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宮古島潮見表の見方と使い方|大潮でも昼は引かない?12か月の干潮時刻データ

宮古島潮見表の見方と使い方|大潮でも昼は引かない?12か月の干潮時刻データのアイキャッチ画像

宮古島の海へ行く日を決めようと潮見表を開いたものの、数字が並ぶばかりで「結局この日の昼は潮が引いているの?」と手が止まっていませんか。大潮と書かれた日を選べば安心と考えがちですが、そこに落とし穴があります。

先に結論をお伝えします。宮古島の潮見表は気象庁が公開している「平良」の潮位表を基準にして、干潮の時刻と潮位(cm)の両方を見てください。2026年11月9日は新月の日ですが、昼の干潮は12:57の64cmで、大きく引くのは夜中の0:58(11cm)です。一方で2027年5月8日は14:38に-13cmまで下がります。同じ「新月のころ」でも、昼に引くかどうかは季節でまったく変わります。

この記事では、潮見表の読み方に加えて、気象庁のデータを当サイトで集計した2026年11月から2027年10月までの12か月分の干潮表を載せました。旅行の日程がすでに決まっている方も、これから日程を選ぶ方も、そのまま行動計画に落とし込めます。

📌 この記事でわかること

・宮古島の潮見表をどこで見るか、気象庁と民間サイトの使い分け
・満潮、干潮、cm、マイナス潮位、「*」の読み方
・昼に大きく引く月と夜中に引く月(12か月の干潮データ)
・旅程への落とし込み方と、予測値を使うときの注意点

目次

宮古島潮見表はどこで見る?気象庁と民間サイトの使い分け

宮古島潮見表はどこで見る?気象庁と民間サイトの使い分けの解説画像

基準にしたいのは気象庁の「平良」です

宮古島の潮を調べるなら、気象庁の潮位表(平良)を起点にしてください。南西諸島で気象庁の潮位表に掲載されている地点は中城湾港、沖縄、那覇、南大東、平良、石垣、西表、与那国で、宮古島にあるのは平良です。理由は、多くの民間サイトも宮古島の潮位の出どころを気象庁としており、元の数字を直接確認できるからです。画面では最大35日間分を表示でき、地点と期間を選ぶと満潮・干潮の時刻と潮位が一覧で出ます。2026年11月5日に確認した時点では、11月19日までの予測が既定の表示でした。コツは、スマートフォンのホーム画面に平良のページを追加しておくことです。旅行中に「今日の干潮は何時だっけ」と思ったとき、検索し直す手間が省けます。

民間サイトの数字は気象庁と同じなのか

確認した範囲では、満干潮の時刻と潮位は同じでした。surf-lifeの宮古島エリアの潮見表は提供元を気象庁と明記しており、2026年11月5日の満潮4:22(148cm)と16:52(157cm)、干潮10:35(50cm)と23:11(48cm)は気象庁の表と一致します。民間サイトの強みは、気象庁の表にない「若潮」「中潮」といった潮名が日付の横に並ぶ点です。ぱっと見て潮回りをつかみたいときに向いています。一方で、同じサイトの注記にあるとおり、数値は天文潮位の推算値で、気圧や風による偏差は含みません。この点は気象庁の表も民間サイトも共通です。サイトを乗り換えても予測の性質は変わらないので、見やすい画面を選んで構いません。ただし、数字に迷ったときの戻り先は気象庁にしておくと判断がぶれません。

シーン別、どの形式を開けばいいか

結論は、直近の予定なら画面表示、数か月先の計画ならPDFです。気象庁の画面表示は最大35日間分なので、半年先の連休を調べるには期間の切り替えを繰り返すことになります。年間を見通すなら満潮・干潮のみのPDF(2026年)か、1時間ごとの潮位も載った毎時潮位つきPDF(2027年)が便利です。来年の春夏の旅行を今から組むなら、2027年版を保存しておきましょう。形式ごとの向き不向きは次の表のとおりです。

石垣島旅の教科書調べ(2026年11月時点、各公式・提供元ページの掲載内容を比較)

確認先 見られる内容 向いている場面
気象庁 潮位表(画面) 満干潮、毎時潮位のグラフと表 直近から数週間先の確認
気象庁 PDF 1年分の満干潮、毎時潮位、月のマーク 数か月先の日程選び
気象庁 潮位観測情報 昨日、今日、明日の実測潮位と天文潮位 当日のズレの確認
民間の潮見表サイト 満干潮と潮名、日の出・日の入など 潮回りをひと目で見たいとき

満潮・干潮・cmの数字、どう読めば迷わない?

見るのは「時刻」と「潮位」の2つです

潮見表で読むのは、満潮と干潮それぞれの時刻と潮位です。気象庁の解説によると、潮位は月の運行に伴って通常1日2回の満潮と干潮を繰り返します。平良の2026年11月10日なら、干潮が1:30(6cm)と13:27(69cm)、満潮が8:04(156cm)と19:16(172cm)です。ここで注目してほしいのは、同じ「干潮」でも6cmと69cmで高さが違うことです。1日に2回ある干潮は、同じ深さまで引くとは限りません。海辺を歩く予定なら、時刻より先に潮位の数字を見て、どちらの干潮が本命かを判断してください。コツは、その日の満潮と干潮のうち、自分が海にいる時間帯の2つを抜き出してメモすることです。全部を覚える必要はありません。

マイナスの潮位は、誤表示ではありません

潮見表に-13cmのような数字があっても、誤りではありません。気象庁の潮位表解説によれば、潮位表は大潮の平均的な干潮面の高さを基準(海図の水深0mにほぼ相当)にしています。基準面より下がる日はマイナスで表示されるわけです。つまり0cm付近なら「大潮の平均的な干潮と同じくらい」、マイナスなら「それより低い」と読めます。平良の基準面の零点は、2026年の気象庁PDFで平均海面下103.0cmと記載されています。おおまかに言えば、103cmあたりが平均的な海面の高さで、それより小さい数字なら平均より低い時間帯です。旅行前に数字の感覚をつかむなら、この103cmと0cmの2つを物差しにすると、69cmや172cmがどのくらいの高さなのかを想像しやすくなります。

「*」は欠測ではなく、その回の満干潮がないという意味です

表の中の「*」は、該当する満干潮が存在しないことを示します。気象庁は満潮・干潮の欄をそれぞれ4つ用意しており、使わない欄が「*」になる仕組みです。満潮から次の満潮までは半日よりやや長いため、日付の境目をまたぐと、ある日は1回少なくなります。たとえば平良の2026年11月7日は干潮が11:53(56cm)の1回で、次の干潮は日付が変わった11月8日0:25(20cm)です。2026年11月17日は満潮が13:44(122cm)の1回でした。夜の干潮を調べている人が「この日は夜に引かない」と早合点しないよう、翌日の未明の欄もあわせて見てください。また、民間サイトでは欄を詰めて表示していて「*」が出ないこともあります。干潮が1つしか載っていない日は前後の日も確認する、と覚えておくと読み違えません。

標高ではないので、地点の数字を並べて比べない

潮見表の数字は、海抜や水深そのものではありません。気象庁の注意書きのとおり、満潮・干潮の潮位は潮位表基準面上の値で、平良は基準面の標高を決めるのに必要なデータが得られていないため、標高表示が掲載されていません。そして潮位表基準面は地点ごとに異なります。ですから「平良は172cm、那覇は201cmだから那覇のほうが海面が高い」とは言えません。比べてよいのは同じ地点の中での上下、または地点ごとの時刻です。もう1つ、「潮位が100cmなら水深100cm」という読み方も誤りです。実際の水深は砂浜やサンゴ礁の地形で場所ごとに変わります。お子さんを水に入れる目安として数字をそのまま使わず、現地で足元の様子を確かめてください。

💡 旅の段取りメモ

時刻はすべて日本標準時です。気象庁の表は1回ずつ「時刻」と「潮位」の組で並んでいます。メモを取るなら「13:27 69」のように組のまま写すと、あとで見返したときに取り違えません。

2026年11月の平良はこの潮位です(直近15日の実データ)

2026年11月の平良はこの潮位です(直近15日の実データ)の解説画像

11月5日から19日までの満潮・干潮一覧

まず実物を見てみましょう。下の表は、気象庁の潮位表(平良)に2026年11月5日時点で掲載されていた15日分の予測です。単位はcmで、表の数字は潮位表基準面上の値です。11月9日に朔(新月)、11月17日に上弦の月のマークが付いています。この期間に旅行する方はそのまま使えますし、別の時期の方にとっては読み方の練習台になります。干潮の数字が日ごとにどう動くかを追ってみてください。

2026年11月時点・気象庁 潮位表(平良)より

日付 満潮(時刻 潮位) 干潮(時刻 潮位)
11/5(木)4:22 148 / 16:52 15710:35 50 / 23:11 48
11/6(金)5:19 155 / 17:24 16411:17 52 / 23:50 32
11/7(土)6:06 159 / 17:53 16911:53 56
11/8(日)6:49 161 / 18:21 1720:25 20 / 12:27 60
11/9(月)朔7:28 160 / 18:49 1730:58 11 / 12:57 64
11/10(火)8:04 156 / 19:16 1721:30 6 / 13:27 69
11/11(水)8:40 150 / 19:45 1692:02 5 / 13:56 73
11/12(木)9:16 143 / 20:15 1642:34 7 / 14:26 77
11/13(金)9:53 136 / 20:47 1583:08 13 / 14:58 81
11/14(土)10:34 129 / 21:23 1493:45 21 / 15:34 85
11/15(日)11:24 123 / 22:05 1404:26 31 / 16:20 91
11/16(月)12:29 120 / 23:01 1305:14 41 / 17:28 95
11/17(火)上弦13:44 1226:15 50 / 19:09 94
11/18(水)0:25 121 / 14:46 1287:29 56 / 20:41 84
11/19(木)2:06 120 / 15:31 1378:42 58 / 21:44 68

干潮の時刻は、1日で30分前後ずつ後ろへずれます

表を縦に追うと、干潮も満潮も毎日少しずつ遅くなっているのがわかります。昼の干潮は11月10日が13:27、11日が13:56、12日が14:26、13日が14:58と、1日あたり30分前後のペースです。背景にあるのは、潮汐を起こす力が主に月の引力によるもので、月の動きに合わせて満干の時刻が移っていくことです。旅程への影響は小さくありません。3泊4日の旅行なら、初日と最終日で干潮は1時間半前後ずれます。「初日に見た干潮の時刻を最終日にも当てはめる」と、予定が合わなくなります。コツは、滞在日数ぶんの干潮時刻を出発前に並べて書き出すことです。午前の空港到着や午後の帰りの便と重ならない日がどこか、一覧にすると見えてきます。

11月は昼の干潮が浅い、という傾向も読み取れます

この15日間で昼間の干潮に注目すると、11月5日の10:35(50cm)から始まり、11月16日には17:28(95cm)まで高くなります。低い数字は未明に集中していて、11月11日の2:02(5cm)が期間内で一番低い干潮です。つまり11月の平良では、大きく引くのは夜中で、日中の干潮はそこまで下がりません。この昼夜の関係は、後のセクションで12か月分の表を使って確認します。今の時期に宮古島へ行く方は、「日中に潮が大きく引いた海」を前提にした計画は立てないほうが無難です。その代わり、干潮の前後でも海の色や景色を楽しむ予定を中心にして、潮の高さに左右されにくい行程を組むと失敗しません。

大潮・中潮・小潮の違いと、宮古島で本当に見るべき数字

5つの潮名はこう分かれています

潮名は干満差の大きさと、月の満ち欠けの段階を表す呼び名です。環境省の資料に引用された日本水路協会 海洋情報研究センターの定義によると、大潮は干満の差が大きな状態で新月や満月の前後数日間、小潮は差が小さい状態で上弦や下弦の前後数日間、中潮は大潮と小潮の間の期間です。長潮は上弦や下弦を1〜2日過ぎた頃に干満差が一段と小さくなる時期、若潮は長潮の翌日で干満差が再び大きくなり始める時期を指します。実際の平良でも、新月の11月9日は満潮173cmと干潮11cm、上弦の11月17日は満潮122cmと干潮50cmで、差の大きさの違いが表れています。覚え方としては「新月・満月のころが大潮、半月のころが小潮」の2点で十分です。

新月・満月の日がわかれば、大潮の時期はつかめます

気象庁の潮位表には潮名は書かれていませんが、朔(新月)と望(満月)のマークが載っています。解説でも、その前後数日間が大潮になると案内されています。今後12か月の日付は次のとおりです。日程の候補がこの日付の近くにあるかどうかが、最初の目安になります。

2026年11月時点・気象庁 潮位表(平良)PDFより

時期 朔(新月) 望(満月)
2026年11〜12月11/9、12/911/24、12/24
2027年1〜4月1/8、2/7、3/8、4/71/22、2/21、3/22、4/21
2027年5〜8月5/6、6/5、7/4、8/25/20、6/19、7/19、8/17
2027年9〜10月9/1、9/30、10/299/16、10/15

サイトによって潮名が違うのは、誤りとは限りません

同じ日なのに、あるサイトは大潮、別のサイトは中潮と表示されていても驚かなくて大丈夫です。Yahoo!天気の平良の潮汐ページには、潮名は月齢をもとに算出していて、算出方法が複数あるため日や場所によって他社と異なる場合がある、という注記があります。潮名は計算上の区分で、気象庁の表が示すのは時刻と潮位の予測です。ですから潮名の食い違いを見つけても、どのサイトが正しいかを調べ直す必要はありません。確認すべきは、その日の干潮が何時で何cmかです。同じ気象庁由来の数字であれば、潮名の表示が違っても満干潮の値は変わらないはずです。迷ったときは潮名を脇に置いて、数字で比べてください。

実は、大潮の日の昼が一番引くわけではありません

意外と知られていないのですが、大潮と表示された日の昼より、若潮の日の昼のほうが潮位が低いことがあります。実例を挙げると、surf-lifeの表で若潮とされている2026年11月5日の干潮は10:35(50cm)で、大潮とされている11月9日の昼の干潮は12:57(64cm)です。大潮は干満差が大きい時期という意味で、「日中に大きく引く」ことを保証する言葉ではありません。この時期の平良で深く引くのは夜中の干潮のほうだからです。さらに、一番低い干潮が新月や満月の当日に来るとも限りません。2026年11月は新月が9日で、低い数字は11日の2:02(5cm)でした。2027年5月も新月は6日ですが、月内で一番低い干潮は8日14:38(-13cm)です。潮見表で日程を選ぶなら、潮名で絞ったあと、前後の日の数字も並べて比べてください。

昼に引くのは何月?12か月の干潮データで見る宮古島

2026年11月〜2027年10月の月別干潮表

気象庁のテキストデータから、平良の干潮を月別に集計しました。「昼」は海に出やすい時間帯の目安として9:00〜16:00未満の干潮に絞っています。「20cm以下の回数」は、大潮の平均的な干潮面を0cmとする基準に対して低めの干潮がその時間帯に何回あるかを見るために、当サイトで置いた目安です。ビーチごとの引き方を保証する数字ではありません。

石垣島旅の教科書調べ(2026年11月時点の気象庁 潮位表 平良のデータを集計。単位cm)

月 昼に一番引く干潮 昼で20cm以下の回数 全時間帯で一番低い干潮
2026年11月4日 9:42 48なし26日 2:03 -26
2026年12月27日 15:33 63なし25日 2:00 -33
2027年1月25日 15:20 38なし23日 1:51 -31
2027年2月23日 14:58 162回21日 1:33 -18
2027年3月24日 14:35 18回昼と同じ
2027年4月9日 14:49 -712回昼と同じ
2027年5月8日 14:38 -1310回昼と同じ
2027年6月6日 14:33 -95回昼と同じ
2027年7月5日 14:26 -16回昼と同じ
2027年8月2日 13:28 86回昼と同じ
2027年9月1日 13:45 21なし昼と同じ
2027年10月26日 10:47 42なし31日 1:54 0

3月から8月は、昼に大きく引くシーズンです

昼に低い干潮が来るのは3月から8月です。2027年は3月から8月まで、月内で一番低い干潮がすべて昼の時間帯に入っています。中でも4月から6月はマイナス潮位が昼に現れ、4月9日14:49(-7cm)、5月8日14:38(-13cm)、6月6日14:33(-9cm)と続きます。20cm以下の干潮が昼に来る回数も、4月が12回、5月が10回と多く、日程の選択肢が広い時期です。時刻がいずれも午後の早い時間帯に寄っている点にも注目してください。午前の便で到着してレンタカーを受け取ってからでも間に合う時間帯で、干潮に合わせた行程を組みやすい季節と言えます。ただし数字は予測であり、海に入れるかどうかは当日の天候と現地の案内で判断してください。

11月から1月は、大きく引くのは夜中です

冬場は逆で、深い干潮は未明に集中します。2026年12月25日の2:00(-33cm)は2026年で一番低い干潮ですが、昼間の干潮で一番低い12月の値は27日15:33(63cm)です。2027年1月も23日1:51(-31cm)に対して、昼は25日15:20(38cm)にとどまります。潮見表の年間の低い数字だけを見て「12月は大きく引く月だ」と判断すると、昼の海辺との差に戸惑うことになります。逆に満潮は夏の朝に高くなる傾向があり、2026年は8月14日8:04の215cm、2027年は8月4日8:18の220cmが年間のピークです。2月と10月は切り替わりの時期で、2月は昼に16cmまで下がる日が出始めます。9月は1日13:45の21cmが一番低い値で、昼で20cm以下の回数はありません。

失敗パターン:大潮の日を選んだのに、昼の海が引いていない

よくある失敗が、12月の旅行で満月の日を狙い、昼に海辺へ行って潮が引いていないというケースです。原因は、潮名と月齢だけで日程を決め、昼の干潮の数字を確認しなかったことにあります。2026年12月24日は満月ですが、この月の深い干潮は25日2:00の-33cmのように未明です。対策は簡単で、候補日の干潮のうち、自分が海にいられる時間帯のものの数字を見ます。上の表で「昼に一番引く干潮」が48cmや63cmの月なら、そもそも昼に大きく引く日はないと割り切りましょう。日程を動かせるなら3月から8月を選び、動かせないなら潮の高さに左右されにくい予定を中心に組み替えるのが現実的です。

Q. 去年の潮見表で今年の予定を立ててもいいですか?
A. おすすめしません。新月と満月の日付は年ごとに変わり、たとえば5月の新月は2027年が5月6日です。月の傾向をつかむ参考にはなりますが、日付と時刻は必ずその年の表で確認してください。気象庁のページでは2027年分も表示できます。

潮見表を旅程に落とし込む段取りは?

日程を決めるまでの3ステップ

順番は「月で絞る、日で絞る、時間で組む」です。先に時間から考えると候補が多すぎて決まりません。まず12か月表で昼に引く月かどうかを判断し、次に新月と満月の日付の前後から候補日を選びます。最後に、その日の干潮時刻を中心に移動や食事の予定を置いていきます。候補日が複数あれば、干潮の数字が低いほうより、時刻が行程に収まるほうを優先すると計画が崩れにくくなります。

STEP 1
12か月表で、昼に引く月かどうかを確認する
↓
STEP 2
新月・満月の日と、その前後の干潮の数字を並べて候補日を選ぶ
↓
到着
干潮時刻を中心に、移動と食事の時間を置いて1日の行程を組む

干潮の前後は、どのくらいの幅で潮位が変わるのか

潮位は干潮の時刻に急に下がるのではなく、数時間かけて連続的に動きます。気象庁の毎時潮位で2027年5月8日を見ると、10:00に139cm、11:00に97cm、12:00に52cm、13:00に14cm、14:00に-8cm、14:38に-13cm、15:00に-11cm、16:00に6cm、17:00に38cm、18:00に77cmです。1時間で40cm前後動く時間帯がある一方で、干潮の前後1時間ほどは動きがゆるやかになります。つまりこの日なら、13:00から16:00の間に海辺にいれば低い潮位の時間帯を外しません。一方、2026年11月9日は11:00に91cm、12:00に71cm、13:00に64cm、14:00に73cm、15:00に94cmと、動く幅そのものが小さめです。毎時潮位の表かグラフで前後の数字を見ておくと、到着が30分遅れても慌てずに済みます。

シーン別の使い方:お子さん連れ、写真、短い滞在

目的によって見るべき数字は変わります。お子さん連れで波打ち際を歩くなら、干潮の時刻だけでなく、その後どのくらいの速さで潮が戻るかを毎時潮位で確認してください。先ほどの5月8日なら、16:00の6cmから18:00の77cmへ戻っていきます。写真を撮る方は、光の向きと潮を合わせる必要があるので、日の出と日の入の時刻も並べて見ます。Yahoo!天気の平良のページでは、2026年11月5日の取得時点で日の出6:48、日の入17:56と表示されていました。1泊2日の短い滞在なら、干潮に合わせて予定を動かすよりも、移動の順番を入れ替える程度にとどめると無理がありません。空港への戻りから逆算し、余裕のある時間帯に海の予定を入れてください。

失敗パターン:到着時刻と干潮が噛み合わない

もう1つの失敗は、干潮の時刻に合わせて海へ向かう予定を立てたのに、着いたころには潮が戻り始めているケースです。原因は、平良の干潮時刻をそのまま「現地に着く時刻」にしてしまい、レンタカーの受け取りや移動、駐車場探し、着替えの時間を入れていないことです。平良の予測は島の1地点の値で、気象庁の表に個別のビーチの地点はありません。対策は、干潮の時刻より前に現地へ着く予定にしておくことです。移動の所要時間はルートや混雑で変わりますので、地図アプリで出発前に確認し、受け取りや準備のための余裕も足しておきましょう。到着が干潮より先なら、潮が下がっていく様子も見られますし、戻り始める前に動き出せます。

潮見表の数字どおりにならない日、どう判断する?

潮見表は予測値で、実際の潮位とはズレます

潮見表に載っているのは、過去の観測データの解析から計算した予測値(天文潮位)です。気象庁の解説は、気象などのさまざまな要因で実際に観測される値とは異なると注意を促しています。surf-lifeの注記でも、気圧や風による偏差(高潮など)は含まないと明記されています。台風の接近時や強風の日には、数字どおりに引かない可能性があると考えておいてください。逆に言えば、潮見表は「その日の計画を立てるための下書き」です。時刻や数字をそのまま当日の状況として受け取らず、当日の天気と波の情報を合わせて判断しましょう。とくに秋の旅行は台風の影響を受ける日もあるため、前日と当日の朝に最新の気象情報を確認する段取りを組み込んでおくと安心です。

当日は「潮位観測情報」で実測との差を確かめます

当日のズレが気になるときは、気象庁の潮位観測情報を開いてください。平良の潮位表のページでも、昨日・今日・明日の実測潮位と天文潮位を確認できる情報として案内されています。使い方は、地図で宮古島周辺の観測地点を探し、実測と天文潮位の差を見ます。掲載地点は画面で確認し、見つからないときは当日の気象情報での判断に切り替えてください。実測のほうが高めに推移していれば、潮見表の数字より引きが小さいかもしれない、と心づもりができます。ただ、潮位表基準面と観測基準面は異なり、そのままの数字で比べるとずれが生じると気象庁は説明しています。潮位表のcmと観測値を直接引き算せず、同じ画面にある実測と天文潮位の差で読むのが安全です。ホテルを出る前に1回見るだけでも、その日の判断材料が増えます。

那覇や石垣の潮見表で代用できるのか

代用はおすすめしません。同じ気象庁のデータで3地点を比べると、時刻は近い日もあれば、開く日もあります。2026年11月10日の昼の干潮は平良13:27、那覇13:24、石垣13:22とほぼ並びますが、11月17日の夜の干潮は平良19:09、那覇19:00、石垣18:45で、24分の開きがあります。潮位の数字は基準面が地点ごとに違うため、横に並べて高低を比べることもできません。比べられるのは同じ地点での差で、11月10日の満潮と干潮の差は平良166cm、那覇189cm、石垣161cmです。八重山や本島を周遊する旅程なら、島を移るごとに地点を切り替えて確認してください。

石垣島旅の教科書調べ(2026年11月時点・気象庁 潮位表より。単位cm)

日付と項目 平良 那覇 石垣
11/10 満潮(朝)8:04 1567:52 1907:57 151
11/10 干潮(昼)13:27 6913:24 8213:22 74
11/17 満潮(昼)13:44 12213:17 15013:50 120
11/17 干潮(夜)19:09 9419:00 11118:45 101

航海には使わない、海の判断は公式情報で

この記事の数字や民間サイトの潮見表は、旅行の計画のためのものです。surf-lifeの注記にあるとおり、表示される情報は航海の用に供するものではなく、航海には海上保安庁の潮汐表を使うよう案内されています。船を自分で動かす方は、必ず航海用の資料にあたってください。また、干潮は沖へ歩いて出やすくなる時間帯でもあります。潮が戻ると来た道の様子が変わることもあるので、遠くまで歩き出す前に戻る時刻を決めておきましょう。遊泳できるかどうかは潮位だけでは決められません。

⚠️ 出発前に確認したいこと

潮見表は波の高さや海の危険を示すものではありません。出かける前に気象庁の警報・注意報を確認し、海の安全情報は第十一管区海上保安本部などの公式発表も参考にしてください。最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。現地の監視員や看板の案内があれば、それに従ってください。

まとめ

🚗 この記事の結論

宮古島潮見表は気象庁の平良を基準に、時刻と潮位の両方で読みます。海の予定は潮名でなく昼の干潮の数字で選びましょう。

✅ 要点チェック
  • ✔ 確認先:迷ったら気象庁の潮位表「平良」に戻る
  • ✔ 読み方:時刻と潮位を組で見て、マイナスは低い干潮
  • ✔ 季節:昼に引くのは3〜8月、冬の深い干潮は未明
  • ✔ 潮名:大潮でも昼に引くとは限らず数字で判断する
  • ✔ 当日:予測値なので実測と気象情報を出発前に確認

まずは旅行する月を12か月表で確認し、昼に引く月かどうかを見てください。そのうえで気象庁の平良のページで滞在日数ぶんの干潮時刻と潮位を書き出せば、海へ行く時間帯が自然に決まります。日程をまだ動かせる方は、候補日の前後2日まで数字を比べると、行程に合う干潮を見つけやすくなります。

この記事の潮位は2026年11月時点で気象庁が公開している予測値です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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石垣島旅の教科書編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

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