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石垣島の10月は平年26.0℃・台風接近0.5回|泳げる海と閉まるビーチの見極め方

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10月の石垣島を検索すると、「まだ泳げる」という声と「もう海は終わり」という声が同時に出てきて、どちらを信じればいいのか分からなくなります。服装も、飛行機を何時に取るかも、レンタカーが要るのかどうかも決められないまま日程だけが近づいてくる——旅行前にいちばん相談を受けるのが、この10月という月です。

先に結論をお伝えします。10月の石垣島は、気温だけ見れば夏の延長です。気象庁の平年値では平均気温26.0℃、日最高気温28.8℃。ところが、市が指定する海水浴場の遊泳期間は9月30日で終わり、監視員もクラゲ防止ネットも外れます。さらにフェリーの時刻表は10月1日を境に入れ替わり、9月に見た便が残っていないことがあります。つまり「泳げる気候なのに、島の仕組みは秋に切り替わっている」——ここを知らずに動くと、現地で予定が崩れます。

この記事では、気象庁・沖縄気象台・石垣市・各運航会社が公表している数字だけを使って、10月の石垣島をどう組み立てるかを移動の目線でまとめます。天気の実像、台風の残り方、フェリーのダイヤ切り替え、海の遊泳期間、混雑の実態、そして風の強い月のドライブの段取りまで、順に見ていきましょう。

📌 この記事でわかること

・10月の石垣島の平年気温・降水量・風速・日照時間と、9月/11月との差
・台風の平年接近数0.5回をどう見積もり、欠航に備えるか
・10月1日に切り替わるフェリーのダイヤと、離島への運賃
・遊泳期間が終わったビーチとの付き合い方、混雑と駐車場の段取り

目次

石垣島の10月は「夏の続き」なのか|平年26.0℃・雨211.2mmの実像

石垣島の10月は「夏の続き」なのか|平年26.0℃・雨211.2mmの実像の解説画像

平均26.0℃・最高28.8℃、9月から2℃ちょっと下がるだけ

10月の石垣島は、平均気温26.0℃、日最高気温28.8℃、日最低気温23.9℃です(気象庁・石垣島地点、1991〜2020年の30年平均)。9月の平均28.2℃・日最高31.0℃と比べると、平均で2.2℃、最高で2.2℃下がるだけ。体感としては「真夏のいちばん暑い時間帯がなくなった夏」に近く、日中は半袖で問題なく過ごせます。

なぜこれほど下がらないのかというと、石垣島は海に囲まれた小さな島で、周囲の海水温が気温を支えているためです。内陸のように放射冷却で朝晩が冷え込むことがなく、日最低気温も23.9℃で踏みとどまります。11月になると平均23.6℃・日最低21.5℃まで落ちるので、「羽織りが要るかどうか」の境目は10月と11月の間にあります。

実用面では、10月に必要なのは防寒着ではなく、日中の日差し対策と、夕方以降の冷房対策です。レンタカーの車内は日中に高温になりやすいので、駐車のたびにサンシェードを使うかどうかで乗り込み直後の快適さが変わります。半袖に薄手の羽織りを1枚足すだけで、船の甲板や冷房の効いた店内にも対応できます。

雨は211.2mm、9月より減るのに「降り方」は変わらない

10月の降水量の平年値は211.2mmです。9月の259.7mmからは減り、11月の138.1mmへ向かう途中にあたります。数字だけ見れば「雨が減る月」ですが、旅の段取りとしては油断できません。理由は降り方にあります。この時期の雨は前線や台風周辺の雨雲によるまとまった雨が中心で、1日中しとしと降るのではなく、短時間に強く降ってすぐ止むパターンが混ざります。

つまり、雨量が減っても「傘が不要になる」わけではないということです。旅程を組むときは、屋外の予定を午前に寄せ、午後に室内やドライブで調整できる余白を残しておくと崩れにくくなります。特に川平方面や北部へ向かう日は、片道の移動時間が長いぶん、天気の急変に対して身動きが取りにくくなります。

実用的な備えとしては、折りたたみ傘よりもレインウェアや速乾性の羽織りのほうが役に立ちます。風が強い日は傘が使いものにならないことがあり、その理由はこの後の風速の話につながります。

日照は157.6時間まで落ちる|「夕方の時間」が短くなる月

10月の日照時間の平年値は157.6時間です。9月の189.9時間から30時間以上減り、11月の115.3時間へ向かって一段ずつ落ちていきます。1日あたりに直すと、日が照っている時間が9月より1時間前後短くなる計算です。

この変化は、観光の予定よりも「移動の予定」に効いてきます。石垣島は街灯の少ない区間が多く、北部や東部の道路は暗くなると路肩や横断者が見えにくくなります。9月の感覚で「日が沈む前に戻ればいい」と考えていると、想定より早く暗くなって、帰り道の運転が緊張するものになりがちです。

段取りとしては、北部・西部の観光を午後の早い時間に切り上げ、暗くなる前に市街地側へ戻る動線を基本にしてください。夕景を狙うなら、帰り道が短いエリアで見るのが安全です。日照時間・気温・降水量・風速の月別平年値は、気象庁の石垣島の平年値ページで誰でも確認できます。

平年値(1991〜2020年) 9月 10月 11月
平均気温 28.2℃ 26.0℃ 23.6℃
日最高気温 31.0℃ 28.8℃ 26.2℃
日最低気温 26.0℃ 23.9℃ 21.5℃
降水量 259.7mm 211.2mm 138.1mm
平均風速 5.3m/s 5.8m/s 5.5m/s
日照時間 189.9時間 157.6時間 115.3時間
💡 旅の段取りメモ

石垣島旅の教科書調べ(気象庁の月別平年値より作成)。気温は9月から2℃ほどしか落ちないのに、日照時間は30時間以上減ります。「暑さは夏、明るさは秋」と覚えておくと、10月の旅程は組みやすくなります。

台風はまだ終わっていない|平年接近0.5回をどう見積もるか

10月の平年接近数は0.5回、9月の半分以下でもゼロではない

石垣島への台風の平年接近数は、10月が0.5回です(1991〜2020年の30年平均)。9月の1.2回、8月の1.4回と比べれば半分以下で、7月の0.8回よりも少ない水準です。11月になると0.1回まで下がるので、10月は「台風シーズンの最後の尻尾」にあたる月だと考えてください。

ここでいう「接近」とは、台風の中心が石垣島地方気象台から300km以内に入ることを指します。300kmというのは、直撃していなくても波が高くなり、船が止まるには十分な距離です。1951年から2025年までの累計では、10月だけで26回の接近が記録されています。年間累計308回のうちの26回ですから、確率としては低くても「毎年のように起きる範囲」の話です。

旅の段取りとしては、0.5回という数字を「2年に1回は当たる」と読み替えるのが実務的です。予約時にキャンセル規定を確認しておく、旅行日程の最終日にどうしても外せない用事を入れない——この2つを守るだけで、当たったときのダメージがかなり変わります。台風の統計は沖縄気象台の台風の統計ページで公表されています。

欠航が出たとき、島では何が止まるのか

台風が接近すると、止まるのは飛行機だけではありません。まず離島航路の高速船が全便欠航になります。安栄観光は公式サイトの運航状況ページで当日の航路別・便別の運航状況を掲載しており、海上が時化れば全航路全便欠航という判断が出ます。電話での問い合わせ受付は6:00〜19:00(台風時を除く)です。

空港側も同様で、全便欠航が決まるとターミナルビルが終日閉館されることがあります。「空港で待っていれば何とかなる」という前提が成り立たないということです。加えて、レンタカー各社は強風時の営業や返却対応を制限することがあり、路線バスも運休します。つまり台風接近時は「宿から動かない」が唯一の選択肢になります。

備えとしては、宿泊先に食料と飲料が確保できるか、連泊の延長ができるかを早めに確認しておくことです。台風・欠航・遊泳可否のような安全に関わる判断は、この記事の数字ではなく、必ずその日の公式発表で確認してください。

⚠️ 出発前に確認したいこと

台風・強風時は高速船が全航路全便欠航となり、空港ターミナルビルが終日閉館されることもあります。運航の可否は前日の見通しが立たないケースが多いため、最新の運航状況・気象情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

失敗パターン①:帰りの便を最終日の夕方に入れて詰む

10月に多いのが、「帰りの飛行機を最終日の夕方便にして、午前中に離島へ渡る」という組み方です。これは平常時なら効率的ですが、10月に限っては危うい設計になります。理由は、朝の便で離島に渡ったあと、風が上がって午後の復路が欠航すると、島から出られなくなるためです。

この失敗の原因は、離島航路の欠航判断が「その日の海況」で決まる点にあります。行きが動いたから帰りも動く、という保証がありません。特に波照間航路のような外洋を走る便は影響を受けやすく、片道4,990円の運賃を払って渡ったあとに足止めされると、宿の確保から始めることになります。

対策はシンプルで、最終日は離島へ渡らないことです。どうしても渡るなら、石垣港離島ターミナルから片道970円・所要時間の短い竹富島のように、便数が多く距離の近い航路を選びます。帰りの飛行機が夕方なら、最終日は市街地とその周辺で完結させる——この一線を守るだけで、10月の旅は安定します。

10月1日にフェリーの時刻表が入れ替わる|9月に調べた便は残っていない

10月1日にフェリーの時刻表が入れ替わる|9月に調べた便は残っていないの解説画像

安栄観光の公開ダイヤは9月30日まで、10月からは別建て

10月の石垣島でいちばん見落とされやすいのが、離島航路のダイヤ切り替えです。安栄観光が公式サイトに掲載しているダイヤは、2026年6月20日〜9月30日という期間で区切られています。つまり10月1日以降は別の時刻表に切り替わり、夏の間に調べた始発・最終の時刻がそのまま残っているとは限りません。

なぜ切り替わるのかというと、離島航路のダイヤは需要と日照条件、そして船員の労働時間の管理に合わせて季節ごとに組み直されているためです。夏に増便されていた便が秋以降は減る、あるいは最終便が繰り上がるといった変更が起こります。

段取りとしては、旅程を確定する前に必ず安栄観光の時刻表ページで「自分が乗る日の期間の時刻表」を開き直してください。9月にスクリーンショットを撮った時刻表を10月に使う——これが10月にいちばん多い事故です。なお同社は2026年4月19日付で西表島の接続送迎バスの減便等も告知しており、船だけでなく島側の足も変わることがあります。

八重山観光フェリーは「10月〜2月」で1本の時刻表を出す

もう1社の八重山観光フェリーは、公式サイトで「運航時刻表(10月〜2月)」として、10月1日からの新しい時刻表を案内しています。10月から翌年2月までをひとまとまりの期間として扱う組み方で、状況により期間や便数が変更される場合があるとも明記されています。

この2社の期間の切り方が違う点が、旅行者を混乱させる原因になります。片方の会社の時刻表だけを見て「10月はこのダイヤ」と決めつけると、もう片方の会社の便を取りこぼします。同じ島へ渡る場合でも、便の時刻は会社ごとに異なります。

実用的なコツは、行き先の島を決めたら2社とも時刻表を開き、往復の組み合わせを先に確定させてから宿とレンタカーを押さえることです。石垣港離島ターミナルの発着や乗り場の並びについては、ターミナル全体を整理した記事も参考にしてください。

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離島の片道運賃と、10月に選びやすい航路

離島の片道運賃は、竹富が970円、小浜が1,720円、黒島が1,850円、西表島の大原が2,520円、同じく上原が3,290円、波照間が4,990円です(安栄観光、燃料油価格変動調整金を含む)。運賃は燃料価格の変動により更新されることがあるため、乗船前に公式の運賃表を確認してください。

10月に選びやすいのは、距離が短く便数の多い竹富・小浜・黒島です。波が上がったときの影響を受けにくく、往復の融通が利きます。逆に、上原航路は北風が強まると欠航しやすく、その場合は大原経由でバスに乗り継ぐ形に振り替わることがあります。

石垣港離島ターミナルは、竹富島・西表島・黒島・小浜島・鳩間島へ向かう船が集まる島の玄関口です。待合ロビーは1,509平方メートル・200席、浮き桟橋4基、テナント21店舗、コインロッカー6ヶ所を備えています。

📍 石垣港離島ターミナル
住所 〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町1番地
電話番号 0980-82-4046
営業時間 管理室 9:00〜18:00(18:00〜9:00は警備室が対応)
駐車場 離島ターミナル第1駐車場78台/第2駐車場196台(時間制)/第2臨時駐車場169台
公式サイト 公式サイト
行き先 片道運賃 10月の使いやすさ
竹富島 970円 便数が多く往復の融通が利く
小浜島 1,720円 最終便の時刻から逆算が必要
黒島 1,850円 便数が少なく日帰り前提の設計に
西表島・大原 2,520円 荒天に比較的強い南側の港
西表島・上原 3,290円 北風が強まると欠航しやすい
波照間島 4,990円 最終日に渡るのは避けたい航路

監視員がいなくなる海|泳げるのに遊泳期間は9月30日で終わる

指定海水浴場の遊泳期間は、そろって9月30日で終了する

10月の石垣島で最も誤解されているのが、海の扱いです。気温26.0℃・日最高28.8℃という数字を見ると「泳げる」と判断したくなりますが、石垣市が関わる主要なビーチの遊泳期間は9月30日で終わります。10月に入ると、監視員もクラゲ防止ネットも外れた状態の海になるということです。

なぜ9月末で区切られるのかというと、遊泳期間は水温だけでなく、監視体制や設備の運用期間として設定されているからです。水が温かいかどうかと、安全に泳げる体制が整っているかどうかは別の話になります。

実用的な判断としては、10月は「泳ぐ前提」で予定を組まないほうが計画が安定します。海に入る場合は、ツアー会社が催行するシュノーケリングやダイビングなど、監視のある形を選ぶのが現実的です。遊泳期間の全体像は、海開きの時期を整理した記事にまとめています。

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底地ビーチ:監視員とネットは9月30日まで

島の西側、川平エリアにある底地ビーチは、遊泳期間が4月1日〜9月30日と定められています。遊泳可能時間は9:00〜18:00で、7月1日〜8月31日のみ9:00〜19:00まで延長されます。監視員は遊泳期間中のみ配置され、クラゲ防止ネットは7月〜9月の設置です。

つまり10月に訪れると、砂浜そのものは変わらないのに、監視員もネットもない状態になります。入場料は無料、駐車場は100台分が無料で使えるので、景色を眺めたり浜辺を歩いたりする目的なら10月でも十分に楽しめる場所です。シャワーは有料です。

段取りとしては、川平湾とセットで西側を回る日に組み込むのがおすすめです。駐車場に余裕があるため、川平エリアの駐車場が混んでいるときの休憩地点としても使えます。

📍 底地ビーチ
住所 〒907-0453 沖縄県石垣市川平185-1
電話番号 0980-83-4374
営業時間 遊泳期間 4月1日〜9月30日(9:00〜18:00、7月1日〜8月31日は9:00〜19:00)
駐車場 あり(100台・無料)
公式サイト 公式サイト

南ぬ浜町海浜緑地:開場そのものが7月〜9月だけ

市街地からいちばん近い人工ビーチが南ぬ浜町海浜緑地(南ぬ浜ビーチ)です。2026年度の開場期間は7月1日〜9月30日の92日間で、遊泳時間は7・8月が9:00〜19:00、9月が9:00〜18:00。ゲートは7・8月が19:30、9月が18:30に閉鎖されます。

ここは遊泳期間だけでなく「開場期間」そのものが夏の3か月に限られている点が、底地ビーチとの大きな違いです。10月は開場期間外にあたるため、夏と同じ感覚で立ち寄る計画は立てないでください。加えて、台風接近時やイベント開催時に臨時閉鎖されることもあります。

コインロッカーとシャワー以外は無料で、広い更衣室や車椅子対応シャワー室も備えた施設です。開場期間内であれば市街地の宿から最も動きやすいビーチなので、来年の夏の旅程を考えるときの候補として覚えておくとよいでしょう。詳細は石垣市のご利用案内ページで公表されています。

📍 南ぬ浜町海浜緑地
住所 沖縄県石垣市南ぬ浜町
電話番号 0980-82-4046
営業時間 開場期間 7月1日〜9月30日(7・8月は遊泳9:00〜19:00、9月は9:00〜18:00)
駐車場 あり(無料)
公式サイト 公式サイト

実は10月は「泳ぐ月」ではなく「回る月」として強い

意外と知られていないのですが、10月の石垣島は海に入る条件より、島を回る条件のほうが良くなります。日最高気温は28.8℃で、真夏の炎天下より屋外を歩きやすく、日照時間が減るぶん日差しも和らぎます。展望台や集落歩き、ドライブといった「陸の予定」の快適さは、8月より10月のほうが上です。

石垣市も入域観光の分析の中で、10月は7・8月より平均気温が比較的低いことに加えて海でも十分に楽しめる時期であるため、夏本番が終了してもなお安定した入域観光客数の確保につながっていると推測しています。行政側から見ても、10月は「夏の余韻で人が動く月」だということです。

この視点で旅程を組み替えると、10月の使い道がはっきりします。海の時間を減らし、ドライブと離島訪問に時間を配分する。ビーチは泳ぐ場所ではなく景色を見る場所として使う。この組み替えができる人にとって、10月は非常に効率のいい月になります。

空いていると思うと外す|入域観光客13万人の中身

令和7年10月は130,479人、8月の約8割が来ている

「10月なら空いているだろう」という前提は、数字で見ると崩れます。石垣市入域観光推計表によると、令和7年10月の観光客数は130,479人(空路110,585人・海路19,894人)。8月の163,665人と比べて約8割の水準で、9月の137,874人ともほとんど変わりません。

なぜ落ちないのかというと、夏休みの家族連れが抜けた分を、大人だけの旅行者やイベント目的の来島者が埋めるためです。11月の123,307人と比べても10月のほうが多く、「秋になれば一気に空く」という感覚は実態と合っていません。

段取りとしては、レンタカー・宿・人気の飲食店は8月と同じ気持ちで早めに押さえておくのが安全です。特に軽自動車クラスは台数が限られるため、日程が決まった時点で確保しておくことをおすすめします。月別の数字は石垣市の入域観光客数のページで毎月公表されています。

10月12日の3連休と、島のイベントが重なる

2026年のスポーツの日は10月12日(月)で、10月10日(土)からの3連休になります(内閣府「国民の祝日について」より)。スポーツの日は法律上「10月の第2月曜日」と定められているため、10月は毎年ほぼ確実に3連休が発生する月です。

この3連休は、島側のイベントとも重なりやすい時期にあたります。令和7年10月には、スポーツフェスティバル2025、令和7年度産業まつり、令和7年度とぅばらーま大会が開催され、島外・県外からの来場者が増えたと石垣市は記録しています。地元の行事が集中する月でもあるということです。

実用的な対策は、3連休を外せるなら10月中旬以降の平日に寄せることです。外せない場合は、レンタカーと宿を最優先で押さえ、市街地の駐車場が埋まる前提で動線を組みます。イベント会場周辺は交通規制がかかることもあるため、当日は市の広報を確認してください。

クルーズ船14回が、港と市街地の混み方を変える

もうひとつ見落とされがちなのが、クルーズ船です。令和7年10月には14回の寄港があり、海路からの入域は19,894人にのぼりました。1回の寄港で数千人規模が上陸することもあり、その日は市街地とユーグレナモール周辺、そして主要観光地が一気に混みます。

これが効いてくるのは駐車場です。石垣港離島ターミナルの第1・第2駐車場は観光シーズンには常時満車の場合が多く、石垣市も臨時駐車場の利用を案内しています。市営駐車場の料金は最初の1時間100円、以後30分ごとに50円で、入庫・出庫は24時間可能です。

段取りとしては、朝早い時間帯に離島ターミナル周辺へ入り、駐車場を確保してから船に乗るのが基本です。第1・第2駐車場が埋まっていたら、迷わず臨時駐車場へ回してください。港湾施設付近の市営駐車場は石垣市の港湾課のページで一覧が公表されています。

令和7年(石垣市入域観光推計表) 8月 10月 11月
観光客数 163,665人 130,479人 123,307人
うち空路 133,612人 110,585人 95,366人
うち海路 30,053人 19,894人 27,941人

年間2番目に風が強い月の走り方|レンタカーと駐車場の段取り

10月の平均風速5.8m/sは、7月に次ぐ年間2位

10月の平均風速の平年値は5.8m/sです。これは年間の平均5.4m/sを上回り、月別で見ると7月の5.9m/sに次いで2番目に強い値になります。8月の5.6m/s、9月の5.3m/sより強く、「台風が減る=風がやむ」ではないことを示しています。

理由は、10月から北東の季節風が入り始めるためです。台風による一時的な暴風とは別に、平常時の風そのものが底上げされます。これが、離島航路の上原便が北風で欠航しやすくなる背景でもあります。

運転での実用面では、橋の上や海沿いの直線で横風を受けやすくなります。軽自動車やハイルーフ車は特に影響を受けるため、サザンゲートブリッジや海岸沿いの区間ではスピードを抑え、ハンドルを両手でしっかり持つ意識を持ってください。傘が役に立たない日が増えるのも、この風速が理由です。

南ぬ島石垣空港:駐車場料金と、送迎の待ち合わせ

10月にレンタカーを使うなら、空港の駐車場の仕組みを知っておくと動きが早くなります。南ぬ島石垣空港の一般駐車場は360台(身障者等用7台を含む)で、料金は30分未満が無料、以降1時間ごとに100円、1日最大料金(9〜24時間)は1,000円です。二輪車は無料です。

この「30分未満は無料」という設定が便利で、家族を降ろす・迎えるといった短時間の用事なら料金がかかりません。レンタカー会社の送迎車を待つ間も、この枠内で処理できることが多いです。ターミナルビルの営業時間は国内線が6:30〜22:00で、運航状況等により変更になる場合があります。

段取りとしては、到着便が集中する時間帯は送迎車の乗り場が混み合うため、預け荷物を受け取ったらすぐに指定の乗降場へ向かうのが基本です。台風で全便欠航になるとターミナルビルが終日閉館されることもあるので、空港での長時間待機を前提にした計画は避けてください。

📍 南ぬ島石垣空港
住所 〒907-0242 沖縄県石垣市字白保1960番地104
電話番号 0980-87-0468
営業時間 国内線ターミナルビル 6:30〜22:00(国際線ターミナルは運航日のチェックインカウンター営業時間のみ)
駐車場 あり(一般駐車場360台・身障者等用7台を含む)
公式サイト 公式サイト

川平公園駐車場:46台+32台をどう狙うか

川平湾へ向かうなら、駐車場のキャパシティを先に把握しておくと安心です。川平公園駐車場は、第1駐車場が普通車46台・大型バス6台、第2駐車場が普通車32台。料金は最初の1時間200円、以後1時間ごとに100円で、入庫・出庫は24時間可能です。

普通車の合計は78台分しかありません。クルーズ船の寄港日や3連休には、観光バスも入ってくるため、昼前後の時間帯は満車になりやすい構造です。川平湾は潮の流れが速く遊泳できないぶん、滞在時間が短い訪問者が多く、回転はそれなりに速いのが救いです。

実用的なコツは、午前の早い時間か、15時以降の遅い時間に回すことです。満車で待つくらいなら、先に底地ビーチへ寄って時間をずらすほうが効率的です。市営駐車場の料金は石垣市の市営駐車場のページで公表されています。

📍 川平公園駐車場
住所 沖縄県石垣市字川平827番地8
電話番号 0980-83-3986
営業時間 24時間入庫・出庫可能
駐車場 第1駐車場 普通車46台・大型バス6台/第2駐車場 普通車32台
公式サイト 公式サイト

失敗パターン②:日照が短い月に、島一周を夕方から始める

もうひとつの典型的な失敗が、島一周のドライブを午後遅くに始めてしまうケースです。10月の日照時間は157.6時間と9月から30時間以上減っており、夏と同じ時間割で動くと、後半の行程がすっかり暗くなります。

原因は、「石垣島は小さいからすぐ回れる」という思い込みです。実際には北部の平久保方面まで往復すると距離があり、途中で写真を撮ったり展望台に寄ったりすれば時間はどんどん押します。暗くなってからの北部の道は街灯が少なく、対向車のライトで路面が見づらくなります。

対策は、一周ドライブを午前から始めて、日が高いうちに最も遠いポイントを折り返すことです。夕方は市街地寄りのエリアに戻し、暗くなったら移動距離を短くする。この組み立てにしておけば、10月でも一周は問題なく楽しめます。一周の距離と所要時間の目安は、別記事で詳しくまとめています。

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石垣島の旅程を組んでいて、「どうせなら島を一周してみたい」と考えている方は多いと思います。ただ、地図を見ても縮尺の感覚がつかめず、半日で回れるのか、丸一日かかる…
STEP 1
朝:空港または市街地でレンタカーを受け取る(空港の駐車場は30分未満無料)
STEP 2
午前:最も遠い北部・西部へ先に向かい、川平公園駐車場は早い時間に確保する
到着
夕方:暗くなる前に市街地側へ戻り、夜は移動距離を短くまとめる

旅のタイプ別・石垣島10月の組み立て方

初めての3泊4日:離島は中日、最終日は市街地で完結

初めて石垣島を訪れる人の3泊4日なら、離島訪問を2日目か3日目の中日に置くのが最も崩れにくい形です。理由は、欠航が出ても翌日にリカバリーできる余白が残るからです。最終日に離島を入れると、風が上がった瞬間に代替案がなくなります。

組み方の目安としては、1日目に市街地とその周辺、2日目に竹富島などの近い離島、3日目にレンタカーで北部・西部のドライブ、4日目は市街地で買い物をして空港へ、という流れです。ドライブの日を後半に置くのは、天気の良い日を選びやすくするためです。

この構成なら、離島は片道970円の竹富島だけで済み、費用面でも組み込みやすくなります。海に入らない前提で組めば、着替えや荷物も軽くなり、移動そのものが楽になります。

3連休の2泊3日:予約を最優先、行動半径は狭く

10月12日を含む3連休で2泊3日を組むなら、優先順位は「レンタカー→宿→飛行機」の順で押さえます。令和7年10月の観光客数130,479人という水準は8月の約8割ですから、連休の集中日は夏と変わらない混み方になると考えてください。

行動設計としては、行動半径を意図的に狭くするのがコツです。北部まで足を伸ばすより、市街地から西側の川平エリアまでに絞り、駐車場探しの時間を減らします。3連休は市営駐車場も埋まりやすく、探す時間が旅の満足度を削ります。

離島へ渡るなら便数の多い航路を選び、帰りの便を1本早めに設定しておくと安心です。連休は乗船券売り場も混むため、乗り場に着く時刻を通常より前倒しで見積もってください。

離島メインの人:上原航路のリスクを織り込む

西表島や波照間島を目的にする人は、10月の風速5.8m/sという条件を旅程に織り込む必要があります。特に西表島の上原航路は北風が強まると欠航しやすく、その場合は大原経由の振り替えになることがあります。片道運賃は上原が3,290円、大原が2,520円で、経路によって金額も変わります。

波照間島は片道4,990円と運賃も高く、外洋を走るため欠航率も上がります。10月に狙うなら、日程の前半に置き、ダメだった日の代替として竹富島や小浜島を用意しておくのが現実的です。

島側の移動手段も先に決めておいてください。西表島はレンタカーやバスの便数が限られ、船が変われば島内の足も組み直しになります。船と島内移動をセットで考えるのが、10月の離島旅の鉄則です。

子連れ・シニア:泳がない前提だから組みやすい

子連れやシニアの旅では、10月はむしろ組みやすい月です。日最高気温28.8℃は真夏より歩きやすく、遊泳期間が終わっているぶん「泳ぐか泳がないか」で悩む必要がありません。海は見る対象と割り切ると、予定がシンプルになります。

移動面では、レンタカーの利用を強くおすすめします。10月は日照が短くなるうえ、雨が短時間で強く降ることがあり、バス停での待ち時間が負担になりやすいためです。駐車場のある施設を中心に動線を組めば、天候の変化にも対応しやすくなります。

休憩地点としては、駐車場が100台分無料の底地ビーチのように、車を停めやすく景色の良い場所を旅程に挟むと、全体のペースが落ち着きます。無理に予定を詰めず、1日3か所程度に抑えるのが、10月の快適な回り方です。

Q. 10月の石垣島は、結局レンタカーが必要ですか?
A. 島内を回るならレンタカーがあったほうが確実です。10月は日照時間が157.6時間まで減って暗くなるのが早く、雨も短時間に強く降ることがあります。一方、離島訪問と市街地の食事だけで完結する旅程なら、バスと徒歩でも成立します。「北部・西部へ行くかどうか」で判断してください。

まとめ:秋の入り口の石垣島を、段取りで乗り切る

🚗 この記事の結論

10月の石垣島は平均26.0℃と暖かい一方、指定海水浴場の遊泳期間は9月30日で終わります。海任せにせず、移動の段取りで旅を組み立てましょう。

✅ 要点チェック
  • 気温:平均26.0℃、9月から2℃程度の低下
  • 台風:平年接近0.5回、ゼロではない前提で
  • ダイヤ:10月1日に離島航路の時刻表が交代
  • :遊泳期間は9月30日終了、監視員なし
  • 混雑:10月13万人、8月の約8割が来島

最初の一歩としておすすめしたいのは、旅行日程を決めたその日に、乗る予定の航路の時刻表を10月の期間のものに開き直すことです。夏のダイヤのまま組んだ旅程は、10月に入った瞬間に成立しなくなることがあります。船の時刻が決まれば、レンタカーの受け取り時間も、駐車場を押さえる時間帯も自然に決まります。気温は夏、仕組みは秋——この二重構造さえ押さえておけば、10月の石垣島はとても回りやすい月です。

なお、運賃・時刻表・営業時間・遊泳期間・駐車場料金は変更されることがあります。台風時の運航可否も含め、最新情報は各運航会社・石垣市の公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

石垣島旅の教科書編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

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