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カギンミビーチは約4mの崖をロープで降りる|池間島の穴場への行き方と駐車の注意点

カギンミビーチは約4mの崖をロープで降りる|池間島の穴場への行き方と駐車の注意点のアイキャッチ画像

「カギンミビーチって、地図のピンの場所に着いたのに海が見えない」——池間島でこの状態になる人は少なくありません。それもそのはずで、このビーチは道路から海が見下ろせる崖の下にあり、崖を降りないと砂浜にたどり着けない構造をしているからです。

結論から言うと、カギンミビーチは池間島の北西部にある天然ビーチで、道路脇から約4mの崖をロープを伝って降りて入ります。正式な駐車場もトイレも監視員もなく、宮古島市が観光案内しているビーチ一覧にも名前がありません。つまり「整備された海水浴場」ではなく、行くかどうかを自分で判断して入る場所です。

この記事では、宮古空港からの移動時間、見落としやすい入口の目印、車を停める場所と台数、崖を降りる前に確認したい条件、そして「泳ぐならこっち」というフナクスビーチとの使い分けまで、現地で迷わないための段取りを順番にまとめます。海に入る予定がある人は、季節と危険生物の項目も先に読んでおいてください。

📌 この記事でわかること

・カギンミビーチがどんな場所で、なぜ「池間ロープ」と呼ばれるのか
・宮古空港からの所要時間と、見落としやすい入口の目印
・車を停められる台数と、フナクスビーチの駐車場との使い分け
・泳ぐ・シュノーケリングするならどちらの浜を選ぶべきか
・監視員がいない海で自分の身を守るための季節と装備の判断軸

目次

カギンミビーチは「ロープで降りる」池間島の天然ビーチ

カギンミビーチは「ロープで降りる」池間島の天然ビーチの解説画像

池間ロープという別名がそのまま行き方を説明している

カギンミビーチは、別名を「池間ロープ」といいます。名前がそのまま入り方の説明になっていて、断崖に垂れ下がったロープを伝って降りると、その下に天然のビーチが広がっています。降りる崖の高さは約4mです。

なぜこんな構造なのかというと、池間島の北西側は海岸線が切り立った岩場になっていて、道路と海面の間に段差があるためです。整備された階段やスロープが作られているわけではないので、島の地形をそのまま降りていく形になります。ビーチ自体も白砂一色ではなく、岩場を含む天然の海岸です。

この「ひと手間」があるおかげで、宮古島の主要ビーチのように人が集まりにくく、プライベート感のある穴場スポットとして知られています。逆に言えば、荷物が多い人・足元に不安がある人にはハードルが高い場所ということでもあります。ビーチパラソルやクーラーボックスを担いで降りる場所ではない、と考えておくと計画を立てやすくなります。

📍 カギンミビーチ(池間ロープ)
住所 沖縄県宮古島市平良字池間
アクセス 宮古島から池間大橋を渡り約15~20分。フナクスビーチを越えた約200m先。「ヤシガニ保全条例」と「池間中学校」の看板が目印
駐車場 あり(4〜6台分、正式な駐車場ではなく入口付近の道路脇)
公式サイト 公式サイト

降りた先に広がるのは潮だまりのある岩まじりの海

崖を降りた先にあるのは、潮だまり(タイドプール)が点在する海です。潮だまりではシュノーケリングもできますが、珊瑚のポイントはやや見つけにくい傾向があります。「一面のサンゴ礁を泳ぎたい」という目的で来ると、期待とのズレが出やすい浜です。

これは池間島北西部の地形によるもので、入江状に囲まれた砂地のビーチとは条件が違うためです。カギンミビーチが向いているのは、人の少ない海岸を歩いたり、浅い潮だまりで水に足をつけたり、崖と海のコントラストを眺めたりといった過ごし方です。

実用的なコツとしては、水中を本気で楽しみたいなら後述するフナクスビーチとセットで計画することです。両方の入口は約200mしか離れていないので、「カギンミで景色と散策、フナクスで海に入る」という回り方が現実的です。どちらか一方だけを見て「宮古島の海はこんなものか」と判断してしまうのは、いちばんもったいないパターンです。

💡 旅の段取りメモ

カギンミビーチとフナクスビーチは入口が約200mしか離れていません。車を1回停めれば徒歩で両方回れる距離なので、「散策のカギンミ」「泳ぐフナクス」と役割を分けて計画すると、池間島での滞在時間を短くまとめられます。

市のビーチ一覧に名前がないという事実が意味すること

意外と知られていませんが、カギンミビーチは宮古島市の観光案内ページにあるビーチ、マリンレジャーの一覧に掲載されていません。この一覧に載っているのは、与那覇前浜、パイナガマ、砂山、新城海岸、吉野海岸、保良川、サンセットビーチ、佐和田の浜、渡口の浜、八重干瀬、シギラビーチの11か所です。池間島のビーチはカギンミもフナクスも名前がありません。

これは「行ってはいけない」という意味ではなく、「市が海水浴場として案内・管理している浜ではない」という意味です。実際、カギンミビーチは公共の海水浴場ではなく、遊泳は自己責任とされています。監視員も常駐していません。

旅行者側の実務に落とすと、判断の基準が変わります。整備された市営ビーチなら「開いているか」「監視員がいるか」を確認すれば足りますが、こうした天然の浜では、天気・波・自分の体力・同行者の年齢まで自分で見て決める必要があります。この記事の後半で、その判断材料を具体的に並べていきます。

宮古空港から池間島まで、どれくらいかかるのか

空港から池間大橋までの目安は約30分

宮古空港から池間大橋までは、車で約30分が目安です。宮古島の北西端まで島を縦断する形になるため、レンタカーやタクシーでの移動が前提になります。

池間島は宮古島本島と橋でつながっているので、フェリーの時刻表を気にする必要はありません。沖縄県の公式観光情報サイトでも、池間島は橋で結ばれた島として案内されています。船に乗り継ぐ離島と違い、「最終便に間に合うか」から逆算しなくていいのは、旅程を組むうえで大きな利点です。

コツとしては、池間島を単独で往復するのではなく、島の北側を回るドライブの一区間として組み込むことです。池間島は一周が約15〜20分で回れる大きさなので、島に渡ってからの時間配分は読みやすくなっています。

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池間大橋は全長1,425m・通行料なしで24時間渡れる

宮古島と池間島を結ぶ池間大橋は、全長1,425メートル、1992年2月に開通した橋です。通行料はかからず、24時間通行できます。渡るのにかかる時間は片道約10分が目安です。

この橋は宮古島の三大橋のひとつに数えられていて、橋の上からは西平安名崎や大神島、そして「イケマブルー」と呼ばれる海のグラデーションが見えます。カギンミビーチへ向かう道中がそのまま観光になる、という点はこのルートの強みです。

ただし、橋の上は停車禁止です。景色を撮りたい場合は橋を渡り切ってから、または橋のたもとの広場側に車を停めてから徒歩で戻る形になります。「橋の途中で徐行してスマホを構える」のは後続車にとって危険なので、写真は停められる場所に着いてからにしましょう。

橋を渡ってからビーチ入口までは15〜20分

宮古島側から池間大橋を渡り、カギンミビーチの入口までは約15〜20分が目安です。橋を渡ってすぐ、というわけではなく、島の海岸沿いを北西方向へ回り込む必要があります。

池間島は一周しても約15〜20分という小さな島なので、道に迷って大きく時間をロスすることはあまりありません。ただし島内の道は道幅が広くない区間があり、地元の生活道路でもあります。景色に気を取られて速度が落ちる場面が多いので、後続車が来たら停められる場所で先に行かせる余裕を持っておくと安心です。

時間配分の目安としては、宮古空港から池間大橋まで約30分、橋を渡って入口まで15〜20分、崖の上り下りと浜での滞在に1時間前後。往復と合わせて、池間島のビーチ2か所を回るなら半日枠で見ておくと無理がありません。

STEP 1
宮古空港でレンタカーを受け取り、島の北西へ(池間大橋まで約30分)
STEP 2
池間大橋を渡る(全長1,425メートル・片道約10分・通行料なし)
到着
島の北西部へ15〜20分、フナクスビーチを越えて約200m先が入口

入口を通り過ぎる人が多いのは、目印が小さいから

入口を通り過ぎる人が多いのは、目印が小さいからの解説画像

探すのは海ではなく「2枚の看板」

入口の目印は、海側にある「ヤシガニ保全条例」の看板と「池間中学校」の看板です。ビーチの案内看板や大きな駐車場のサインを探していると、まず見つかりません。

理由はシンプルで、ここが観光用に整備された入口ではないからです。市のビーチ一覧に載っていない浜なので、案内表示も観光客向けには作られていません。目印になるのは、あくまで島の生活や自然保護のために立てられた看板です。

実用的なコツは、カーナビの到着地点で減速し、海側の路肩に立つ看板だけを見ながら走ることです。看板の脇には細い獣道があり、そこを進むとビーチに到達します。運転者ひとりで看板を探すのは難しいので、同乗者に「海側の看板を探して」と役割を振っておくと成功率が上がります。

フナクスビーチの駐車場を通り過ぎて約200m

もうひとつの分かりやすい基準が、フナクスビーチとの位置関係です。フナクスビーチの駐車場を越えて約200mほど進むと、海側に前述の2枚の看板が現れます。ここがカギンミビーチの入口の目印です。

フナクスビーチには駐車場とトイレがあるため、こちらのほうが見つけやすい構造になっています。つまり「先に分かりやすいフナクスを見つけ、そこから約200m進む」という順番で探すと、カギンミビーチの入口を特定しやすくなります。

逆に、いきなりカギンミビーチだけを目指すと、目印を通り過ぎたことにも気づけません。島を一周しても15〜20分なので致命傷にはなりませんが、同じ道を何度も往復することになります。フナクスビーチを中間目標にする回り方は、時間の節約という意味でも合理的です。

失敗パターン①:地図のピンだけを頼りにして時間を溶かす

ありがちな失敗が、地図アプリのピンに到着した瞬間「海が見えない、ここじゃない」と判断してUターンしてしまうケースです。カギンミビーチは崖の下にあるため、道路上からは浜が見えないのが正常な状態です。

原因は、整備されたビーチのイメージのまま探してしまうことにあります。駐車場・案内看板・浜への階段という3点セットを想定していると、実際の入口の姿と一致しません。看板と獣道しかない入口を「観光地の入口」として認識できず、通過してしまうわけです。

対策は2つです。ひとつは前述のとおり、フナクスビーチを基準点にすること。もうひとつは、到着予定時刻に余裕を持たせておくことです。日没間際に着くと、入口探しと崖の上り下りで暗くなってしまいます。明るいうちに動ける時間帯を選べば、探索に多少手間取っても慌てずに済みます。

車をどこに停めるかが、この浜の最大の関門

正式な駐車場はなく、路肩に4〜6台分

カギンミビーチに正式な駐車場はありません。入口付近の道路脇に、4〜6台分ほどのスペースがあるだけです。この台数の少なさが、実際に行くときのいちばんの制約になります。

整備された駐車場がないのは、ここが市の案内するビーチではなく、地元の生活道路沿いの入口だからです。観光客の来訪を前提に区画整理された場所ではないため、停め方は各自の判断に委ねられています。

実務的には、路肩に停める際に対向車と生活車両の通行を妨げない位置に停めること、そして道路の曲がり角付近を避けることが基本になります。ハザードランプを出して長時間放置するような停め方は、島の人の日常の妨げになります。台数が少ない以上、「停められなければ引き返す」という判断も選択肢に入れておきましょう。

フナクスビーチの駐車場は10台+ハンディキャップ用1台

約200m離れたフナクスビーチには、車が10台とハンディキャップ用に1台停められるスペースがあり、トイレも併設されています。台数はカギンミビーチの路肩より多く、設備の面でも余裕があります。

この差が生まれるのは、フナクスビーチがシュノーケリング目的の来訪者に知られていて、駐車スペースとトイレが用意されているためです。ただし市営の管理ビーチというわけではないので、シーズン中は早い時間から埋まりやすいと考えておくのが安全です。

段取りとしては、フナクス側に停めて徒歩で往復する方法が現実的です。カギンミビーチの路肩が埋まっていても旅程を崩さずに済み、トイレの位置も把握できます。荷物を車に置いたまま2か所を歩いて回れるので、結果的に手間も減ります。

📍 フナクスビーチ(池間ブロック)
住所 沖縄県宮古島市平良字池間
アクセス カギンミビーチの入口から約200m(池間島北西部の海岸沿い、県道沿いに駐車場)
駐車場 あり(10台+ハンディキャップ用1台、トイレ併設)
公式サイト 公式サイト
メリットデメリット
フナクス側は10台+ハンディキャップ用1台
トイレが駐車場に併設されている
徒歩約200mでカギンミの入口へ行ける
路肩が埋まっていても計画を変えずに済む
シーズン中は早い時間から埋まりやすい
荷物を持って往復する手間がある
シャワーと売店はどちらの浜にもない
いずれも監視員のいない浜である

停める場所がなかったときの引き際

路肩もフナクスの駐車場も空いていない場合、無理に停める場所を作らないことが正解です。細い道に路上駐車を増やすと、地元の車と行き違えなくなります。

混みやすいのは、水温が上がって海に入りやすくなる7月〜8月の日中です。この時期は宮古島全体で観光の人出が多く、駐車スペースの少ない天然ビーチほど影響を受けます。逆に、朝の早い時間帯は路肩にも余裕が生まれやすくなります。

島を一周しても15〜20分という条件を活かして、「先に島を一周してから戻る」という時間調整もできます。数十分ずらすだけで停められることは珍しくありません。カギンミビーチは1日を捧げる場所ではなく、島のドライブの中の1シーンとして扱うほうが、旅程全体としてうまく回ります。

約4mの崖を降りる前に、装備と条件を確認する

足元は「濡れても滑らない靴」が基準

崖を降りるときにいちばん効いてくるのは靴です。約4mの崖をロープで降りる以上、足元が滑る靴だと難易度が跳ね上がります。ビーチサンダルは、ここでは降りるための道具になりません。

理由は、入口が階段ではなく看板の脇の細い獣道であること、そして降り口が岩と土の斜面であることです。海水や雨で濡れると足がかりが滑りやすくなります。手はロープをつかむために使うので、体を支える余裕は足元にしか残りません。

実用的には、かかとが固定されるサンダルか、濡れてもいいスニーカー、あるいはマリンシューズを履いていくのが現実的です。ビーチサンダルで海に入りたい場合は、リュックに入れて降りてから履き替えます。両手を空けるためにも、荷物はショルダーバッグではなくリュックにまとめておくと安全です。

子連れ・シニアは「降りない」判断も正解

結論として、小さな子ども連れや足腰に不安のある人は、無理に降りない選択をおすすめします。降りられても、帰りは同じ崖を登る必要があります。

ここには階段も手すりもなく、トイレも更衣室もありません。ケガをしても監視員はいないので、誰かがすぐに気づいてくれる環境ではないからです。公共の海水浴場ではなく、遊泳が自己責任とされている場所である以上、「行けるかどうか」ではなく「無事に戻れるかどうか」で判断する必要があります。

代わりの選択肢としては、崖の上から海を眺めるだけでも池間島らしい景色は十分に楽しめます。海に入りたい場合は、駐車場とトイレがあるフナクスビーチのほうが条件が整っています。旅行の目的が「家族で海を楽しむこと」なら、そちらに時間を振り分けるほうが満足度は高くなります。

⚠️ 降りる前に確認したいこと

カギンミビーチは公共の海水浴場ではなく、遊泳は自己責任です。監視員は常駐していません。強風や高波の日、日没が近い時間帯、単独行動のときは、崖を降りずに上から眺める判断も選択肢に入れてください。

失敗パターン②:手ぶらのつもりで荷物を抱えて降りてしまう

もうひとつの典型的な失敗が、クーラーボックスや大きなビーチバッグを手に持ったまま崖を降りようとするケースです。片手がふさがると、ロープをしっかり握れません。

原因は、他のビーチと同じ準備をしてしまうことにあります。駐車場から浜まで平坦に歩ける場所なら荷物の量は問題になりませんが、ここでは荷物がそのまま危険につながります。しかも売店がないため「現地で買えばいい」という発想が通用せず、飲み物を多めに持ちたくなる心理も働きます。

対策は、荷物をリュック1つに絞り、両手を空けることです。飲み物は必要な分だけ持ち、残りは車に置いておきます。シャワーがないので、体についた海水を流したい場合はペットボトルの水を用意しておくと役立ちます。往復とも両手が使える状態を保てるかどうかを、荷造りの基準にしてください。

カギンミビーチとフナクスビーチ、泳ぐならどっち?

設備と目的で比べるとはっきり分かれる

先に結論を言うと、泳ぐ・シュノーケリングをするならフナクスビーチ、静かな海岸を歩いて景色を楽しみたいならカギンミビーチです。両者は約200mしか離れていませんが、性格がはっきり違います。

フナクスビーチは透明度が高く、サンゴと熱帯魚が見られるためシュノーケリングに向いています。一方のカギンミビーチは潮だまりでシュノーケリングはできるものの、珊瑚のポイントは見つけにくい傾向があります。設備面でも、フナクス側にはトイレがあり、カギンミ側には何もありません。

以下は、公式・公表情報をもとに石垣島旅の教科書で整理した比較です。数値はいずれも各情報源で公表されている値で、当サイトによる実測ではありません。

比較項目 カギンミビーチ(池間ロープ) フナクスビーチ(池間ブロック)
浜への入り方 約4mの崖をロープで下降 駐車場から浜へ
駐車スペース 路肩に4〜6台分 10台+ハンディキャップ用1台
トイレ なし あり(駐車場に併設)
シャワー・売店 なし なし
シュノーケリング 潮だまりで可・珊瑚は探しにくい サンゴと熱帯魚が見られる
監視員 なし(遊泳は自己責任) なし(遊泳は自己責任)

北風の日はフナクスも荒れる

フナクスビーチは条件がそろえば水中が楽しめる浜ですが、北風が強い日は波が荒くなり、遊泳には向きません。池間島の北西側という立地上、風向きの影響を受けやすいためです。

この特性は、旅程の組み方に直結します。宿を出る前に風向きを確認し、北風が強い日は池間島のビーチを後日に回して、風裏になる別のエリアへ向かうという判断ができるからです。「今日は池間島の日」と固定してしまうと、荒れた海を前に立ち尽くすことになります。

どちらの浜にも監視員はいません。波の高さを誰かが判定して「今日は遊泳中止」と教えてくれる仕組みがないので、海が白く波立っている、風が強くて砂が飛ぶといった状態なら、その日は入らないと決めるのが安全です。シュノーケリングの装備を持っていくなら、器材の使い方も出発前に確認しておきましょう。

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シーン別・どちらを選ぶかの早見

目的別に整理すると、選び方はさらに分かりやすくなります。ひとり旅や写真目的なら、人の少ないカギンミビーチが向いています。崖の上と下で景色が変わるので、短い滞在でも見どころがあります。

カップル・友人同士で「海に入って遊ぶ」のが目的なら、トイレのあるフナクスビーチを軸にして、カギンミビーチは崖の上から眺めるだけにするのが効率的です。家族連れで小さな子どもがいる場合は、フナクス側に絞り、カギンミビーチの崖には近づかない構成をおすすめします。

時間が限られている人には、フナクスビーチの駐車場に停めて、カギンミビーチの入口まで歩いて往復するプランがまとまりやすい選択です。移動と設備の面で無駄が出にくく、島の滞在時間を短くまとめられます。

Q. カギンミビーチだけ見て帰るのはもったいないですか?
A. 海に入りたいなら、もったいない可能性が高いです。カギンミビーチの潮だまりでもシュノーケリングはできますが、珊瑚のポイントは探しにくい傾向があります。サンゴと熱帯魚を見たいなら、約200m離れたフナクスビーチまで足を延ばすほうが目的に合います。景色と静けさが目的なら、カギンミビーチだけでも満足度は高い場所です。

いつ行くか、そして海に入る日に気をつけること

泳げる季節は3月下旬から10月中旬〜下旬

沖縄の海水浴に適した時期は、3月下旬から10月中旬〜下旬とされています。池間島のビーチは市が遊泳期間を定めて開設する海水浴場ではありませんが、水温という条件は同じです。

もっとも条件が良いのは7月〜8月で、水温は28〜30℃、海の透明度も良い状態になります。3月下旬〜4月は気温20℃前後で水温はまだ冷たく、短時間の水遊び向きです。9月〜10月は水温が高く快適な一方、台風の影響を受ける可能性があります。11月以降は気温が下がり、長時間の海水浴には向きません。

カギンミビーチのように更衣室もシャワーもない浜では、この季節差がそのまま体感に響きます。水温が低い時期に濡れると、着替える場所も体を流す手段もないまま車に戻ることになるからです。春先や秋口に行くなら、足だけ浸かる程度にとどめ、大きめのタオルと着替えを車に用意しておくと安心です。

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ハブクラゲ注意報は6月1日から9月30日

沖縄県は令和8年のハブクラゲ注意報を6月1日から9月30日の期間で発令しています。ハブクラゲは6月初め頃から人体へ影響を及ぼす大きさに急激に成長するため、この期間が特に注意すべき季節です。

県が公表している被害状況を見ると、海洋危険生物による刺咬症被害199件のうち81件(約40.7%)がハブクラゲによるものでした。海の危険生物のなかで最も件数が多い相手だと分かります。

対策として県が挙げているのは、ハブクラゲ侵入防止ネットの内側で泳ぐこと、ウェットスーツやラッシュガードを着用して肌の露出を最小限にすること、そして酢を持参することです。ここで重要なのは、カギンミビーチにもフナクスビーチにも侵入防止ネットはないという点です。ネットのない浜で泳ぐなら、ラッシュガードなどで肌を覆う対策の比重が上がります。詳しい注意事項は沖縄県のハブクラゲ注意報のページで確認できます。

⚠️ 刺されたときの対処

沖縄県は、海から出て激しい動きを避け、酢を患部にかけて触手を除去し、氷または冷水で冷やしたうえで医療機関で治療を受けるよう案内しています。触手に真水やアルコールをかけたり、砂をかけたりすることは絶対にしないでください。監視員のいない浜では、食酢を自分で用意しておくことが備えになります。

紫外線と天候は、崖の上でも下でも効いてくる

沖縄の紫外線は本州の1.2〜1.5倍とされています。カギンミビーチには日陰を作る海の家も売店もないので、日差しを避ける手段は自分で持ち込むしかありません。

これは水に入らない人にも関係します。崖の上から景色を眺めるだけでも、遮るもののない海沿いに立つことになるからです。帽子・サングラス・日焼け止め、そしてラッシュガードのように肌を覆えるものがあると、滞在できる時間が変わります。

天候面では、7月〜8月は条件が良い一方で台風やスコールへの注意が必要な時期でもあります。9月〜10月も台風の影響を受ける可能性があります。台風接近時は海に近づかないのが大原則で、風が収まっても波とうねりはしばらく残ります。行くかどうかは、当日の風向きと波の状態を見てから決めてください。

💡 持ち物の段取りメモ

売店もシャワーもない浜なので、飲み物・体を流す用の水(ペットボトル)・大きめのタオル・着替え・食酢・日焼け対策の5点は車に積んでおくと安心です。崖を降りるときは、このうち必要な分だけをリュックに入れて両手を空けます。

まとめ:カギンミビーチは「段取りで決まる」穴場ビーチ

🚗 この記事の結論

カギンミビーチは池間島の北西部にある、約4mの崖をロープで降りる天然ビーチです。設備も監視員もないので、泳ぐならフナクスビーチと組み合わせて計画しましょう。

✅ 要点チェック
  • 行き方:空港から池間大橋まで約30分
  • 目印:海側の看板2枚と脇の細い獣道
  • 駐車:路肩4〜6台、フナクス側は10台+1台
  • 装備:滑らない靴とリュックで両手を空ける
  • 安全:監視員なし、注意報は6月1日から9月30日

この浜は、当日の思いつきで行くと入口を通り過ぎ、停める場所を探して往復し、崖を前に引き返す——という流れになりやすい場所です。逆に、フナクスビーチを基準点にして車を停め、滑らない靴で両手を空けて向かえば、池間島でいちばん静かな海岸を短時間で楽しめます。まずは旅程のなかで「池間島に行く日」を晴れて風の弱い日に合わせるところから始めてみてください。

なお、駐車スペースの状況や海の状態は日によって変わります。天候・波・最新の現地状況は、出発前に公式サイトや気象情報でご確認ください。

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この記事を書いた人

石垣島旅の教科書編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

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