点を使うことです。片方が満席でも、10分ほど違うもう片方に空きがあるケースがあるので、1社だけで探して諦めないようにしましょう。
出典:宮古空港ターミナルビル フライトスケジュール(2026年9月時点)
下地島空港行きはスカイマークの1日2往復だけ
宮古島には空港がもう1つあり、伊良部島と橋でつながる下地島の「みやこ下地島空港」にも那覇から直行便が飛んでいます。こちらはスカイマークの1日2往復で、所要時間は約50分です。2026年夏期(3月29日〜10月24日)は那覇10:20発→11:10着と那覇15:35発→16:25着、帰りは下地島11:50発→那覇12:40着と下地島13:50発→那覇14:40着の設定です。冬期(10月25日から)は那覇11:10発→12:05着と那覇15:40発→16:35着に変わるので、秋以降の旅はスカイマーク公式の下地島路線ページで最新ダイヤを見てください。便が少ない理由は、下地島空港が羽田・神戸などからの直行便や国際線を中心に使われている空港だからです。那覇からの便は2往復しかないので、帰りの便が昼過ぎに集中している点に注意が必要です。夕方以降に宮古島を出たい旅程なら、宮古空港発の便で組むほうが自由度が高くなります。
フェリー時代と比べた今の移動手段を一覧にしました
那覇から宮古島へ渡る方法を、公式サイトの数値だけで並べると次のようになります。表の「定期旅客」は、旅行者が片道の移動手段として予約できるかどうかを示しています。結論としては、日常の移動に使えるのは飛行機の2ルートだけで、船は「クルーズの寄港地として立ち寄る」か「車だけを運ぶ」使い方に限られます。飛行機の2ルートは所要時間がほぼ同じなので、決め手は便数と、島のどこに泊まるかです。市街地や南部・東部に泊まるなら宮古空港、伊良部島のホテルに泊まるなら下地島空港が近いと覚えておくと選びやすくなります。表のクルーズ料金は、寄港地として宮古島を含むツアー全体の最低料金で、宮古島までの片道運賃ではありません。
| 比較項目 | 飛行機(宮古空港) | 飛行機(下地島空港) | 船(クルーズ・貨物船) |
|---|---|---|---|
| 所要時間 | 約45分 | 約50分 | 片道の設定なし |
| 便数(那覇発) | 1日13便 | 1日2便 | クルーズは年数回 |
| 運航会社 | JTA・ANA・RAC | スカイマーク | 三井オーシャンクルーズ等/琉球海運(貨物のみ) |
| 定期旅客 | あり | あり | なし(貨物船は乗船不可) |
| 料金の目安 | 時期で変動 | 時期で変動 | クルーズは211,000円から |
石垣島旅の教科書調べ(宮古空港・スカイマーク・宮古島観光協会・三井オーシャンクルーズ各公式、2026年9月時点)
宮古空港と下地島空港、どちらに降りるのが正解?

市街地や南部に泊まるなら宮古空港、便数も駐車場も有利です
多くの旅行者にとって正解は宮古空港です。宮古空港は宮古島のほぼ中央にあり、公式FAQによると市街地まで概ね15分から25分程度で着きます。那覇便が1日13便あるので、到着が遅れても次の便に振り替えやすいのが強みです。ターミナルビルは7:00〜21:00の営業で、2022年8月から有料化された駐車場は400台あります。料金は入場から9時間までが1時間ごとに100円、9時間を超えて24時間までは1日1,000円です(2026年9月時点)。宮古空港は島の路線バスの拠点でもあり、宮古協栄バスが乗り入れています。レンタカー各社の送迎や営業所もこちらに集まっているので、レンタカーを借りる予定がある方は予約時の受取空港を必ず「宮古空港」にしておきましょう。家族を空港まで車で送り迎えしてもらう場合は、到着便の時刻に合わせて駐車場に入ってもらえば、短時間なら100円単位で済みます。
| 住所 | 〒906-0013 沖縄県宮古島市平良字下里1657番地128 |
| 電話番号 | 0980-72-1212 |
| 営業時間 | 7:00〜21:00 |
| アクセス | 宮古島市街地から15〜25分程度 |
| 駐車場 | あり(400台・有料。2022年8月から有料化) |
| 公式サイト | 公式サイト |
伊良部島・下地島のホテル泊なら下地島空港が近道になります
宿が伊良部島や下地島にあるなら、下地島空港に降りるほうが移動は短くなります。空港から宮古島市街地まではタクシーで約25分、公式の目安料金は4,000円です。駐車場は299台で無料ですが、5日以上の長期駐車は原則禁止とされています(2026年9月時点)。下地島空港と宮古空港の間には中央交通の「みやこ下地島エアポートライナー」が走っていて、所要時間は約45分、運賃は大人800円、小人(3歳〜小学生)400円です。平良港・公設市場前・ヒルトン各停留所からなら大人600円で乗れます。運行期間は2026年3月29日〜2026年10月24日と季節で区切られているので、冬の旅行では中央交通の公式ページで冬ダイヤを確認してください。コツは、那覇便が昼に集中する下地島空港は「行きは下地島・帰りは宮古空港」と分けて使う発想です。帰りの便を宮古空港発にすると、夕方まで島で過ごせます。
| 住所 | 〒906-0507 沖縄県宮古島市伊良部字佐和田1727番地 |
| 電話番号 | 0980-78-6606 |
| アクセス | 宮古空港からバスで約45分 |
| 駐車場 | あり(299台・無料。5日以上の長期駐車は原則禁止) |
| 公式サイト | 公式サイト |

宮古島の旅程を組んでいて「下地島(しもじしま)」という名前が出てきたとき、多くの人が最初につまずくのが「船で行くのか、車で行くのか」という一点です。八重山の竹富…
失敗パターン:レンタカーは宮古空港、飛行機は下地島で予約していた
よくある失敗が、空港の取り違えです。ある旅行者は、航空券を価格重視で探して「宮古」と表示された便を予約し、レンタカーは宮古空港受取で手配しました。当日到着したのは下地島空港で、レンタカー会社の窓口がある宮古空港まではバスで約45分かかる距離です。結局タクシーで市街地方面へ移動することになり、公式目安で4,000円のタクシー代と、予定外の待ち時間が出てしまいました。原因は、航空会社の予約画面で下地島空港が「宮古(下地島)」と表記されることがあり、2つの空港を同じものと思い込んでしまうことです。宮古島市には宮古空港と下地島空港の2つの空港があると、下地島空港の公式サイトもわざわざ注意を促しています。対策は3つあります。航空券の到着空港コードが宮古空港(MMY)か下地島空港(SHI)かを確認すること、レンタカーの受取店舗を到着空港に合わせること、ホテルの送迎を頼むときも空港名を伝えることです。この3点を予約した日にまとめて確認するだけで防げます。
| 宮古空港を選ぶメリット | 下地島空港を選ぶときの注意 |
|---|---|
| 那覇便が1日13便で振替が効く 市街地まで概ね15〜25分 レンタカー各社・路線バスが集中 | 那覇便は1日2往復だけ 市街地までタクシー約25分・4,000円目安 空港間バスは季節運行 |
船にこだわるなら何がある?クルーズ・貨物船・多良間航路の現実
周遊クルーズなら那覇から宮古島へ船で入れます
どうしても船で宮古島へ行きたいなら、選択肢は周遊クルーズです。三井オーシャンクルーズの公式サイトでは、那覇発で宮古島に寄港するツアーとして、MITSUI OCEAN FUJIの「飛んでクルーズ沖縄 Aコース」(2026年10月7日〜10月13日・7日間、最低料金415,000円)、同じ船の「Cコース」(2026年10月19日〜10月23日・5日間、最低料金299,000円)、MITSUI OCEAN SAKURAの「Dコース」(2027年2月2日〜2月5日・4日間、最低料金211,000円)が案内されています(2026年9月時点)。これらは宮古島を寄港地として立ち寄る旅程で、宮古島で降りてそのまま滞在する片道の足としては使えません。船上で数泊しながら八重山や宮古を巡るのが目的の旅です。コツは、寄港日の宮古島滞在時間を事前に確認し、上陸中に回る場所を絞っておくことです。平良港周辺から離れた海やビーチを狙うなら、上陸時間とタクシー・ツアーの手配を先に決めておくと慌てません。詳細は三井オーシャンクルーズ公式で確認できます。
琉球海運の船は貨物専用、人は乗れません
那覇と宮古島の間には今も定期的に船が行き来しています。ただしそれは琉球海運などの貨物船(RORO船)で、旅客は取り扱っていません。島の生活物資や車両を運ぶための船なので、一般の旅行者が「乗せてほしい」と頼んでも乗船できない仕組みです。旅客船として必要な設備や許可を持たない船だからで、これは運航会社の方針というより船の種類そのものの違いです。配船スケジュールは琉球海運の宮古・石垣運航情報ページで公開されていますが、これは荷物の積み込み・到着日を確認するための情報です。ネット検索で「那覇 宮古 フェリー」と調べたときに琉球海運の運航情報がヒットするのはこのためで、「フェリーがある」と誤解しやすいポイントです。コツは、貨物船は「車だけを運ぶ手段」と割り切ることです。人は飛行機、車は船という分担で考えると、次の章で説明する車両輸送の段取りがすっきり組めます。
実は宮古島の「フェリー」は多良間島行きの1本だけです
意外と知られていないけれど、宮古島で今も「フェリー」として定期運航している航路は、平良港〜多良間島のフェリーたらまⅢだけです。多良間海運の公式サイトによると、距離は62km、平良港発9:00→多良間港着11:00、多良間港発13:00→平良港着15:00の1日1往復で、所要時間は約2時間です。日曜日は運休で、悪天候のときは欠航します。運賃は大人片道2,510円・往復4,770円、小人片道1,260円・往復2,390円です(2026年9月時点)。チケットは船着き場の受付で買う方式です。牛セリがある月(1月・2月・4月・6月・8月・10月)の19日は平良発のあと多良間島泊まりになり、翌20日は多良間島から8:00出港予定になるなど、島の暮らしに合わせたダイヤ変更もあります。「船旅を少しでも味わいたい」という方には、那覇〜宮古を飛行機で渡り、宮古島から多良間島へ船で足を延ばす組み合わせが現実的です。最新の運航状況は多良間海運の公式サイトでその日の朝に確認してください。
| 住所 | 〒906-0013 沖縄県宮古島市平良字下里108-11 |
| 電話番号 | 0980-72-4876 |
| 営業時間 | 9:00〜22:00(台風等災害時を除く) |
| 公式サイト | 公式サイト |
多良間島への日帰りは、平良港9:00発で行き、多良間港13:00発で戻る形になります。島にいられる時間は約2時間なので、港から集落までの移動手段を先に決めておくと時間を無駄にしません。
車やバイクを宮古島へ運びたいときはどうする?
乗用車は貨物船で運べる、料金は見積もり制です
人は乗れなくても、車は船で宮古島へ運べます。那覇〜宮古の貨物船は乗用車の輸送に対応していて、琉球海運系の代理店や輸送業者を通じて申し込むのが一般的です。料金は公表された定額ではなく、車検証を用意して見積もりを取る方式です。車種・サイズ・時期で金額が変わるためで、ネットで見かける料金例は業者ごとにバラバラです。この記事では公式に確認できる定額料金がないため金額は載せず、見積もりで確かめることをおすすめします。条件としては、整備不良がない車だけが船積みでき、車内に荷物を載せたままにしても破損・紛失は補償されないのが基本ルールです(八重山港運の公式FAQより、2026年9月時点)。引っ越しや長期滞在で自分の車を使いたい方向けの手段なので、数日の旅行ならレンタカーのほうが手間もお金もかかりません。コツは、見積もりを2社以上から取り、陸送(自宅→那覇新港)と港での受け取り方法まで含めた総額で比べることです。
車を預けて人は飛行機、の手順を押さえておきましょう
車を運ぶときは、車と人が別々に宮古島へ向かうのが前提です。貨物船は車だけを運ぶので、持ち主は飛行機で先回りし、宮古島側の港で車を受け取ります。問題になりやすいのは到着日のずれです。貨物船は配船スケジュールに沿って動くので、車の到着日と自分の到着日がずれることがあります。その間の移動手段として、短期のレンタカーやバスを手配しておくと慌てません。受け取り場所や時間は業者ごとに決まっているので、申し込み時に「どの港で・何時から受け取れるか」を確認しておきましょう。台風シーズンは船の遅延が起きやすい時期でもあります。最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。
輸送業者・代理店に車検証を用意して見積もりを依頼する
指定日に那覇側で車を引き渡す(車内の荷物は最小限に)
持ち主は那覇空港から宮古空港へ飛行機で移動(約45分)
宮古島側の港で車を受け取る(到着日は配船スケジュールで確認)
失敗パターン:車と一緒に船に乗れると思っていた
車両輸送でありがちな失敗が、「フェリーだから車と一緒に乗れる」と思い込むことです。本土から沖縄本島へ渡る長距離フェリーには人と車が一緒に乗れる航路があるため、那覇から先も同じだと考えてしまうのが原因です。那覇で車を預けた当日に飛行機を取ろうとしたら、繁忙期で空席がなく、車だけ先に宮古島へ着いてしまった、という流れになりかねません。宮古島側で受け取りが遅れると、業者によっては保管の扱いを相談することになります。対策は、車の輸送を申し込んだ時点で、自分の航空券も同時に押さえることです。宮古空港行きは1日13便ありますが、夏休みや連休は早い時間帯から埋まっていきます。車の到着予定日の前日か当日に宮古島へ入る便を取り、受け取りの時間帯に間に合わせる、という順番で組んでください。
バイク・自転車を運ぶなら多良間航路の料金表が参考になります
那覇〜宮古の貨物船で運ぶ二輪の料金も、乗用車と同じく見積もりで決まります。一方、宮古島から先の多良間島へ渡るフェリーたらまⅢは、車両の運賃を公式サイトで公開しています。自転車1,180円、原動機付自転車2,370円、二輪自動車2,840円、長さ4m〜5m未満の車は片道17,950円です(2026年9月時点)。旅客船で車両を運べる航路は宮古島周辺ではこの路線に限られるため、「宮古島で借りた自転車ごと多良間島へ渡りたい」といった場面では目安になります。ただしレンタル車両の島外持ち出しは、貸し出し元の規約で禁止されていることが多いので、事前に借りる店に確認しましょう。宮古島本島の中の移動なら、伊良部島・池間島・来間島とも橋でつながっているので、船は使わずに車やバイクでそのまま渡れます。島内の移動手段を検討するなら、路線バスの本数と区間も合わせて見ておくと組み立てやすくなります。

宮古島の旅程を組むとき、「レンタカーが取れなかったけれど、バスだけで回れるだろうか」と手が止まる人は多いはずです。結論から言うと、宮古島のバスは観光客向けに整備…
那覇空港での乗り継ぎと、泊まり・駐車の段取り
本土から来るなら那覇乗り継ぎより直行便も比べて
本土から宮古島へ向かう場合、那覇で乗り継ぐ方法と、宮古空港・下地島空港への直行便を使う方法があります。宮古空港には東京(羽田)、大阪(関西)、名古屋(中部)からの便が就航していて、那覇を経由しなくても宮古島に入れます。那覇で乗り継ぐメリットは、那覇〜宮古の便数が1日13便と多く、本土からの到着時刻に合わせて選びやすいことです。一方で乗り継ぎ時間が短すぎると、前の便が遅れたときに後の便に間に合わなくなります。同じ航空会社で通しの航空券を買えば振替の相談がしやすくなりますが、別々に買った航空券では前の便の遅れは自己責任になるのが一般的です。コツは、本土→那覇と那覇→宮古を別々に買うなら、乗り継ぎに少なくとも1便分の余裕を見ておくことです。那覇発の宮古空港行きは最終が18:10発なので、夕方に那覇着の便を使うなら、最終便の1本前を取っておくと安心です。
那覇空港に車を停めて宮古島へ行くなら駐車料金を先に計算
沖縄本島に住んでいる方が宮古島へ出かけるなら、那覇空港の駐車場に車を停めて飛行機で渡るのが一般的な流れです。那覇空港の駐車場はP1〜P3の立体駐車場3棟で合計2,472台あり、営業時間は6:00〜24:00です。料金は30分未満は無料、30分超〜1時間が300円、1時間超〜1時間30分が400円、以後30分ごとに100円加算で、上限の設定もあります(2026年9月時点、那覇空港公式の駐車場ページより)。繁忙期は満車になりやすいので、連休や夏休みに停める予定なら、出発時刻より早めに空港へ着くよう家を出るのが安全です。宮古空港側でも、宮古島在住の方が那覇へ出るときは400台の有料駐車場が使えます。数日停めるなら、9時間を超えた分は1日1,000円の計算になるので、帰りの便まで何日かかるかで総額を見積もっておきましょう。
| 住所 | 〒901-0142 沖縄県那覇市鏡水150 |
| 電話番号 | 098-840-1151 |
| 駐車場 | あり(立体駐車場3棟・合計2,472台/P1 621台・P2 625台・P3 1,226台) |
| 公式サイト | 公式サイト |
那覇で1泊してから宮古島へ入る組み方もあります
本土からの便が夕方以降に那覇へ着く場合、無理にその日のうちに宮古島へ渡らず、那覇で1泊してから翌朝の便で入る組み方も有効です。那覇発宮古空港行きの始発は7:15発で、朝8時台までに3便が出ています。朝の便で入れば、宮古島に着いた日の午前中から行動できるので、1日を丸ごと観光に使えます。前日の乗り継ぎが間に合うかを心配しなくて済むのもメリットです。台風の接近が予想される時期は、那覇〜宮古の便も欠航・遅延の可能性があります。那覇で足止めになった場合でも、那覇に宿があれば翌日以降の便に振り替えて動き直せます。天候や運航状況の判断は航空会社の発表に従い、最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。宮古空港は台風などで全便欠航になった日にターミナルビルが終日閉館になった例もあるので、空港で待てばなんとかなると考えないほうが安全です。
台風や強風の時期は、那覇〜宮古の航空便も欠航・遅延の可能性があります。宮古空港では全便欠航の日にターミナルビルが終日閉館になった例もあります。最新の運航状況・気象情報は各航空会社の公式サイトでご確認ください。
旅のタイプ別に見る那覇→宮古島の組み立て方
2泊3日の短期旅行なら宮古空港の朝便と夕方便で往復
2泊3日の旅行なら、行きも帰りも宮古空港を使うのがおすすめです。那覇発は7:15発から18:10発まで13便あるので、本土からの到着時刻に合わせて自由に選べます。帰りは宮古発が20:00発まであるので、最終日の夕方まで島で過ごせます。短い旅程で2つの空港を行き来すると移動の時間がかさむので、1つの空港に絞るほうが無駄がありません。コツは、1日目の午後に着いたら市街地周辺で買い出しと夕日スポットを回り、2日目に伊良部島・池間島など橋で渡れる島をまとめて回ることです。宮古島は伊良部大橋・池間大橋・来間大橋で周辺の島とつながっていて、レンタカーがあれば船を使わずに1日で回れます。フェリーがない代わりに「橋で島めぐりができる」のが宮古島の特徴なので、船の旅を期待していた方も、橋の上のドライブで海の上を渡る気分は十分味わえます。
伊良部島のリゾートに泊まるなら下地島空港と組み合わせる
伊良部島や下地島のリゾートに泊まるなら、行きは下地島空港に降りるのが効率的です。那覇10:20発→11:10着(2026年夏期)の便を使えば、昼前には伊良部島に入れます。帰りは下地島発が11:50発と13:50発の2便しかないので、最終日をゆっくり過ごしたい場合は、宮古空港発の夕方の便に変えるのがコツです。この場合、伊良部島から宮古空港まではみやこ下地島エアポートライナーやタクシー、レンタカーで移動します。エアポートライナーはヒルトン各停留所から乗れるので、ホテルが停留所の近くなら移動の段取りが組みやすくなります。レンタカーを借りるなら、下地島空港で借りて宮古空港で返す「乗り捨て」ができるかを予約時に確認してください。会社や店舗によって対応が違い、乗り捨て料金がかかる場合もあります。予約・問い合わせは各レンタカー会社の公式サイトからどうぞ。
船旅も楽しみたい人は宮古島+多良間島の組み合わせを
「フェリーに乗りたくて調べていた」という方には、那覇〜宮古は飛行機で渡り、宮古島から多良間島へ船で足を延ばす組み合わせをおすすめします。平良港からフェリーたらまⅢが9:00に出て、約2時間で多良間島に着きます。帰りは多良間港13:00発なので、日帰りなら島での滞在は約2時間、1泊するなら翌日の13:00発で戻る形です。日曜日は運休なので、旅程の曜日には注意してください。多良間島には宮古空港からの航空便もあるので、「行きは船・帰りは飛行機」のように分けることもできます。平良港は市街地に近く、バス停マティダ市民劇場前から約200メートルの位置にあります。前泊すれば朝の出港に間に合わせやすくなります。悪天候のときは欠航するので、多良間島で1泊する場合は予備日を1日取っておくと安心です。最新の運航状況は多良間海運の公式サイトでご確認ください。
まとめ
那覇から宮古島へ渡るなら、まずは宿の場所を決めて、市街地や南部なら宮古空港、伊良部島なら下地島空港と到着空港を決めるところから始めてください。そのうえで帰りの便を先に押さえておけば、島での最終日の過ごし方も逆算しやすくなります。
※便数・運賃・運航期間は2026年9月時点の各社公式情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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