西表島の上原港に着いて、次の予定まで1時間ほど空いてしまった。荷物は重いし、浦内川まで行くには時間が足りない——そんなとき、港から歩いて数分で足を海に入れられる場所があります。それが「まるまビーチ」です。
結論から言うと、まるまビーチは上原港から徒歩約3分、民宿まるま荘の裏手に広がる小さな天然ビーチです。入場料はかからず、遠浅で波が穏やか、沖に出ればサンゴ礁も見られます。ただし監視員が常駐する市営ビーチのような設備はなく、シャワーの有無も公式には確認できません。「泳ぐぞ」と気合いを入れて行く海ではなく、船待ちや宿泊のついでに立ち寄る海として考えると、いちばん使いやすい場所です。
この記事では、石垣島からまるまビーチまでの渡り方(運賃と時刻)、上原港からの歩き方と車の置き場所、北風で欠航したときの振替ルート、季節ごとの海の状態、そして隣の民宿に泊まる選択肢までを、公式情報の数字でまとめました。旅程に組み込むかどうかを判断できるところまで一気に案内します。
・まるまビーチの位置と、上原港から徒歩約3分で着く歩き方
・石垣港から上原港までの運賃(大人片道3,290円)と所要時間・時刻
・北風で上原便が欠航したときの大原港ルートと無料送迎バス
・季節ごとの海の状態と、隣接する民宿まるま荘の料金・設備
まるまビーチは上原港から徒歩3分、宿の裏にある小さな海

名前の由来は「民宿まるま荘の裏にあるビーチ」だから
まるまビーチという名前は、地名でも岬の名前でもありません。民宿まるま荘の背後に位置していることが名前の由来です。だから地図アプリで探しても大きな看板や観光施設は出てこず、宿の敷地の先に砂浜が続いているだけ、という見え方になります。
場所は西表島の北部、上原港のすぐ近くです。西表島には川平湾のような有名なビーチの代わりに、集落ごとに小さな浜が点在していて、まるまビーチはそのうち「港からいちばん近い浜」にあたります。上原港からは徒歩約3分。民宿まるま荘からだと、公式サイトが「海まで徒歩3歩」と書くほどの近さです。
観光バスが止まるような場所ではないので、駐車場やトイレの規模も小さく、売店もありません。逆に言えば、船を降りてすぐ海を見たい人にとっては、島でもっとも手数の少ないビーチです。到着便で上原港に降りたら、荷物を待合室に置いて(貴重品は持って)散歩に出る、くらいの気軽さで行けます。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町上原 |
| アクセス | 上原港から徒歩3~5分。民宿まるま荘の背後にある。上原港のフェリーを待つ時間に立ち寄り可能。 |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | 公式サイト |
まるまビーチは上原港から徒歩約3分の天然ビーチです。入場料はかからず、トイレはあるものの、シャワーや更衣室が揃った有料ビーチではありません。「船待ちや宿泊のついでに立ち寄る海」として組むのが、いちばん失敗しない使い方です。
透明度が高いのに人が少ない、その理由
まるまビーチは「透明度も高く、水質もきれいなビーチ。観光客も少ない隠れ人気スポット」と紹介されています。きれいなのに人が少ないのは、海の質と知名度が比例していないからです。
理由は3つあります。1つ目は、西表島を訪れる人の目的が滝・カヌー・ジャングルに寄っていて、そもそも「泳ぐ島」として見られていないこと。2つ目は、ビーチ単体の集客施設がなく、ツアーの立ち寄り先に組み込まれにくいこと。3つ目は、規模が小さいので大人数のグループが入りにくいことです。
結果として、シーズン中でも浜に数組という状態になりやすく、写真を撮るにも泳ぐにも場所取りの心配がほとんどありません。ただし人が少ないということは、困ったときにすぐ助けを呼べる人も少ないということです。監視員のいる海ではないので、単独で沖まで出ない、子どもから目を離さないという基本は市営ビーチ以上に意識してください。
意外と知られていないのですが、まるまビーチは「目的地」として組むより「待ち時間の受け皿」として組むほうが価値が出ます。上原港発の便は日中に間隔が空くため、レンタカーを返してから乗船までの空き時間が生まれがちです。その時間に港から歩ける海があると、待合室で座って過ごすだけの時間が旅の1シーンに変わります。
遠浅で波が穏やか、子どもでも泳げる条件が揃っている
水に入る前提で見ると、まるまビーチの条件は家族向きです。現地情報では「波は比較的穏やかで遠浅のため、お子様でも安全に泳げます」とされています。沖にサンゴ礁があることで外洋のうねりが直接入りにくく、浜際は水深が浅いまま長く続きます。
遠浅の海は、立てる深さで長く遊べるのが利点です。浮き輪やライフジャケットを着けた子どもでも、足がつく範囲でシュノーケルの練習ができます。一方で注意点もあり、遠浅の海はサンゴの破片や岩で足を切りやすく、干潮時には歩ける範囲が広がりすぎて「戻るのに時間がかかる」状態にもなります。ウォーターシューズは持って行くほうが安心です。
また、穏やかといっても天然の海です。風向きが変わればその日だけ波が立ちますし、潮の動きで流れが出ることもあります。「いつも穏やか」ではなく「穏やかになりやすい浜」と理解して、当日の海の様子を自分の目で確かめてから入ってください。
沖300mのサンゴ礁は、段階的に深くなるから初心者向き
シュノーケリングの見どころは、約300m沖にあるサンゴ礁です。ここに熱帯魚が集まり、少し泳げばカラフルなサンゴ礁を見ることができると紹介されています。
初心者にとってありがたいのは、浅瀬から適切な深さまで段階的にアクセスできる地形であることです。いきなり足のつかない深さに落ちるドロップオフ型の浜ではないので、「今日はここまで」と自分で線を引きながら進めます。まずは腰の深さで呼吸に慣れ、次に胸の深さで水中を見る、という段取りにすると、初めての人でも落ち着いて楽しめます。
ただし300m沖というのは、泳ぎに自信がない人には遠い距離です。往復すれば600mを泳ぐことになり、帰りは疲労と向かい風で体力を削られます。サンゴ礁まで出るなら、ライフジャケット着用・複数人で行動・入水前に戻る地点を決めるの3点は外さないでください。無理をせず、浅瀬で小魚を眺めるだけでも十分に見応えがあります。
石垣島から渡る船は片道3,290円・直行なら約45〜55分
運賃は大人3,290円、小学生1,650円
まるまビーチへ行くには、まず石垣港から上原港までの船に乗ります。運賃は大人(中学生以上)片道3,290円、小人(小学生)片道1,650円、障がい者割引2,250円です(2026年9月時点)。燃料油価格変動調整金を含んだ金額として案内されています。
運航しているのは安栄観光と八重山観光フェリーの2社で、共同運航のため料金は同額です。どちらの会社の便でも上原港には着くので、「安いほうを探す」必要はありません。選ぶ基準になるのは、料金ではなく出港時刻と経由地です。
乗船券は石垣港離島ターミナルの各社カウンターで買います。往復で買うか片道ずつにするかは、帰りの港が変わる可能性(後述の欠航振替)を考えると、天候が不安定な時期は片道ずつのほうが動きやすい場面もあります。窓口で「上原行き」と伝えれば、その日の運航見込みも一緒に教えてもらえます。

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直行と鳩間島経由で所要時間が変わる
石垣港から上原港までの所要時間は、直行便で約45〜55分、鳩間島経由便で約70〜80分です(2026年9月時点)。同じ運賃で30分近く差が出るので、時間を優先するなら直行便を選びます。
鳩間島経由の便は、鳩間島に寄ってから上原に向かうルートです。遠回りにはなりますが、船から鳩間島の港と海が見えるので、移動そのものを楽しみたい人には悪くない選択です。逆に、到着後すぐレンタカーを借りて滝やカヌーへ向かう予定があるなら、直行便でないと予定が押します。
以下は、当サイト(石垣島旅の教科書調べ)が各社公式の時刻・運賃情報から整理したルート比較です。数字は2026年9月時点のもので、季節ダイヤや臨時運休で変わります。
| 比較項目 | 石垣港→上原港(直行) | 石垣港→上原港(鳩間経由) | 大原港経由+送迎バス |
|---|---|---|---|
| 所要時間 | 約45〜55分 | 約70〜80分 | 船+バス約50〜60分 |
| 大人片道運賃 | 3,290円 | 3,290円 | 欠航時の振替(バスは無料) |
| ビーチへの近さ | 港から徒歩約3分 | 港から徒歩約3分 | バス下車後に徒歩 |
| 向いている人 | 日帰りで時間が惜しい人 | 船旅も楽しみたい人 | 冬に旅程を動かせない人 |
出港時刻は朝・昼・夕方に分かれている
時刻を押さえておくと計画が一気に楽になります。2026年9月時点の案内では、石垣港発が07:00、08:30、13:30、16:30、上原港発が08:00、09:30、14:30、17:45で、09:30発は鳩間島経由です。鳩間経由の便が含まれるため、同じ「上原行き」でも到着時刻の感覚は便ごとに違います。
日帰りでまるまビーチに寄るなら、朝の便で渡って夕方の便で戻る形が組みやすいです。午前中に島に着けば、滝やカヌーなど時間のかかる予定を入れても、帰りの便までにビーチへ立ち寄る余裕が残ります。逆に13:30の便で渡ると、島で動ける時間は半日弱になるので、行き先はまるまビーチと港周辺に絞るくらいの割り切りが必要です。
この時刻は季節ダイヤや天候で変わります。旅行日の前日と当日朝に、運航会社の公式ページで実際の便を確認してください。八重山観光フェリーの運航状況ページや安栄観光の上原航路時刻表が一次情報です。
予約は不要、ただし混む時期は早めに窓口へ
上原航路は予約不要で、当日カウンターで乗船券を買えば乗れます。ただしGW、お盆、年末年始は混雑の可能性があると案内されています。満席で次の便に回されると、島での持ち時間が丸ごと削られます。
混雑期の対策はシンプルで、狙う便の出港時刻より早めに離島ターミナルへ入ることです。券売カウンターが2社並んでいるので、列の短いほうに並べば手続きは進みます。荷物が多い場合は、乗船時に船内の荷物置きスペースが埋まることもあるため、早めの乗船が有利です。
なお、石垣島側で車を使う人は、離島ターミナル周辺の駐車場に停めてから乗船する形になります。上原港側でレンタカーを借りるなら、乗船する便の到着時刻を各社に伝えておくと引き渡しがスムーズです。
北風の日は上原港に着けない|大原港への振替と最終便の落とし穴

冬(11〜2月)は北風で欠航しやすい
上原航路でいちばん重要なのは、この港が北風の影響で欠航しやすいという事実です。冬場(11月〜2月)は特にその頻度が上がります。上原港は西表島の北側にあり、北からの風とうねりをまともに受ける立地だからです。
「西表島に行けない」わけではありません。欠航時は、島の南東側にある大原港行きの便に振り替えられます。島の反対側に着くので、上原エリアに用事がある人はそこから陸路で移動することになります。つまり、冬のまるまビーチは「行けるかどうか」ではなく「どのルートで行くか」が変わる、と考えるのが実態に近い理解です。
この特性は夏でも無関係ではありません。台風接近時や前線通過時は季節を問わず欠航します。当日の朝に運航状況を確認する習慣をつけておけば、直前でも予定を組み替えられます。
上原航路は北風・台風で欠航することがあり、遊泳の可否も当日の海の状態で変わります。運航の有無、振替の扱い、気象・波浪の情報は、必ず運航会社と気象庁の公式発表でご確認ください。この記事の時刻・運賃は2026年9月時点の公式情報です。
大原港に着いたら無料送迎バスで上原エリアへ
欠航で大原港行きに振り替えられた場合、大原港から上原エリアまでの無料送迎バス(約50〜60分)が用意されます。乗船券を持っていれば追加の運賃負担なしで乗れる扱いです。
所要時間は約50〜60分。西表島は県道が1本で島の東西を結んでいるため、バスはその道をひたすら北西へ走ります。つまり「船が短くなった分、陸移動が増える」構図です。日帰りでまるまビーチだけを目的にすると、移動時間の割合が大きくなりすぎるので、振替になった日はビーチを目的地から外し、大原側の見どころに切り替えるほうが旅として成立します。
送迎バスの発車は船の到着に合わせて動きます。下船後は案内表示と係員の誘導に従い、乗り場を離れないことが大切です。荷物を預ける前にバスの位置を確認しておくと、慌てずに乗り込めます。

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失敗パターン①:上原発17:45を前提に組んで帰れなくなる
実際に起きやすいのが、「上原港発の最終便に間に合うはず」で組んだ旅程が崩れるケースです。2026年9月時点の上原港発は08:00、09:30、14:30、17:45。この17:45を基準に「夕方まで遊べる」と計算してしまうと、季節ダイヤで最終便が早まっていた場合や、風で午後便が運休した場合に石垣島へ戻れなくなります。
原因は、時刻表を旅行前の1回しか見ていないことです。上原航路の便は季節で構成が変わり、天候による運休も入ります。対策は2つ。1つは、島に着いた時点で港のカウンターに「帰りの便の見込み」を確認しておくこと。もう1つは、最終便の1本前を前提に旅程を組み、最終便は保険として扱うことです。
特に、まるまビーチで泳いでから帰る予定の人は、着替えと移動に想定より時間がかかります。海から上がる時刻を先に決めてしまうのが、いちばん確実な失敗回避策です。
まるまビーチまでの歩き方と、車の置き場所
起点は上原港の無料駐車場
車で向かう場合の起点は上原港です。上原港には無料駐車場があり、港を拠点にして周辺を歩く形が取れます。まるまビーチ自体にも駐車場があると案内されていますが、規模の大きい区画ではないため、港に置いて歩くほうが確実です。
港の駐車場は、フェリーの到着・出発時刻の前後に車の出入りが集中します。到着便でレンタカーを借りる人と、返却して乗船する人が重なる時間帯です。港に停めて歩くなら、便の時刻から少しずらして動くと入出庫で待たされません。
なお上原港は、レンタカーの無人貸出サービスを行う会社もある港です。港で車を借りてから島を回り、乗船前に返却して、空いた時間にビーチへ歩く——この流れが、車とビーチを両立させるいちばん無駄のない段取りになります。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町上原 |
| アクセス | 石垣港からフェリーで約45~55分(直行)または約70~80分(鳩間経由)。北風で欠航の場合は大原港利用で代替。 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(レンタカー無人貸出サービスもあり) |
| 公式サイト | 公式サイト |
港から徒歩3分、迷いにくい道のり
上原港からまるまビーチまでは徒歩約3分です。港を出て集落側へ進み、民宿まるま荘の方向へ向かうと、建物の裏手に浜が見えてきます。民宿まるま荘からの距離は徒歩約6分の位置関係で案内されているので、宿を目印にすれば迷いません。
3分という距離なので、水着の上にラッシュガードを着て、タオルとサンダルだけ持って歩けば十分です。ビーチには売店がないため、飲み物は港の売店や周辺の店で買ってから向かうほうが快適です。夏場の日中は日差しが強く、短い距離でも帽子があると体力を削られません。
読者タイプ別に使い分けると、こうなります。日帰りで時間が惜しい人は、港に荷物を置いて手ぶらで往復。子連れの人は、遠浅で立てる範囲が広いので浮き輪とライフジャケットを用意して午前中に。宿泊する人は、朝と夕方の光が違う時間に2回行くと、同じ浜でまったく違う海の色が見られます。
石垣港離島ターミナルで上原行きの乗船券を買う(大人片道3,290円)
直行便なら約45〜55分で上原港に到着。車は港の無料駐車場へ
港から徒歩約3分でまるまビーチ。帰りの便の時刻を先に決めておく
失敗パターン②:シャワーがある前提で来て、塩まみれで船に乗る
もう1つの失敗が設備の思い込みです。まるまビーチはトイレありと案内されていますが、水シャワーの有無は公式には確認できません。市営ビーチのようにシャワー・更衣室・コインロッカーが揃っている前提で行くと、泳いだあとに体を流せず、そのまま船に乗ることになります。
原因は、「ビーチ=設備あり」という本島や石垣島の有料ビーチの感覚を持ち込んでしまうことです。西表島の集落の浜は、設備のない天然ビーチが基本です。対策は、ペットボトルの水を多めに買っておく、体を拭く大判タオルを持つ、濡れたものを入れる袋を用意する、この3点です。
加えて、着替え場所も先に決めておきます。宿泊するなら宿に戻ってから、日帰りなら港のトイレなど利用できる場所を確認してから水に入る。この順番を守るだけで、帰りの1時間の快適さがまったく変わります。
フェリー待ちの時間をどう使う?上原港の待合室と売店
空調の効いた待合室と、2社のカウンター
まるまビーチとセットで知っておきたいのが上原港の使い勝手です。待合室には十分な数の椅子が用意されていて空調も効いており、安栄観光と八重山観光フェリーの2社がカウンターを設けています。夏の日中に海から上がってきたあと、涼しい場所で船を待てるのは大きな利点です。
カウンターが2社あることには実用的な意味があります。乗船券の購入だけでなく、当日の運航見込み・振替の扱い・次の便の時刻を、その場で人に聞けるということです。天候が不安定な日は、ビーチへ歩く前にカウンターで一声かけておくと、帰りの判断が早くなります。
待合室は荷物を持った人が集まる場所でもあります。ベンチを長時間占領しない、貴重品は身につけて出かける、といった基本的な配慮は必要です。ビーチへ行く前に大きな荷物をどうするかは、宿泊する人なら宿に、日帰りの人なら港で使える方法を確認しておきましょう。
売店のジェラートとカフェで、待ち時間を短く感じる
上原港の売店にはジェラートやカフェがあります。海から上がって塩気の残った体で食べる冷たいものは、待ち時間の体感を確実に短くします。まるまビーチには売店がないので、「海で泳ぐ→港で涼む→船に乗る」の流れに組み込むのが自然です。
営業時間は船の運航状況や季節で変わる可能性があります。到着時に開いているかを見ておき、帰りに寄るつもりなら「閉まっていたら困る買い物」は先に済ませておくのが無難です。特に日焼け後の飲み物は、我慢せず早めに確保しておくほうが安全です。
港周辺には飲食店が徒歩圏内に点在しています。船の時刻まで1時間以上ある場合は、港の外に出て食事を挟むという選択もできます。ただし島の店は昼休みや不定休があるため、狙う店があるなら営業時間を事前に確認してから動いてください。
上原港は、浦内川のカヌーやマリュドゥの滝・カンビレーの滝といった西表島の主要な見どころに近い港です。「滝を見る→港に戻る→まるまビーチで海に入る→売店で涼んで乗船」という組み立てにすると、車を使う時間と歩く時間がきれいに分かれて、移動の無駄が出ません。
買い出しは徒歩圏のスーパーで済ませる
まるまビーチの周辺には、民宿まるま荘・上原港の売店・カフェ・スーパーが徒歩圏内にあります。西表島は島全体で見れば店が少ないエリアですが、上原周辺は買い出しができる数少ない場所です。
ビーチで使うものは、飲み物、日焼け対策、濡れ物用の袋、絆創膏あたりが定番です。サンゴや岩で足を切ったときに絆創膏があるかどうかで、その後の予定が変わります。宿泊する人は、夕食なしのプランなら食料の調達も上原で済ませておくのが現実的です。
スーパーの営業時間は島の生活時間に合わせて動くため、夜遅くまで開いている想定では組めません。到着日に必要なものは、明るいうちに買ってしまうのが西表島での正解です。

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いつ行けば海がきれい?季節ごとの状態と安全の線引き
ベストシーズンは6月末〜8月
海の美しさを優先するなら、ベストシーズンは6月末〜8月です。梅雨明け後で水が最も美しくなり、サンゴ礁と熱帯魚の観察に向いた時期にあたります。まるまビーチのような透明度で勝負する浜は、この時期の見え方がはっきり違います。
理由は、梅雨が明けると雨で濁る要因が減り、日照が増えて水中が明るくなるからです。水温も上がるので、長く水に入っていても体が冷えません。沖300mのサンゴ礁まで出るなら、体力的にもこの時期がいちばん無理がありません。
一方で、夏は台風シーズンと重なります。台風が接近すれば船は止まり、海に入ることもできません。7月〜8月に旅程を組むなら、船が動かない日を1日想定して「その日は何をするか」を決めておくと、旅全体が崩れません。
3月14日の海開き前後は、泳げるけれど寒暖差がある
2026年の西表島の海開きは3月14日です。3月の平均気温は20℃で、遊泳には暖かく快適とされる時期にあたります。夏より人が少なく、浜を独占しやすい季節です。
ただし体感は別問題です。気温20℃でも、風があると水から上がった瞬間に冷えます。この時期に泳ぐなら、ラッシュガードやウェットスーツ素材のトップスに加えて、上がったあとに羽織れるものを1枚持っておくと安心です。曇りの日は水中の明るさも落ちるので、シュノーケリングは晴れた日の昼前後を狙うと見え方が変わります。
春は北風が残る時期でもあります。上原航路の欠航リスクが完全になくなるわけではないため、3月〜4月に渡る場合も当日の運航状況は確認してください。海開き後でも、海の状態がその日の遊泳に向いているかは自分で判断する必要があります。
まるまビーチは監視員が常駐する市営ビーチではありません。季節によってクラゲや流れの危険があるとされているため、遊泳の可否は当日の海の状態で判断してください。気象・波浪の最新情報は気象庁の公式発表でご確認ください。
11月〜2月は「泳ぐ」より「眺める」季節
西表島では一年中遊泳が可能ですが、季節によってクラゲや流れなどの危険があるとされています。特に11月〜2月は北風が強く、上原港の便が欠航しやすい時期です。この季節のまるまビーチは、入水前提ではなく散歩の目的地として考えるほうが現実的です。
冬の海は空気が澄んでいるので、色そのものは十分にきれいです。港から徒歩約3分という距離が活きるのはむしろこの季節で、寒くなったらすぐ待合室に戻れます。厚手の上着と歩きやすい靴で、波打ち際まで降りてみるだけでも西表島の海を味わえます。
どうしても水に入りたい場合は、ウェットスーツなど保温できる装備が前提です。監視員がいない浜であること、冬は人がさらに少ないことを踏まえて、単独での入水は避けてください。
泊まるなら「海まで徒歩3歩」の民宿まるま荘
1泊2食付き8,800円、素泊まり6,600円
まるまビーチをじっくり味わうなら、隣接する民宿に泊まる選択があります。料金は1泊朝夕2食付きで8,800円(税込)、素泊まりで6,600円(税込)です(2026年9月時点)。2食付きプランは地元食材を使った手づくりのごはんが出ます。
この宿の価値は立地です。公式サイトが「海まで徒歩3歩」と書くほどビーチが近く、敷地のすぐ前がまるまビーチという環境です。日帰りだと船の時刻に縛られて滞在が1〜2時間で終わりますが、泊まれば朝の海、夕方の海、そして波の音だけの夜まで手に入ります。
上原港からは徒歩約6分。船で島に渡ってそのまま歩いて宿に着けるので、レンタカーを借りない旅でも成り立ちます。車を借りずに宿とビーチと港だけで完結させる、というのは西表島では珍しい組み方で、運転が苦手な人にはむしろ向いています。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町上原527 |
| 電話番号 | 0980-85-6156 |
| アクセス | 上原港から徒歩約6分。敷地内にまるまビーチが隣接。 |
| 公式サイト | 公式サイト |
4畳半の和室と共用シャワー3室という構成
設備は、4畳半のシンプルな和室が客室で、共用シャワー室3室とトイレ(毎日清掃)という構成です。冷房は完備、共用の冷蔵庫もあります。ホテルのような個室バスを求める人には向きませんが、海に入って戻って流す、という使い方には十分な設備です。
ビーチに公式確認できるシャワーがない以上、宿の共用シャワーが使えることは実用的な意味を持ちます。泳いだあとに歩いて数十秒で塩を流せるのは、日帰りでは得られない快適さです。共用設備なので、混み合う夕方の時間を外して使うといった配慮はしましょう。
冷房完備と共用冷蔵庫があるのは、夏の西表島では重要な条件です。飲み物をまとめて買っておけば、ビーチと部屋を往復しながら水分補給ができます。買い出しは前述のとおり上原周辺のスーパーで済みます。
| まるま荘に泊まるメリット | 日帰りと比べたデメリット |
|---|---|
| ビーチが敷地のすぐ前で朝夕の海に入れる 共用シャワーで塩を流してから休める 上原港から徒歩約6分でレンタカーなしでも成立 2食付き8,800円で食事の手配が要らない | 客室は4畳半の和室で個室バスはない シャワー・トイレは共用で時間帯が重なる 支払いは現金が基本 島の店が少なく買い出しは上原周辺で完結させる必要 |
芝生の庭に東屋とハンモック
まるま荘には芝生の庭があり、東屋とハンモックが備わっています。波の音をBGMにくつろげる場所で、ビーチで泳ぐ以外の時間の使い方がここで生まれます。海に入らない同行者がいる旅でも、待ち時間が退屈になりません。
この「泳がなくても過ごせる」条件は、子連れや三世代の旅で効きます。年齢差があると全員が同じ時間だけ海に入るのは難しいものですが、庭で休める場所があれば交代で海に入れます。日差しを避けられる東屋があるのも、夏の八重山では実用的です。
夜は街灯の少ない集落なので、庭から空を見上げる時間も取れます。移動を詰め込まない旅程にして、上原に1泊して海と庭で過ごす——これは「西表島は滝とジャングル」という定番から外れた、静かな組み方です。
予約と支払いは早めに確認しておく
予約は2027年2月末までの受付が案内されています。部屋数の多い施設ではないため、夏休みや連休に泊まりたいなら早い段階で問い合わせるのが確実です。予約・問い合わせは宿の公式サイトから行ってください(民宿まるま荘 公式サイト)。
支払いは現金(振込相談可)です。島にはATMが限られるため、石垣島にいるうちに現金を用意しておくのが安全です。カード払い前提で組むと、島に着いてから支払い手段に困ることがあります。
また、宿泊日の船が欠航した場合の扱いも、予約時に確認しておくと安心です。上原航路は北風で止まることがあり、大原港からの移動になれば到着時刻が大きくずれます。到着予定時刻と、遅れる可能性がある旨を伝えておけば、宿側も対応しやすくなります。
まとめ|まるまビーチは「港から歩ける海」として使う
まるまビーチは、遠浅で波が穏やかな小さな浜です。沖約300mにサンゴ礁があり、浅瀬から段階的に深くなる地形なので、シュノーケリングが初めての人でも自分のペースで進められます。人が少ない代わりに監視員もいないので、ライフジャケットを着けて複数人で入る、上がる時刻を先に決める、という2つを守るだけで安心感がまったく変わります。最初の一歩としては、旅行日の上原航路の時刻表を運航会社の公式ページで開いて、帰りの便を1本前に設定してみてください。それだけで、ビーチに寄る余裕があるかどうかが一目で判断できます。
なお、本記事の運賃・時刻・料金はすべて2026年9月時点の公式情報です。上原航路は北風や台風で欠航することがあり、季節ダイヤでも便の構成が変わります。出発前に運航会社と気象庁の公式情報をご確認ください。

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