竹富島のレンタサイクル一覧を眺めていて、「ファットバイク」という見慣れない選択肢で手が止まった方は多いはずです。極太タイヤの自転車が白砂の道を走っている写真は目に留まるものの、料金がいくらで、どこで借りられて、そもそも自分が乗れる自転車なのかまでは、なかなか分かりません。
先に結論をお伝えします。竹富島でファットバイクを扱っているのは、専門店の「ファットバイクレンタル竹富島」と、島最大手の「友利観光(友利レンタサイクル)」の2か所です。専門店は3時間まで1,800円、友利観光は通常期の2時間まで1,650円から。普通のレンタサイクルより数百円高い程度で、白砂と赤瓦の島をひと味違う乗り物で回れます。
この記事では、両店の料金と予約ルール、乗れる体格の条件、石垣島からの渡り方と港の駐車場、そして白砂の道で困らない走り方まで、公式サイトで確認できた数字だけを並べて整理します。竹富島は周囲9.2kmの平坦な島。船の時刻から逆算して借りる時間を決めれば、半日でも十分に回りきれます。
この記事でわかること
・専門店と友利観光、ファットバイクが借りられる2か所の料金と条件
・身長150cm以上・体重95kg以下という「乗れる人」の線引き
・11:00を境に変わる予約ルールと、当日返却のみという制約
・石垣港離島ターミナルの駐車場料金と、船の時刻から逆算する借り方
ファットバイクレンタル竹富島の料金・営業時間・予約ルール

3時間まで1,800円、時間区分は3つだけ
料金は3区分です。0~3時間までが1,800円、3時間を超えて5時間までが2,400円、5時間を超えて17:00の閉店までが3,000円。時間ごとに細かく加算される方式ではないので、「あと10分オーバーしたらいくら増えるのか」と時計を気にしながら走る必要はありません。
この区切り方は、竹富島の観光の実態に合っています。竹富港からの船の便に合わせて島に3時間だけ滞在する人、昼をはさんで5時間ほど過ごす人、朝から夕方までのんびり過ごす人。この3パターンにそのまま対応する設計です。
島の主要スポット間の移動は自転車で5~10分程度なので、3時間あればコンドイ浜・カイジ浜・西桟橋・集落の町並みをひと通り回れます。逆に、浜でのんびりしたい、写真を撮りながら何度も止まりたいという方は、最初から5時間の区分を選んでおくほうが気が楽です。
返却時間を延ばすと差額が発生するので、迷ったら長めの区分で借りて早く返す、という考え方は取れません。借りるときに、乗る予定の帰りの船の時刻を伝えて相談するのが確実です。
割引価格が使える2つの条件
公式サイトには割引価格が明記されています。2度目以降の来店、または株式会社林檎プロモーション出版の情報誌『沖縄 離島情報』を持参した場合、0~3時間が1,500円、3時間超~5時間が2,000円、5時間超~17:00までが2,500円になります。いずれの区分でも300~500円が引かれる計算です。
八重山の情報誌は石垣島のホテルや離島ターミナルの売店、書店などで手に入るものです。石垣島に前泊するなら、竹富島に渡る前日に入手しておくと、そのまま割引に使えます。
2度目以降の来店が対象になる点も見逃せません。八重山は一度訪れるとリピートする人が多いエリアなので、次の旅でもう一度借りるつもりなら、初回のレシートや記憶だけでなく、お店の方に前回の利用を伝えておくとスムーズです。
なお、割引の適用可否は現地判断になります。条件に当てはまりそうなら、電話予約の段階で確認しておくと当日に慌てません。
11:00が境目になる予約ルール
予約の仕組みが少し独特です。当日11:00までに来店する分は事前予約を受け付けていますが、11:00以降に来店する場合は、来店の1時間前以降に電話をして在庫を確認する必要があります。
この仕組みは、車体の在庫数が限られていることの裏返しです。午前に借りた人がいつ返却するかによって、午後に貸し出せる台数が変わります。だから「午後に何台空くか」は前日には確定できず、直前の電話確認になるわけです。
実務的には、午前の船で渡って午前中から借りるプランのほうが、予約が取りやすく計画も立てやすいことになります。石垣港を07:30や09:00に出る便に乗れば、竹富島に着くのは午前の早い時間帯。そのまま借りて、昼過ぎまで走る流れが組みやすくなります。
午後着で借りたい場合は、船を降りてから電話をするのではなく、石垣島にいる段階で出航時刻が決まったら連絡を入れておくのがおすすめです。公式サイトにも、石垣港の出航時刻が決まったら電話を、と案内されています。
港からの送迎あり・当日返却のみという条件
竹富港からの送迎があります。店舗は竹富郵便局の正面に向かって右へ50mの位置で、集落の中にあります。港から集落までは歩くと15分前後かかる距離なので、送迎があるかないかは体力の面で差が出ます。民宿までの送迎も相談できると案内されています。
営業時間は7:30~17:00で、竹富港行きの最終送迎は17:00発です。ここが1日の設計の起点になります。石垣島に帰る最終の船に間に合わせるには、17:00の送迎に乗る前提で返却時刻を組み立てることになります。
もうひとつ重要なのが、当日返却のみの対応という点です。宿泊して翌日まで借りっぱなしにする使い方はできません。竹富島に泊まる場合も、1日ごとに借り直す形になります。
休業日は不定休で、公式サイトに月別の休業日が掲載されています。2026年9月は2日・9日・10日・15日・17日・24日・29日・30日、10月は7日・8日・14日・15日・22日・23日・27日・28日が休業日です。旅程が決まったら、まず休業日カレンダーを見るのが最初の一歩になります。
| 住所 | 〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富515 |
| 電話番号 | 070-1504-0881 |
| 営業時間 | 7:30~17:00(竹富港行最終送迎17:00発) |
| 定休日 | 不定休(公式サイトに月別の休業日を掲載。2026年9月は2日・9日・10日・15日・17日・24日・29日・30日、10月は7日・8日・14日・15日・22日・23日・27日・28日) |
| アクセス | 竹富港から送迎あり、竹富郵便局の正面に向かって右へ50m |
| 駐車場 | なし(港への駐車は石垣港離島ターミナル第一・第二駐車場利用) |
| 公式サイト | 公式サイト |
そもそもファットバイクって普通の自転車と何が違うの?
タイヤ幅4インチという「別物」のスペック
ファットバイクとは、幅4インチ前後の極太タイヤを採用した自転車です。一般的なシティサイクルのタイヤ幅と比べると、見た目からして明らかに太く、写真に撮ったときの存在感がまるで違います。
もともとは北米の寒冷地で開発された自転車で、土や砂、雪といった障害物を乗り越えることに特化しています。接地面が広いぶん、やわらかい路面でも沈み込みにくく、走行が安定します。
竹富島で借りられる車体は20インチと26インチの2種類です。ホイールサイズの違いなので、小柄な方は20インチ、身長のある方は26インチ、という選び方になります。どちらもタイヤ幅は太く、乗り味の方向性は同じです。
車体重量はモデルによりますが、エントリーモデルでは20kg前後になります。普通のシティサイクルより重いので、持ち上げたり階段で担いだりする使い方には向きません。ただし平坦な道を走り出してしまえば、重さはほとんど気になりません。
マウンテンバイクとの違いは「衝撃の吸収の仕方」
見た目が似ているマウンテンバイクとの違いは、路面からの衝撃をどう受け止めるかにあります。マウンテンバイクはサスペンションという機構で衝撃を吸収しますが、ファットバイクはタイヤ内部の空気の量(エアボリューム)そのものがクッションになります。
この違いは、竹富島のような舗装と未舗装が混ざる島では体感差になります。集落の白砂の道や、浜へ向かうダートっぽい区間で、空気のクッションがゆるやかに衝撃を吸ってくれるからです。
友利観光でもマウンテンバイクとファットバイクを両方扱っていて、料金は通常期の2時間まででどちらも1,650円と同額に設定されています。値段で選べないので、走る場所と好みで選ぶことになります。
舗装路を速く走りたいならマウンテンバイク、砂まじりの道をゆっくり楽しみたいならファットバイク、という整理がわかりやすいはずです。
| 竹富島でファットバイクを選ぶメリット | 知っておきたいデメリット |
|---|---|
| 砂まじりの白砂の道でも安定して走れる 太いタイヤが路面の凹凸をやわらげる 赤瓦の集落を背景にした写真で絵になる 専門店は3時間まで1,800円と区分が明快 | 身長150cm以上・体重95kg以下など利用条件がある 車体が重く、押して歩く場面では負担になる 取り扱いが2か所だけで台数に限りがある 普通自転車より数百円高い |
白砂の道と相性がいい理由
竹富島の集落は、赤瓦の家と白砂の道の景観が保存されている地区です。この白砂は見た目に美しい一方で、自転車で走ると細いタイヤがハンドルを取られやすい路面でもあります。実際、白砂の道は運転しづらいので気をつけるように、という注意が観光情報でも共有されています。
太いタイヤは接地面が広く、砂に沈み込みにくいので、この白砂区間でふらつきにくくなります。ファットバイクが竹富島で扱われている理由は、観光地の話題づくりだけではなく、島の路面事情に噛み合っているからです。
コンドイ浜やカイジ浜へ向かう道も、舗装が途切れる場所があります。太いタイヤなら、路面の変化に神経を使う場面が減ります。
ただし、砂の上ならどこでも走っていいわけではありません。ビーチへの自転車の乗り入れは禁止されています。浜の手前の駐輪場に停めて、砂浜は歩いて入るのがルールです。
身長150cm以上・体重95kg以下=乗れない人がいる
ここが最初の失敗パターンです。専門店が用意しているのは大人用の20インチと26インチの2種類のみで、身長150cm以上・体重95kg以下という条件があります。小学生の子どもは体格的に乗れない可能性が高く、「家族全員でファットバイクに乗る」というプランは組めないことがあります。
原因は、車体のサイズ展開がシンプルなことにあります。子ども用の車体を並べる代わりに、大人向けの2サイズに絞っているわけです。台数が限られる離島の店では現実的な選択ですが、利用者側は事前に知っておく必要があります。
対策はシンプルで、子ども連れの場合は「大人だけファットバイク、子どもは別の店で子供用自転車」という組み合わせにするか、家族全員で普通のレンタサイクルにそろえるかの二択です。友利観光では子供用自転車を2時間1,000円、3時間1,500円、3時間超2,000円で貸し出しており、子乗せ台にも対応しています。
体重条件にも差があります。専門店は95kg以下、友利観光のファットバイクは100kg以下と設定されています。数字が公表されている以上、当日に相談して例外にしてもらう、という前提で旅程を組むのは避けたほうが安全です。
ファットバイクレンタル竹富島以外にも借りられる店はある?

島で扱っているのは2か所
竹富島でファットバイクを借りられるのは、専門店の「ファットバイクレンタル竹富島」と、島で最大手の「友利観光(友利レンタサイクル)」の2か所です。丸八レンタサイクルや竹富観光センターなど、島にはほかにもレンタサイクル店がありますが、ファットバイクを公式の料金表に載せているのはこの2店です。
取り扱いが2か所ということは、繁忙期には台数がすぐ埋まる可能性があるということでもあります。人気の乗り物というだけでなく、そもそも母数が少ないためです。
2店は性格が違います。専門店はファットバイク1本で、時間区分が3つのシンプルな料金体系。友利観光は普通自転車から電動アシスト、マウンテンバイク、2人乗り自転車まで揃う総合店で、その中の1車種としてファットバイクがあります。
グループの中で「自分だけファットバイクに乗りたい」「ほかの人は電動アシストがいい」という場合は、車種が揃う友利観光でまとめて借りるほうが段取りは楽になります。
友利観光のファットバイクは通常期と繁忙期で料金表が変わる
友利観光のファットバイクは、通常期が初乗り2時間まで1,650円、3時間まで2,400円、3時間を超えて営業時間終了までが3,100円です。繁忙期になると区分が1段階増え、4時間までが3,100円、4時間を超えて営業時間終了までが3,750円になります。
繁忙期として案内されているのは、春休み、ゴールデンウイーク、7/1~10/31、冬休みです。詳細な期間は開始前に公式サイトのお知らせ欄に掲載されると明記されているので、夏に旅行する方は出発前に確認しておくと予算がぶれません。
営業時間は9:00~17:00で、自転車の最終返却は16:50までです。竹富港からは送迎バスが利用でき、時刻表では港発8:50~14:50、店舗発9:30~17:00の便が設定されています。送迎は事前登録者が優先されるため、使うつもりなら先に登録しておくのが確実です。
事前登録には3~5%の割引もついてきます。ファットバイクの装備面では、泥除けがないこと、チェーン外れ防止のため段差は減速して通行することが公式に注意喚起されています。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町竹富(竹富港から約1km) |
| 電話番号 | 0980-85-2335 |
| 営業時間 | 9:00~17:00(自転車最終返却16:50まで) |
| 定休日 | 不定休、悪天候時は臨時休業 |
| アクセス | 竹富港から送迎バス利用可(時刻表により港発8:50~14:50、店舗発9:30~17:00の便あり、事前登録者優先) |
| 駐車場 | なし |
| 公式サイト | 公式サイト |
予約できる店とできない店がある
竹富島のレンタサイクルは、店によって予約の考え方が違います。専門店は当日11:00までの来店分を事前予約で受け付け、それ以降は1時間前からの電話確認。友利観光は事前登録制度があり、送迎バスも登録者優先です。一方、丸八レンタサイクルは電話がなく予約不可で、竹富港で待機している送迎車に乗って店へ向かう方式です。
この違いは、島の店の規模と運営スタイルの差から来ています。港で客を乗せて回すやり方は、船の到着に合わせて動く島ならではの合理性がありますが、利用者側からすると「行ってみないと分からない」ということでもあります。
ファットバイクのように台数が限られる車種を狙うなら、予約や事前確認ができる店を選ぶのが現実的です。特にゴールデンウイークや夏休みは、船の便ごとにまとまった人数が港に降りるので、到着してから探すと選択肢が残っていないことがあります。
逆に、平日のオフシーズンで「普通自転車でいいから安く借りたい」という場合は、予約不要の店のほうが身軽です。目的によって使い分けてください。
普通のレンタサイクルと比べて何円高い?料金で見る選び方
竹富島の主なレンタサイクル料金を並べてみる
「ファットバイクは高いのでは」という不安は、数字を並べると解消します。以下は各社の公式サイト・竹富町観光協会の掲載情報から、石垣島旅の教科書が料金を整理した比較です(2026年8月時点)。
| 比較項目 | ファットバイクレンタル竹富島 | 友利観光(ファットバイク・通常期) | 友利観光(普通自転車) | 丸八レンタサイクル(普通自転車) |
|---|---|---|---|---|
| 短時間の料金 | 3時間まで1,800円 | 2時間まで1,650円 | 2時間1,000円 | 2時間1,000円 |
| 長めに借りる場合 | 5時間まで2,400円/閉店まで3,000円 | 3時間2,400円/3時間超3,100円 | 3時間1,500円/3時間超2,000円 | 4時間以上2,000円 |
| 予約 | 11:00までの来店分は事前予約可 | 事前登録制(送迎バス優先) | 事前登録制 | 予約不可 |
| 港からの送迎 | あり(最終送迎17:00発) | 送迎バスあり | 送迎バスあり | 港で送迎車が待機 |
普通自転車の2時間1,000円に対して、ファットバイクは2時間まで1,650円、3時間まで1,800円。差額は数百円です。船の運賃や島までの移動費を考えれば、乗り物そのものを旅の目的にできる価格差だと言えます。
電動アシストという選択肢も並べて考える
竹富島のレンタサイクルでもう一つ人気なのが電動アシストです。友利観光では2時間1,750円、3時間2,500円、3時間超3,200円。丸八レンタサイクルでは電動自転車が2時間1,600円、4時間以上一律3,200円です。
ファットバイクと電動アシストは、価格帯としてはほぼ並びます。つまり竹富島では「予算で決める」より「何を優先するか」で決めることになります。
丸八レンタサイクルは2時間から4時間の間なら30分単位で返却でき、料金も4時間以上は一律です。船の時刻に合わせて中途半端な時間だけ借りたいときに使いやすい設計になっています。店舗は集落のちょうど真ん中に位置しています。
なお、竹富島には路線バスもあり、運賃は大人300円・小人150円です。自転車に乗らない人が同行するときは、バスと組み合わせる手もあります。
| 住所 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富523 |
| 定休日 | 竹富島公民館の行事と重なる日は休業 |
| アクセス | 竹富港から車で5分、徒歩15分。港で送迎車が待機。石垣発8時30分~対応 |
| 駐車場 | なし |
| 公式サイト | 公式サイト |
実は、平坦な竹富島では電動アシストの優位が小さい
意外と知られていないのですが、竹富島は周囲9.2kmの平坦な島です。石垣島の川平方面や小浜島のように長い上り坂が続く地形ではないため、電動アシストの「坂がラクになる」という最大の武器が、この島ではあまり出番がありません。
電動アシストが効くのは、坂道と長距離、そして向かい風です。竹富島で効いてくるのは主に風と、砂で重くなる路面の抵抗。前者は電動が有利ですが、後者はタイヤの太さのほうが効きます。
だからこそ、この島ではファットバイクという選択肢が現実的な意味を持ちます。坂がない島で、路面のクセにだけ対応すればよいなら、太いタイヤは合理的な答えです。
もちろん、体力に不安がある方や小さな子どもを乗せる方は電動アシストが安心です。「坂がないから電動は不要」ではなく、「坂がないぶん、選択の理由が変わる」と考えてください。
竹富島のレンタサイクル全体を比較したい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

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石垣島から竹富島へ渡る段取りと港の駐車場

フェリーは2社、片道880円か970円
竹富島へは石垣港離島ターミナルから高速船で渡ります。運航しているのは安栄観光と八重山観光フェリーの2社です。安栄観光は大人片道970円・往復1,880円、小人片道510円・往復990円。八重山観光フェリーは大人片道880円・往復1,700円、小人片道460円・往復890円です。
所要時間は安栄観光が約15~20分、八重山観光フェリーが約10~15分。石垣島の離島航路のなかでは最も近い島のひとつで、日帰りが前提にできる距離です。
便数も多く、安栄観光は石垣発7便・竹富発8便、八重山観光フェリーは1日10便以上。朝の07:30ごろから夕方まで、時間帯を選んで乗れます。通常は当日購入でも乗船できますが、ゴールデンウイークや夏休み、連休は満席になることもあり、特に午前便は事前予約が推奨されています。
ファットバイクを午前から借りたいなら、逆算して石垣港を07:30または09:00に出る便を押さえるのが定石です。船内での所要時間が短いぶん、港での待ち時間のほうが計画に効いてきます。
石垣港離島ターミナルの市営駐車場に車を停める(1時間100円、以降30分ごとに50円)
ターミナルで竹富島行きの乗船券を購入し、出航時刻が決まったらレンタル店へ電話
竹富港で送迎車に乗り、集落の店舗でファットバイクを借りて走り出す
石垣港離島ターミナルの駐車場は1時間100円から
石垣島でレンタカーを借りている場合、竹富島に渡る間は車を港に置いていくことになります。石垣港離島ターミナル周辺には市営駐車場が4か所あり、合計で約530台分。第一駐車場が78台、第二駐車場が172台です。
料金は営業時間帯(8時~20時)で最初の1時間100円、以降は30分ごとに50円。夜間の20時~翌8時は1時間ごとに50円です。半日ほど停める前提なら、島の観光としては負担の小さい水準に収まります。
注意したいのは繁忙期です。ゴールデンウイークや夏休みは早朝に満車になるため、公共交通機関の利用が推奨されています。朝いちばんの船に乗るつもりで港に着いたら駐車場が埋まっていた、という事態は避けたいところです。
ファットバイクの店は駐車場を持っていないため、石垣島側で車をどうするかは自分で決めておく必要があります。宿から港までバスやタクシーで移動する選択肢も、繁忙期には十分現実的です。
| 住所 | 〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町(石垣港離島ターミナル周辺) |
| 営業時間 | 営業料金適用:8時~20時、割引料金適用:20時~翌8時 |
| アクセス | 石垣港離島ターミナル直下・周辺 |
| 駐車場 | あり(市営駐車場4箇所、計約530台分) |
| 公式サイト | 公式サイト |
帰りの船から逆算して借りる時間を決める
1日の組み立ては、帰りの船から逆算するのが鉄則です。専門店の竹富港行き最終送迎は17:00発。友利観光の自転車の最終返却は16:50までです。この時刻に間に合うよう、返却→送迎→乗船の順に時間を割り振ります。
竹富港から集落までは、丸八レンタサイクルの案内で車で5分・徒歩15分とされている距離感です。送迎に乗れれば数分ですが、歩く場合は15分前後を見込む必要があります。返却時刻ぎりぎりに走っていると、この移動時間が足りなくなります。
船の便は夕方まであるとはいえ、最終便に近づくほど選択肢は減ります。午前中に渡って3時間の区分で借り、昼過ぎの船で石垣島に戻るプランなら、時間の余裕を持ったまま回りきれます。
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台風の接近時や強風・高波の影響で、竹富島航路は欠航することがあります。特に6月から10月の台風シーズンは、朝は運航していても午後の便が止まるケースがあります。自転車を長時間の区分で借りていると帰りの便に合わせづらくなるため、天候が不安定な日は短い区分を選ぶ判断も必要です。最新の運航状況・気象情報は各社公式サイトでご確認ください。
白砂の道で失敗しないための走り方とマナー
ビーチへの乗り入れは禁止、駐輪場に停める
竹富島では、ビーチに自転車で入ってはいけないルールがあります。コンドイ浜やカイジ浜に向かうときは、手前の駐輪場に停めて、そこから歩いて砂浜に入ります。
理由は景観と環境の保護です。星砂で知られるカイジ浜のように、砂そのものが観光資源になっている浜もあります。タイヤが太いファットバイクは砂の上でも走れてしまうぶん、うっかり乗り入れてしまわないよう意識しておく必要があります。
集落内も同様で、住民の生活道路です。町並み保存地区の白砂の道は、観光のために整備された遊歩道ではなく、人が暮らしている場所の道でもあります。歩行者や水牛車が通る場面では、速度を落として道を譲るのが基本です。
なごみの塔や赤山公園、ゆがふ館といった集落内のスポットを回るときも、停める場所を決めてから歩いて見学するほうが、結果的に効率よく回れます。
泥除けなし・段差で減速という2つの注意点
ここが2つめの失敗パターンです。友利観光のファットバイクには、泥除けがないことと、チェーン外れ防止のため段差は減速して通行することが公式に注意書きされています。この2点を知らずに走ると、雨上がりの路面で背中が汚れたり、段差を勢いよく越えてチェーンが外れたりします。
原因は車体の構造です。ファットバイクはオフロード志向の設計で、装備を絞ったモデルが多く、街乗り自転車のような泥除けが標準ではありません。段差の衝撃でチェーンが外れやすいのも、太いタイヤと変速機構の組み合わせによるものです。
対策は2つ。雨上がりや水たまりのある日は、汚れてもいい服装にするか、路面が乾く時間帯を選ぶこと。もう一つは、歩道と車道の段差や舗装の切れ目では、必ず速度を落として通ることです。
島には自転車店が街中のようにあるわけではありません。トラブルが起きたときの復旧に時間がかかるという前提で、丁寧に扱うのが結果的に近道になります。
白砂と横風、竹富島特有の走りにくさ
白砂の道は運転しづらいので気をつけるように、と観光情報でも注意されています。砂が浮いている場所ではブレーキが効きにくくなり、カーブでタイヤが横に滑ることがあります。太いタイヤでも、砂の上で急ブレーキをかければ滑ります。
もう一つが風です。八重山は海に囲まれた平坦な島が多く、遮るものがない海沿いの道では横風を受けます。西桟橋やコンドイ浜へ向かう海沿いの区間は、風の強い日には体力を使います。
対策は、カーブの手前で減速を終えておくこと、そして風の強い日は距離を欲張らないことです。周囲9.2kmの島なので、無理をしなくても主要スポットには届きます。
ヘルメットや保険の扱いは店によって案内が異なります。気になる方は借りるときに直接確認してください。
2人乗りはできない、というルール
竹富島の自転車利用ルールとして、2人乗りはしないことが案内されています。カップルや友人同士で1台を共有する使い方はできないので、人数分の車体を確保する前提で予約してください。
ただし、友利観光には2人乗り自転車(タンデム)という車種があり、2時間3,300円、3時間4,800円、3時間超6,200円で借りられます。2人で1台に乗りたい場合は、この専用車種を選ぶことになります。
ファットバイクの車体に2人で乗ることはできません。グループでの旅行なら、ファットバイクを何台借りるか、ほかの車種と混ぜるかを出発前に決めておくと、当日の在庫確認がスムーズです。
竹富島の自転車ルールは3つ覚えれば足ります。ビーチには乗り入れず駐輪場に停める、白砂の道は減速して走る、2人乗りはしない。この3つを守れば、集落の景観も浜の砂も、次に訪れる人の分まで守れます。
3時間・5時間で組む島内の回り方
3時間なら主要スポットをひと通り回れる
3時間の区分(専門店1,800円)で回るなら、集落→西桟橋→コンドイ浜→カイジ浜→集落という流れが素直です。主要スポット間の移動は自転車で5~10分程度なので、移動そのものに使う時間は往復で1時間前後に収まります。
残りの2時間を、浜での滞在と集落の散策に配分します。町並み保存地区は歩いて見るほうが向いているので、駐輪してから15分ほど歩く時間を取っておくと、赤瓦の家並みをゆっくり眺められます。
この組み立ての利点は、船の時刻に対して余裕が残ることです。午前の便で渡り、3時間走って、昼過ぎの便で石垣島に戻る。石垣島側の午後の予定を潰さずに済みます。
逆に、浜で泳ぎたい、日陰でのんびりしたいという方には3時間は短めです。着替えや休憩の時間を見込むと、次の5時間の区分が合ってきます。
5時間なら浜での滞在時間を長く取れる
5時間の区分(専門店2,400円)にすると、コンドイ浜での滞在に2時間近くを充てられます。遠浅の浜なので、潮の状態によって表情が変わり、時間帯を変えて2回訪れるという回り方もできます。
この区分が向いているのは、写真を撮りながら回りたい方です。赤瓦の集落、白砂の道、海沿いの一本道と被写体が続くので、止まる回数が多いほど時間を消費します。
昼食を島でとる場合も5時間の区分が現実的です。集落内の飲食店は数が限られるうえ、昼の時間帯は混み合うため、待ち時間を見込んでおく必要があります。
それ以上ゆっくり過ごしたいなら、5時間を超えて17:00の閉店までの区分(3,000円)を選びます。朝いちばんの船で渡って夕方まで、という1日の使い方になります。
シーン別・どの車種をどこで借りるか
読者のタイプ別に整理します。大人2人でファットバイクに乗ってみたいなら、専門店に午前の来店で予約するのが最短です。時間区分がシンプルで、車種選びに迷いません。
小学生以下の子ども連れなら、友利観光でまとめて借りるのが現実的です。子供用自転車や子乗せ台に対応しており、大人だけファットバイク、子どもは子供用、という組み合わせが1店で完結します。
船の時刻が中途半端で「2時間半だけ借りたい」という場合は、30分単位で返却できる丸八レンタサイクルが便利です。ただし予約ができないので、港で送迎車に乗る前提になります。
竹富島の滞在時間そのものをどう見積もるかは、こちらの記事で整理しています。

「竹富島って半日で足りるの? それとも丸一日みておいたほうがいい?」——石垣島の旅程を組んでいて、いちばん決めにくいのがここだと思います。船で10分そこそこの島…
専門店は当日返却のみの対応です。竹富島に宿泊する場合でも、1日ごとに借り直す形になります。連泊して2日ともファットバイクで走りたいなら、初日の返却時に翌日の予定を伝えておくと、在庫の相談がしやすくなります。
まとめ:竹富島のファットバイクは「借りる時間」から逆算する
竹富島は周囲9.2kmの平坦な島で、主要スポット間は自転車で5~10分。だからこそ、どの自転車で走るかが旅の印象を変えます。極太タイヤのファットバイクは、白砂の道でふらつきにくく、赤瓦の集落を背景にした一枚も絵になる選択肢です。専門店は3時間まで1,800円、友利観光は通常期の2時間まで1,650円と、普通自転車との差は数百円。乗り物そのものを目的にできる価格差だと考えれば、選ぶ理由は十分にあります。
最初の一歩は、休業日カレンダーの確認です。専門店は不定休で、公式サイトに月別の休業日が掲載されています。旅程の日付が決まったら、まずそこを見て、営業している日なら石垣港の出航時刻が決まった時点で電話を入れる。この順番で動けば、当日に「借りられなかった」となる確率はかなり下がります。あとは17:00の最終送迎から逆算して、3時間か5時間かを選ぶだけです。
なお、料金・時刻表・営業時間・休業日は変更されることがあります。台風シーズンの運航状況も含め、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。参考にした一次情報はファットバイクレンタル竹富島 公式サイト、友利観光 公式サイト、竹富町観光協会、安栄観光、石垣市観光交流協会(駐車場案内)です。

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