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石垣島のバスは1日フリーパス1,000円が正解|空港・川平への行き方と時刻表

石垣島の旅程を組んでいて、「レンタカーを借りないと何もできないのでは」と不安になっていませんか。結論から言うと、石垣島は路線バスだけでも空港・市街地・川平湾・離島ターミナルを回れます。ただし条件があって、路線と便数の”クセ”を知らないまま乗ろうとすると、バス停で2時間立ち往生することになります。

島内の路線バスを走らせているのは東運輸(東バス)とカリー観光の2社だけです。系統は①から⑭まであるものの、旅行者が実際に使うのは空港線と川平方面の5系統ほどに絞られます。しかも川平湾へ向かう系統⑨は1日6便、空港から川平へ直行する系統⑪にいたっては1日2便しかありません。逆に空港と市街地を結ぶ系統④は30分間隔で朝6時台から夜21時台まで動いていて、レンタカーがなくても困りません。

この記事では、東バスとカリー観光の公式時刻表・運賃表をもとに、どの系統に乗ればいいか、1日フリーパスは元が取れるのか、川平湾へバスで行くときに何時の便を押さえるべきかを、実際の時刻と運賃で整理します。台風で暴風警報が出たときにバスがどう動くかまで、公式に書かれている内容だけを載せています。

📌 押さえておきたいポイント

・石垣島の路線バスは東バスとカリー観光の2社。旅行者が使うのは実質5系統
・空港~市街地は30分間隔、片道550円。1日フリーパス(大人1,000円)は空港往復だけで元が取れる
・川平湾へ直通する便は本数が少なく、帰り便の時刻を先に決めるのが鉄則
・支払いは現金かタッチ決済クレジットカードのみ。交通系ICカードは使えない

目次

石垣島のバスを走らせているのは、たった2社だけ

島内をくまなく走るのは東バス、空港直行に特化したのがカリー観光

石垣島の路線バスは、東運輸(東バス)とカリー観光の2社が運行しています。役割分担ははっきりしていて、島内全域に路線網を張っているのが東バス、南ぬ島石垣空港とユーグレナ石垣港離島ターミナルの間を直行で結ぶ1路線に特化しているのがカリー観光です。カリー観光の石垣路線バスは「路線55 直行バス」として空港公式サイトにも案内されています。

なぜこの棲み分けになっているかというと、東バスは市街地の通勤通学や病院アクセスまで含めた生活路線を担っているからです。系統⑬の八重山病院線のように、観光とは無関係な路線も抱えています。一方カリー観光は空港利用者の移動需要だけを取りに行っているので、途中の細かいバス停には立ち寄りません。

運賃は東バスの初乗りが180円から。空港と市街地の間は東バス・カリー観光ともに片道550円で、実は横並びです。カリー観光の小人運賃は280円、障がい者割引は大人280円・小人140円と公式サイトに明記されています。どちらに乗っても料金で損をすることはないので、乗り場に来た順で乗ってしまって構いません。

比較項目 東バス(東運輸) カリー観光
路線の広さ 島内全域(系統①~⑭) 空港~離島ターミナルの1路線
空港~市街地 片道 550円 550円
小人運賃 大人運賃の半額 280円
乗り放題きっぷ 1日フリーパス・みちくさフリーパス 設定なし(オンラインチケットあり)
支払い 現金・タッチ決済クレカ 現金・タッチ決済クレカ・事前購入
大人の比較チャート(東バス 1日フリーパス 1,000円・東バス 石垣空港⇔石垣港 1,000円・東バス みちくさフリーパ 2,000円)
大人の比較(石垣島旅の教科書調べ・各公式サイトより、2026年8月時点)

系統は⑭まであるのに、旅行者が乗るのは実質5系統

東バスの系統番号は①から⑭まで振られていますが、旅行で使う系統は5つに絞られます。空港と市街地を結ぶ系統④・系統⑩・系統⑭、川平湾方面へ向かう系統⑨と系統⑪です。残りは伊原間・平野といった島北部の集落や、市街地の生活路線が中心になります。

系統番号が飛んでいるのは、路線ごとに経由地がまったく違うからです。たとえば同じ「空港線」でも、系統④は平得・大浜・白保を経由する各駅停車型、系統⑩はアートホテル石垣島やANAインターコンチネンタルなどのリゾートホテルを経由するホテル送迎型、系統⑭は港を経由して途中バス停に一切停まらないノンストップ型と、性格がまったく異なります。

数字で見るとその差は明確です。バスターミナルから石垣空港まで、系統④は約35分、系統⑩は約40分、系統⑭は35分。系統⑭は距離が同じでも途中停車がないぶん、渋滞さえなければ時間が読めます。バス停の掲示だけを見て「空港線ならどれでも同じ」と乗ってしまうと、ホテル街を大回りして時間を損することがあるので、系統番号は必ず確認してください。

運賃は180円から。区間ごとの三角表が公式サイトに出ている

東バスの運賃は距離制で、最低運賃は180円です。区間ごとの運賃は「運賃三角表」というPDFが系統ごとに公開されていて、令和7年4月1日に改定された最新版が東運輸の公式サイトに掲載されています。乗る前にこれを見ておくと、両替の準備がしやすくなります。

主な区間を挙げると、バスターミナルから石垣空港までが550円、石垣港離島ターミナルから石垣空港までが540円、バスターミナルから大浜までが250円、白保小学校までが440円です。川平方面は距離が伸びるぶん高くなり、バスターミナルから川平までが770円、途中のフサキビーチリゾートまでが360円、みね屋工房までが430円になります。

小人は6歳以上12歳未満が大人運賃の半額、6歳未満の幼児は大人1人につき1人まで無賃です。障がい者手帳または障がい者手帳アプリの画面を提示すると大人運賃の半額になり、介助の方も同じく半額になります。家族連れの場合、幼児の扱いを知っているだけで支払い時に慌てずに済みます。

【失敗パターン1】交通系ICで乗ろうとして、バス停で立ち往生する

石垣島のバスで最も多い失敗が、支払い方法の勘違いです。東バスの公式サイトには「各種交通系IC、Edy、WAON、タッチ決済非対応クレジットカードはご利用いただけません」とはっきり書かれています。本州の感覚でICカードをかざしても、反応しません。

使えるのは現金と、タッチ決済に対応したクレジットカードの2つだけです。しかもクレジットカードのタッチ決済は普通運賃の清算のみが対象で、フリーパスの購入には使えないと明記されています。カリー観光も同様に、交通系ICカードとQRコード決済は不可です。

さらに注意したいのが、現金払いでお釣りが出ないことです。運賃箱に表示金額を投入する方式なので、金額が足りない場合は車内の両替機を使うことになります。空港でお札しか持っていない状態でバスに乗ると、乗車口で両替に手間取って後ろに列ができます。対策はシンプルで、空港の到着ロビーを出る前に千円札を崩し、100円玉と50円玉を用意しておくこと。550円区間なら500円玉1枚と50円玉1枚が理想です。

空港から市街地へ、どのバスに乗れば最短で着くのか

系統④は30分おき。始発6時30分から夜21時台まで動いている

空港から市街地へ向かう軸になるのが、系統④の平得・大浜・白保経由空港線です。バスターミナル発が6時30分から21時00分まで、石垣空港発が7時15分から21時45分まで、いずれもおおむね30分間隔で運行されています。令和8年3月改正の公式時刻表に基づく数字です。

この本数が確保されているのは、空港線が島の基幹路線だからです。県と市の路線維持補助金の対象として公式に挙げられているのは川原線・一周線・平野線などの集落路線で、空港線はそこに含まれていません。それだけ利用者が安定しているということでもあります。

所要時間はバスターミナルまで約35分、石垣港離島ターミナルまでは約32分です。営業キロはバスターミナルまで15.2kmとなっています。運賃はバスターミナルまで550円、石垣港離島ターミナルまで540円で、10円だけ差があります。

実用面のコツを1つ。最終便に近い時間帯は経路が変わります。石垣空港21時00分発と21時45分発の便は石垣港離島ターミナルに立ち寄らず、バスターミナル止まりになる時刻設定です。夜便で島に着いて港近くの宿に泊まる場合は、最終便ではなく1本前を狙うと歩く距離が短くなります。

📍 南ぬ島石垣空港

住所 沖縄県石垣市字盛山222-75
電話番号 0980-87-0793
営業時間 国内線ターミナル 6:30~22:00
アクセス ユーグレナ石垣港離島ターミナルから東バス系統④で32分
公式サイト 公式サイト

荷物が多い日は系統⑭。途中無停車で港まで直行する

スーツケースを持っている日に選びたいのが、系統⑭の港経由空港線です。この系統は公式時刻表に「港を経由し途中バス停には停車いたしません」と明記されているノンストップ便で、石垣空港から石垣港離島ターミナルまで27分、バスターミナルまで30分で到着します。

途中で停まらないぶん、車内で立ったり座ったりする人の入れ替わりがありません。荷物を膝の前に置いたまま動かずに済むのは、大きなスーツケースを持っているときには効いてきます。逆に言えば、途中の白保や大浜で降りたい人は乗ってはいけない便です。

本数は1日7便です。バスターミナル発が9時15分・11時15分・12時15分・13時45分・14時15分・16時15分・16時45分、石垣空港発が10時15分・12時15分・13時15分・14時45分・15時15分・17時15分・17時45分。朝早い便と夜遅い便がないので、早朝着・夜着の飛行機では使えません。

使い分けの目安はこうです。到着が10時から18時の間で、そのまま離島ターミナルに向かうなら系統⑭。それ以外の時間帯や、市街地の途中で降りたいなら系統④。この2択だけ覚えておけば、空港のバス乗り場で迷いません。

カリー観光の直行バスは毎時20分・50分発でリズムがいい

3つ目の選択肢が、カリー観光の直行バスです。石垣空港発は9時20分から18時50分まで毎時20分・50分の発車、石垣港離島ターミナル発は8時30分から18時00分まで毎時00分・30分の発車と、時刻が覚えやすいのが利点になります。片道運賃は大人550円、小人280円です。

時刻がきれいに揃っているのは、空港利用者の流動に合わせた30分ヘッドのダイヤを組んでいるからです。東バス系統④と合わせると、日中の空港~市街地は実質15分間隔に近い密度になります。到着ロビーを出てバス乗り場に立てば、たいてい15分以内に何かしらのバスが来る計算です。

支払いは車内での前払いで、現金またはクレジットカードのタッチ決済が使えます。オンラインチケットや窓口で買った紙チケットでの事前購入にも対応しています。高額紙幣は控えるよう公式サイトで案内されているので、こちらも小銭の準備をしておくと安心です。

空港のバス乗り場は「中央出入口を出て左」と覚える

南ぬ島石垣空港のバス乗り場は、国内線ターミナルの中央出入口を出て左側にあります。タクシー乗り場は同じ中央出入口を出て右側です。左がバス、右がタクシーと覚えておけば、到着ロビーで案内板を探し回らずに済みます。

乗り場が左右で分かれているのは、団体バスやレンタカー送迎車の動線と交錯させないためです。レンタカー・ホテル送迎車は別区画に案内されているので、バス待ちの列に送迎車が突っ込んでくることはありません。

行き先別の系統も空港公式サイトに整理されています。石垣港離島ターミナル・バスターミナル方面は東バス系統②・④・⑤・⑥・⑩・⑭とカリー観光の直行バス、川平公園・米原方面は東バス系統⑪、伊原間・平野方面は東バス系統⑤・⑥です。乗り場に着いたら、まず自分の行き先グループを確認しましょう。

STEP 1
到着ロビーで両替を済ませ、小銭を用意する
STEP 2
中央出入口を出て左のバス乗り場へ。系統番号を確認する
到着
約27~35分で石垣港離島ターミナル/バスターミナルに到着

1日フリーパス1,000円は、何回乗れば元が取れるのか

空港を1往復するだけで、フリーパスの方が安くなる

東バスの1日フリーパスは大人1,000円、小人500円です。空港と市街地の片道が550円なので、単純に往復するだけで1,100円かかります。つまり空港を1往復するだけでフリーパスの方が安くなり、市街地での移動はすべて追加料金なしになります。

この計算が成り立つのは、石垣島の路線バスが距離制運賃で、空港~市街地という主要区間の単価が高めに設定されているからです。バスターミナルから空港まで15.2kmを550円で走るので、2回乗るだけでフリーパスの元が取れてしまいます。

有効期間は「購入した日の時間から24時間」と公式サイトに明記されています。暦の1日ではなく、購入時刻からの24時間である点が重要です。たとえば到着日の14時に買えば、翌日の14時まで使えます。到着日の午後に買って、翌日の午前中に川平まで往復する、といった使い方ができます。

買える場所はバスターミナル窓口と、すべての路線バス車内です。空港のバス乗り場で買えるとは書かれていないので、空港から乗るときは車内で運転士に申し出る形になります。なお、定期観光バスには乗車できません。

3日間乗り放題の「みちくさフリーパス」は2,000円

滞在が長い人向けに、みちくさフリーパスがあります。東バス公式サイトの表記は「みちくさフリーパス(3日間フリーパス)」で、大人2,000円・小人1,000円。全路線バスが3日間乗り放題になります。

1日フリーパス2枚分より安く3日使えるので、2日以上バスを使うなら迷わずこちらです。3日間のうち2日しかバスに乗らなかったとしても、1日フリーパスを2回買うのと同額なので損はしません。

ここで注意したいのが、ネット上に「5日間乗り放題」と書いている記事が複数あることです。東運輸の公式ページには3日間と記載されています。日数を勘違いしたまま4日目にバスへ乗ろうとすると、その場で運賃を払い直すことになります。きっぷの有効日数は公式ページで確認してください。

購入場所はバスターミナル窓口と全路線バス車内。1日フリーパスと同じく、定期観光バスには乗車できません。

空港往復乗車券・シート券との使い分け

フリーパス以外にも2種類のきっぷがあります。1つが石垣空港⇔石垣港離島ターミナル往復乗車券で、大人1,000円・小人500円。片道550円なので、往復で買うと割引になる設計です。バスターミナル窓口と空港線路線バス車内で購入できます。

もう1つが無記名乗車券(シート券)で、1,100円分の金券として使えます。100円・50円・10円券がセットになった〈大〉と、100円券のみの〈ロング〉の2種類があり、現金と併用できます。ただし販売はバスターミナル窓口のみです。

選び方はこうなります。空港を往復するだけなら往復乗車券、空港往復に加えて市街地や川平でも乗るなら1日フリーパス、2日以上乗るならみちくさフリーパス。シート券は小銭を用意する手間を減らしたい人向けで、旅行者よりは滞在の長い人に向いています。

💡 旅の段取りメモ

1日フリーパスの「24時間」は購入時刻からのカウントです。到着便が午後なら、着いた日の夕方に買って翌日の同じ時刻まで使うと1枚で2日分の行動をカバーできます。逆に朝イチで買ってしまうと、翌朝の移動には使えません。買うタイミングを30分ずらすだけで、使える便が1本増えることもあります。

川平湾へバスで行くなら、帰りの便から決める

系統⑨川平リゾート線は1日6便。往路の時刻は先に押さえる

川平湾へ路線バスで向かう主役が、系統⑨の川平リゾート線です。バスターミナル発は6時15分・8時50分・9時45分・12時55分・16時15分・18時15分の1日6便。川平公園前までの所要時間は約43分、運賃は770円です。

本数が絞られているのは、川平が市街地から22.9km離れた島の北西部にあるためです。空港線のように30分間隔で走らせるだけの需要がなく、朝・昼・夕方に固めたダイヤになっています。

実際に組むなら、8時50分発か9時45分発が現実的です。9時45分に出れば川平公園前には10時半前後に着き、湾を眺めてグラスボートに乗る時間が確保できます。12時55分発だと午後まるごとを川平に充てることになり、夕方の便で戻る組み立てになります。

途中のフサキビーチリゾート(360円)やみね屋工房(430円)でも降りられるので、川平までの間に1か所寄ることもできます。ただし途中下車すると次の便まで最短でも1時間以上空くので、寄り道は1日フリーパスを持っている日に限定するのが無難です。

空港から川平へ直行できるのは1日2便だけ

空港に着いてそのまま川平へ向かいたい場合、頼れるのは系統⑪の米原キャンプ場線です。東運輸の公式サイトにも「石垣空港から川平方面まで直接運行している系統⑪米原キャンプ場線が便利です。石垣空港12時15分発と15時発の2便がございます」と案内されています。

2便しかないのは、この系統が島の北部を大きく迂回する長距離路線だからです。石垣空港から川平までの営業キロは25.4kmで、運賃は860円。公式時刻表から読むと川平郵便局前まで約41分が目安になります。

途中の米原までは570円、サッカーパークあかんまは400円です。米原のヤシ原生林に立ち寄ってから川平へ、という組み立てもできますが、次の便が3時間近く後になるため、時間に余裕のある行程限定と考えてください。

飛行機の到着が12時15分や15時00分に間に合わない場合は、いったん市街地へ出て系統⑨に乗り換える方が確実です。空港から系統④で市街地へ出て、バスターミナルから系統⑨に乗り換える。この2段構えなら、選べる便数が一気に増えます。

【失敗パターン2】帰りの時刻を調べずに行き、最終便を逃す

川平でいちばん多い失敗が、帰りの便を確認せずに現地入りすることです。川平公園前からバスターミナル方面へ戻る系統⑨の便は、7時19分・9時54分・10時49分・13時59分・17時19分・19時19分の1日6便しかありません。

問題は13時59分の次が17時19分まで飛ぶことです。午前中に川平に着いて昼過ぎまで過ごし、「そろそろ帰ろう」と14時すぎにバス停へ行くと、次の便まで3時間以上待つことになります。川平の集落は飲食店が限られるので、待ち時間の潰し方に困ります。

原因は、川平方面のダイヤが通学・通勤時間帯と観光時間帯に合わせて山形に組まれていることです。午後の中盤は需要が薄いため、意図的に間隔が空いています。これは公式時刻表を見れば一目で分かるので、行く前に確認するだけで防げます。

対策は単純で、往路を決める前に復路を決めることです。13時59分に帰るなら滞在は約3時間、17時19分に帰るなら約6時間。この2択を先に決めてから、往路の便を逆算します。夕日を見たいなら19時19分が最終便になりますが、日没後の川平は街灯が少ないので、バス停の位置を明るいうちに確認しておいてください。

⚠️ 出発前に確認したいこと

路線バスは事前予約制ではなく、立ち席を含めて満席の場合は乗車できず次のバスを待つことになると東バス公式サイトに明記されています。川平方面は本数が少ないため、1本見送ると数時間の遅れになります。連休や大型客船の入港日は、1本前の便を狙うくらいの余裕を持ってください。

2つのターミナルは歩ける距離。乗り換えの起点はここ

バスターミナルと離島ターミナルはバスで3分

石垣島のバス旅の起点は、東運輸バスターミナルとユーグレナ石垣港離島ターミナルの2か所です。この2つは系統④の時刻表上で3分しか離れていません。バスターミナル6時30分発の便が、石垣港離島ターミナルには6時33分に着く、という関係です。

近接しているのは、どちらも石垣港に面した美崎町エリアにあるからです。竹富島や西表島へ渡るフェリーはユーグレナ石垣港離島ターミナルから出るので、島内バスと離島航路の結節点がこの一帯に集約されています。

使い分けはこうなります。きっぷを窓口で買いたい、定期観光バスに乗りたい、系統⑦や系統⑧など本数の少ない路線に乗りたいなら東運輸バスターミナル。離島へ渡るなら、そのままユーグレナ石垣港離島ターミナルで降りる。バス停名は「石垣港離島ターミナル」なので、車内アナウンスではこの名前で呼ばれます。

📍 東運輸バスターミナル

住所 沖縄県石垣市美崎町3番地
電話番号 0980-87-5423
営業時間 8:00~17:00(窓口営業時間)
定休日 年中無休
アクセス ユーグレナ石垣港離島ターミナルから東バス系統④で3分
公式サイト 公式サイト
📍 ユーグレナ石垣港離島ターミナル

住所 沖縄県石垣市美崎町1番地
アクセス 東運輸バスターミナルから東バス系統④で3分
公式サイト 公式サイト

離島ターミナル発の便が使えるのは19時台まで

覚えておきたいのが、夜の時間帯は石垣港離島ターミナルを通らない便が出てくることです。系統④の上り(バスターミナル行き)で石垣港離島ターミナルに停車するのは19時32分着の便までで、それ以降はバスターミナル直行になります。

これは深夜帯の需要が市街地側に集中するためです。離島航路も夕方には終わるので、港を経由する意味が薄くなります。

離島から夕方の便で戻ってきて、そのまま空港へ向かう場合は要注意です。石垣港離島ターミナルから空港へ向かう系統④の下り便は19時03分発が最後で、それ以降はバスターミナル発の便に乗ることになります。港からバスターミナルまでは歩ける距離ですが、荷物が多い日は時間を見ておいてください。

窓口が開いているのは8時から17時まで

東運輸バスターミナルの窓口営業時間は8時00分から17時00分です。この時間内でないと、定期券・回数券・シート券・かりゆしパスといった窓口限定のきっぷは買えません。

窓口限定になっているものがあるのは、金券や記名式のきっぷは車内発券に向かないからです。逆に1日フリーパス・みちくさフリーパス・空港線の往復乗車券は車内でも買えるので、旅行者が窓口に並ぶ必要はほとんどありません。

定期観光バスに乗る場合だけは窓口が必須になります。前日17時までに予約したうえで、出発の20分前にバスターミナル内の窓口へ来るように案内されています。9時15分発なので、8時55分までには窓口に着いておく計算です。

📌 押さえておきたいポイント

旅行者が窓口に行く必要があるのは「定期観光バスの受付」だけです。フリーパスも空港往復乗車券も車内で買えるので、到着後すぐにバスへ乗って構いません。窓口が閉まる17時以降に着いた場合も、きっぷの購入で困ることはありません。

バス・タクシー・定期観光バス、料金差はどれくらいか

空港から離島ターミナルまで、バスとタクシーの差は約6倍

南ぬ島石垣空港の公式サイトには、タクシーの所要時間と料金の目安が掲載されています。石垣港離島ターミナルまでが25分・3,500円、川平公園までが40分・5,600円、玉取崎展望台までが25分・3,600円、御神崎までが40分・5,800円、平久保崎までが45分・7,100円です。

これをバスと並べると差がはっきりします。空港から離島ターミナルはバスなら550円、タクシーなら3,500円。所要時間はバス27~32分に対してタクシー25分なので、時間差はわずか数分です。1人旅なら、この数分のためにタクシー代を払う理由はほぼありません。

一方で川平方面は事情が変わります。バスは860円と安いものの1日2便しかなく、タクシーは5,600円かかるかわりに時間を選べます。人数で割ると印象が変わるのがここで、3人以上ならタクシーの1人あたり負担がバスに近づきます。

区間 路線バス タクシー目安 バスの本数
空港→離島ターミナル 550円/約32分 3,500円/25分 30分間隔
空港→川平 860円/約41分 5,600円/40分 1日2便
空港→玉取崎展望台 系統⑤・⑥利用 3,600円/25分 少数便
空港→平久保崎 路線バス直行なし 7,100円/45分

※タクシー料金・所要時間は南ぬ島石垣空港公式サイト掲載の目安(2026年8月時点)、バス運賃は東運輸の運賃三角表(令和7年4月1日改定)に基づきます。石垣島旅の教科書調べ。

定期観光バス6,500円という第三の選択肢

路線バスとタクシーの中間にあるのが、東バスの定期観光バス(石垣島一周観光)です。料金は大人6,500円・小人4,800円で昼食付き。毎日9時15分にバスターミナルを出て、14時00分にバスターミナルへ戻ってきます。

行程は権現堂・桃林寺を車窓から見て、石垣島鍾乳洞と川平公園で下車見学、昼食を挟んで米原のヤシ原生林を車窓から、玉取崎展望台で下車見学というコースです。路線バスでは1日で回りきれない北部のスポットを、乗り換えなしで押さえられます。

川平公園ではオプションでグラスボートに乗れて、参加者は割引料金が適用されます。大人は通常2,300円のところ2,000円、小人は通常1,200円のところ1,000円です。申し込みは現地で受け付けられます。

注意点は予約制であることです。前日17時までの予約が締切で、座席指定ではないため乗車人員によっては相席になります。空席があれば当日でも乗れますが、確実に乗るなら前日までに押さえておきましょう。台風接近時は運休する場合があります。

シーン別・どれを選ぶべきか

1人旅で市街地と離島中心なら、路線バス一択です。空港往復と市街地移動だけなら1日フリーパスで足り、宿から離島ターミナルまでも歩ける距離に収まります。

カップル・友人2人で川平湾もキャンプ場も回りたいなら、みちくさフリーパスを買って系統⑨と系統⑪を組み合わせるのが割安です。ただし帰りの便の時刻を軸に行程を組む前提になります。

小さな子ども連れなら、時間の読みやすさが優先されます。6歳未満は大人1人につき1人まで無賃なので、家族3人で移動しても運賃は大人2人分で済むことがあります。ただし待ち時間が長い川平方面だけはタクシーを併用すると、子どもの機嫌を保ちやすくなります。

島を1日でぐるっと見たいなら定期観光バスです。北部の玉取崎展望台まで路線バスで行こうとすると乗り継ぎと待ち時間が積み上がるので、6,500円で1日分の移動と昼食と見学がまとまるなら、割高とは言い切れません。

路線バス移動のメリット 路線バス移動のデメリット
空港~市街地が550円で済む
1日フリーパス1,000円で乗り放題
駐車場探しが不要
飲酒しても帰れる
川平方面は1日6便まで
満席だと次の便まで待つ
交通系ICが使えない
島北部は直行便がない区間がある

台風・ダイヤ変更でバスが止まる日にどう備えるか

暴風警報が出たら、バスターミナル出発便は全便運休

石垣島でバス移動を考えるうえで避けて通れないのが台風です。東運輸の公式サイトには「八重山地方に暴風警報が発令された場合は、暴風警報発令時刻以降のバスターミナル出発便は全て運休となります」と明記されています。一部間引きではなく、全便が止まります。

この基準がはっきりしているのは、判断を気象庁の警報に紐づけているからです。会社ごとの裁量ではなく暴風警報の発令・解除が基準なので、旅行者側でも気象庁の発表を見れば動きが読めます。

運行再開は暴風警報が解除されたあと、道路の安全状況が確認された路線から順次となります。全路線が一斉に戻るわけではないので、川平方面のような郊外路線は再開が遅れる可能性があります。

もう1つ重要なのが、台風接近・暴風警報発令時はバスターミナル営業所も閉鎖されることです。職員の安全確保のため各停留所への運行状況の掲示も行われないと公式に案内されています。バス停で待っていても情報は出てこないので、宿から動かずに気象庁と東運輸の公式発表を確認するのが正解です。

⚠️ 出発前に確認したいこと

台風シーズンに石垣島でバス移動を予定している場合、暴風警報が出るとバスもフェリーも同時に止まり、空港へ向かう手段が断たれることがあります。最新の運航状況・気象情報は気象庁および各社の公式サイトでご確認ください。飛行機の便を翌日以降に振り替えられるよう、航空会社の変更条件も事前に見ておくと安心です。

2026年8月12日にカリー観光がダイヤを変更する

もう1つ、直近で押さえておきたい情報があります。カリー観光が2026年7月31日付で「2026年8月12日(水)より、石垣路線バスダイヤを変更いたします」と公式サイトで告知しています。この記事に載せている毎時20分・50分といった時刻は、変更前のダイヤに基づく数字です。

ダイヤ改正が入るのは、空港の便数や需要の変化に合わせて年に数回の見直しが行われるからです。東バス側も系統④が令和8年3月改正、系統⑨が令和8年2月改正、系統⑩が令和8年7月改正と、系統ごとに改正時期がずれています。

対策は明快で、出発1週間前に各社の公式時刻表を見直すことです。東運輸は広域時刻表と系統別の詳細版PDFを、カリー観光は空港発と離島ターミナル発の時刻表をそれぞれ公式サイトで公開しています。旅行ブログの転記ではなく、この一次情報を見に行ってください。

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日曜運休・学校休校日運休の便がある

台風以外にも、曜日で止まる便があります。東バスの広域時刻表には、川原線が日曜祝祭日および6月23日運休であること、伊原間方面の一部便が伊原間小中学校の休校日は運休であることが注記されています。

これは生活路線としての性格が強い系統ほど、通学需要に合わせてダイヤが組まれているためです。学校が休みの日は走らせる理由がなくなるので、そのまま運休になります。

6月23日は沖縄の慰霊の日です。この日は島全体で行事が行われるため、通常とは異なるダイヤになる路線があります。6月下旬に石垣島を訪れる予定なら、時刻表の注記を確認しておいてください。

実は、旅行者が乗る主要路線は補助金リストに入っていない

意外と知られていないのが、東バスの路線が置かれている経営環境です。沿線人口の減少とモータリゼーションの進行で乗客が減っているため、川原線・西回り一周線・東回り一周線・平野線・平野経由伊原間線・西回り伊原間線・吉原線は、沖縄県と石垣市による路線維持補助金の対象路線になっています。

ここで注目したいのは、そのリストに空港線と川平リゾート線が挙げられていないことです。つまり旅行者がよく使う空港線・川平方面は、補助に頼らずに走れているだけの利用があるということになります。だから空港線は30分間隔を維持できています。

逆に言えば、補助対象になっている一周線や吉原線は、見直しの検討対象になり得る路線ということです。島を一周する系統②・③に乗って景色を楽しむプランを考えているなら、その年のダイヤを必ず確認してから組んでください。「去年は走っていた」が通用しない可能性があります。

Q. 石垣島でバスだけの旅は現実的ですか?
A. 空港・市街地・離島ターミナル・川平湾を回るだけなら十分現実的です。空港線は30分間隔、川平リゾート線も1日6便あるので、帰りの便の時刻さえ押さえておけば行程は組めます。難しくなるのは平久保崎や御神崎のように路線バスの直行便がないスポットで、ここだけはタクシーか定期観光バスの併用を検討してください。

まとめ:石垣島のバスは「帰りの便」から組み立てる

🚗 この記事の結論

石垣島のバスは空港線が30分間隔、川平方面が1日6便です。帰りの便の時刻を先に決めてから、往路と滞在時間を逆算しましょう。

✅ 要点チェック

  • 運行会社:東バスとカリー観光の2社だけ
  • 空港線:片道550円・約35分・30分間隔
  • きっぷ:1日フリーパス1,000円で往復以上は得
  • 川平方面:1日6便。復路を先に決める
  • 支払い:現金かタッチ決済クレカ。ICは不可

石垣島でバス移動を成功させるコツは、行きの便ではなく帰りの便から決めることに尽きます。空港と市街地を結ぶ系統④は30分間隔で走っているので行き当たりばったりでも問題ありませんが、川平湾へ向かう系統⑨は1日6便、空港から川平への系統⑪は1日2便しかありません。この2路線だけは、現地に着く前に復路の時刻をメモしておいてください。

最初の一歩として、空港に着いたらまず両替を済ませて100円玉と50円玉を用意し、中央出入口を出て左のバス乗り場へ向かいましょう。滞在中に2日以上バスを使う見込みがあるなら、最初に乗る車内でみちくさフリーパスを買っておくと、その後の行程で運賃を気にせず動けます。

※本記事の運賃・時刻は2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている内容に基づきます。ダイヤ・運賃は改定されることがあるため、ご旅行前に東運輸・カリー観光の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

石垣島旅の教科書編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

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