宮古島の地図を眺めていて「東平安名崎の近くにビーチがあるらしい」と気づいたものの、ナビにどう入れればいいのか、駐車場はあるのか、そもそも泳いでいい場所なのか、情報がばらばらで迷っていませんか。東平安名ビーチは観光協会のビーチ一覧にも載らない小さな浜なので、ガイドブックを見ても段取りが見えにくい場所です。
先に結論をお伝えすると、東平安名ビーチは東平安名崎の駐車場の手前から保良漁港へ坂を下りた先にある、無料駐車スペース約20台の自然の浜です。宮古空港から車で約30分。トイレ・シャワー・更衣室・売店・監視員・防護ネットはどれもありません。トイレは岬の駐車場で済ませ、着替えと飲み物は車に積んでから向かう、というのが現地で困らない基本形です。
この記事では、ビーチの位置と岬との関係、空港や平良市街地からの道順、設備がない浜で困らない準備、泳ぐ前に確かめたい安全面、灯台とのセットの回り方、車がない場合のバスの現実まで、移動と段取りの目線でまとめました。
・東平安名ビーチの場所と、東平安名崎・保良泉ビーチとの位置関係
・宮古空港から約30分で着く道順と、約20台の駐車スペースへの入り方
・トイレ・シャワーなし、監視員なしの浜で泳ぐ前に確かめること
・平安名埼灯台(参観寄付金300円)とセットで回る時間の組み立て方
東平安名ビーチはどこ?岬の駐車場から坂を下りた先の小さな浜

読み方は「ひがしへんな」、宮古島の南東端・城辺保良にある浜
東平安名ビーチは「ひがしへんなビーチ」と読みます。場所は宮古島の南東端、城辺(ぐすくべ)エリアの保良(ぼら)集落の先で、国指定名勝の東平安名崎の付け根にあたります。
この浜の名前がわかりにくいのは、公的な海水浴場として整備された場所ではないためです。宮古島市のビーチ・マリンレジャーのページには与那覇前浜や新城海岸、保良川(保良泉)など11か所の浜が並びますが、東平安名ビーチの名前はありません。呼び名は、岬の名前を借りて旅行者や地元のガイドが使っている通称と考えておくと混乱しません。
具体的な位置関係は、東平安名崎の駐車場(無料・50台)に向かう道の手前で左に下りる坂があり、その先の保良漁港を通り過ぎた奥に、約20台分の無料駐車スペースがあります。駐車場の奥の右手から砂浜に出る造りです。
実用面のコツとしては、カーナビに「東平安名ビーチ」と入れて出なかった場合は、まず「東平安名崎」を目的地にしておき、岬の駐車場に入る直前で「保良漁港」の石碑を探す、という二段階の探し方が確実です。
岬と浜は隣どうし、でも駐車場は別になっている
東平安名崎と東平安名ビーチは歩いて行き来できそうな近さですが、車を停める場所は別々です。岬の上の駐車場は観光バスも入る広さで、トイレと売店(シーズン営業)があります。一方のビーチ側は、漁港の奥にある約20台分のスペースだけです。
こうなっている理由は地形にあります。東平安名崎は海に突き出した長さ約2km、幅200mほどの岬で、上は断崖の続く高台です。ビーチは岬の付け根から海面近くまで坂を下った位置にあるため、上と下で別の駐車場を使う形になります。
数字で整理すると、岬の駐車場は50台、ビーチ側は約20台。ビーチ側は台数が半分以下なので、夏休みや連休の昼前後は埋まることがあります。ビーチ側が満車でも、岬の駐車場に停めて坂を歩いて下りる手はありますが、帰りは上り坂を濡れた荷物を持って戻ることになります。
段取りとしては「泳ぐならビーチ側、景色を見るだけなら岬側」と車の停め先を目的で分けるのがわかりやすいです。両方を回る日は、先にビーチ側に停めて海で遊び、あとで車ごと岬の駐車場へ上がる順番にすると、荷物を持って坂を往復せずに済みます。
| 住所 | 〒906-0101 沖縄県宮古島市城辺保良 |
| アクセス | 宮古空港から車で約30分 |
| 駐車場 | あり(無料・約20台) |
名前が似た「保良泉ビーチ」とは設備も性格も別物
同じ保良集落には、もう1つ有名な浜として保良泉(ぼらがー)ビーチがあります。名前も場所も近いので混同しがちですが、東平安名ビーチとは別の浜です。
保良泉ビーチは、天然の湧き水を利用したプールがあるボラガーパラダイス・ビーチ・パークの前に広がるビーチで、トイレ・シャワーがあり、シーカヤックなどのマリンスポーツメニューもあります。宮古空港からの目安は車で約35分です。東平安名ビーチがトイレもシャワーもない自然の浜なのに対し、保良泉ビーチは施設の前にある浜という違いがあります。
石垣島旅の教科書調べとして、宮古島観光協会の公式情報と現地情報を並べると、次のようになります(2026年9月時点)。
| 比較項目 | 東平安名ビーチ | 保良泉ビーチ | 東平安名崎(岬) |
|---|---|---|---|
| 宮古空港から車 | 約30分 | 約35分 | 約35分 |
| 駐車場 | 無料・約20台 | あり | 無料・50台 |
| トイレ | なし | あり | あり |
| シャワー | なし | あり | 泳ぐ場所ではない |
| 監視員・防護ネット | なし | 公式で確認 | 泳ぐ場所ではない |
子ども連れで設備を重視するなら保良泉ビーチ、静かな自然の浜を眺めたい・シュノーケルの経験がある人なら東平安名ビーチ、というように目的で行き先を分けるのがおすすめです。
ナビで迷う人が多い理由と、迷わない目的地の入れ方
東平安名ビーチへの道で迷いやすいのは、正式な施設名がなく、地図アプリによって登録名や位置がまちまちだからです。そのため、ビーチ名で検索して出てきたピンをそのまま信じると、保良泉ビーチや漁港の別の場所に案内されることがあります。
確実なのは、目的地を「東平安名崎」にして岬の駐車場を目指し、その手前で坂を左へ下りる方法です。宮古島観光協会の東平安名崎のページでは、岬の住所は城辺保良、宮古空港から車で約35分とされています。ビーチはその手前にあるので、空港からは約30分が目安です。
坂の目印は「保良漁港」と刻まれた石碑です。これを見落として岬の駐車場まで上がってしまっても、Uターンして少し戻れば坂の入口に戻れます。漁港の中は漁業関係者の車や作業スペースがあるので、港内に停めずに奥の駐車スペースまで進んでください。
もう1つのコツは、空港を出る前にオフラインでも見られる地図を用意しておくことです。城辺の南東側は集落の間隔が空いており、同じような直線道路が続くので、スマホの電池や電波に余裕を持たせておくと安心です。
宮古空港から約30分、どの道順で向かうとスムーズ?
空港から車で約30分、灯台の案内板を目印に東へ
宮古空港から東平安名ビーチまでは、車で約30分が目安です。岬の先にある灯台を運営する燈光会の案内では、宮古島空港からレンタカーで約30分(約20km)とされています。ビーチは灯台の手前にあるので、ほぼ同じ時間感覚で着けます。
この距離感になるのは、宮古空港が島の中央やや西寄りにあり、東平安名崎が島の最東端にあるためです。つまり島をほぼ横断する移動になりますが、宮古島は山が少なく平坦な道が続くので、アップダウンで時間がかかることはあまりありません。
具体的には、空港を出て城辺方面へ向かい、保良の集落を抜けると「東平安名崎」の案内が見えてきます。その案内に沿って進むと、岬の駐車場手前に保良漁港へ下りる坂があります。所要時間は信号や混雑で変わるので、あくまで目安と考えてください。
段取りのコツは、空港でレンタカーを受け取ったらそのまま向かうより、途中のコンビニやスーパーで飲み物を買い足してから向かうことです。保良の集落を過ぎると店がほとんどなく、ビーチにも岬にも常設の店はありません(岬の売店はシーズン営業)。
平良市街地からは約40〜50分、朝の移動は早めに
宿が平良(ひらら)市街地にある場合、東平安名ビーチまでは車で約40〜50分が目安です。空港からより10〜20分ほど長くなるので、午前中に着きたい日は早めに出発しましょう。
平良は島の北西側にあり、東平安名崎は南東端です。島を対角線に移動する形になるため、空港発よりも時間がかかります。朝の平良市街地は通勤の車で信号待ちが増えるので、出発時刻によっては所要時間が延びることもあります。
参考までに、東平安名崎を紹介する沖縄観光情報サイト「おきなわ物語」では、平良港から車で約40分という目安が紹介されています。宿の場所が港に近いか、市街地の奥かで数分変わると考えておくとよいでしょう。
実用的な組み立てとしては、平良泊の人は「朝に東へ走って東平安名ビーチと岬を回り、午後に南海岸の浜や来間島方面へ戻る」という流れにすると、島を往復する無駄が減ります。逆に夕方に東へ向かうと、帰りに平良まで約40〜50分走ることになり、日没後の運転が長くなるので注意してください。
坂を下りて漁港を抜けるまでの手順
ビーチの駐車スペースまでの最後の数百メートルは、初めてだと迷いやすい区間です。流れを手順にするとこうなります。
宮古空港から「東平安名崎」を目的地にして城辺方面へ(約30分)
岬の駐車場の手前で「保良漁港」の石碑を見つけ、坂を下りる
漁港の中には停めず、通り過ぎた奥の無料駐車スペース(約20台)へ
駐車場の奥の右手からビーチへ。注意事項の看板を読んでから海へ
坂は急なので、下りはブレーキを早めに踏み、対向車が来たら広い場所で待ちましょう。漁港の岸壁付近は作業の車両が出入りするため、写真を撮るために路肩に停めるのも避けてください。
ビーチに着いたら、まず看板の注意事項に目を通すのが先です。泳ぐ・泳がないの判断材料になる情報が書かれているので、荷物を広げる前に確認しておくと、その後の動きが決めやすくなります。
レンタカーの返却時刻から逆算して出発する
東平安名ビーチを旅程に入れるときに見落としがちなのが、帰りの移動時間です。空港まで約30分、平良まで約40〜50分かかる場所なので、レンタカー返却や飛行機の時刻から逆算して出発時刻を決めておく必要があります。
とくに最終日に「空港へ行く前に寄ろう」と考える場合は、海で遊ぶ時間に加えて、体を拭く・着替える・砂を落とす時間も見込んでください。ビーチにはシャワーも更衣室もないので、濡れたまま車に乗る準備(大きめのタオルやシートカバー)がないと、ここで時間を取られます。
レンタカー会社の多くは返却時に給油して満タンで返す方式なので、ガソリンスタンドに寄る時間も必要です。城辺の南東側はスタンドが多くないので、空港へ戻るルート上で給油できる場所を事前に地図で確かめておくと、焦らずに済みます。
最終日に寄るなら、海には入らず岬の景色だけを見る「軽めの立ち寄り」にするのも一案です。泳ぐのは旅の途中の日に回すほうが、着替えや洗濯の段取りも楽になります。

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駐車約20台・トイレなし、設備がない浜で困らない準備は?

駐車スペースは無料で約20台、昼前後は埋まりやすい
東平安名ビーチの駐車スペースは無料で約20台分です。料金を払う場所はありませんが、台数は多くありません。
台数が少ないのは、もともと漁港の奥の空きスペースを利用している形だからです。区画線がはっきりしていない場所もあるので、隣の車の出入りをふさがないよう、詰めすぎず、間隔を空けすぎずに停めるのがマナーです。
数字で比べると、岬の上の駐車場は50台、ビーチ側は約20台なので、ビーチ側は半分以下の容量です。夏休みや連休の昼前後は、シュノーケル目的の人と岬の観光ついでに立ち寄る人が重なるため、満車になりやすいと考えておきましょう。
コツは、午前の早い時間に着くことです。空港から約30分なので、空港近くの宿なら朝食後に出ても昼前には着けます。満車だった場合は無理に路肩に停めず、坂を上がって岬の駐車場に停め直してください。漁港内への駐車は、漁業作業の妨げになるので避けましょう。
トイレは岬の駐車場で済ませてから下りる
東平安名ビーチにはトイレがありません。最寄りのトイレは坂の上、東平安名崎の駐車場にある公衆トイレです。
ビーチが自然の浜のまま残っているのは、観光施設として整備された海水浴場ではないためです。宮古島市は公式ページで、手つかずの自然が残る海岸の多くは海水浴場ではないと明記しており、東平安名ビーチもその1つにあたります。
具体的な動き方としては、空港や宿を出たらまず岬の駐車場に立ち寄り、トイレを済ませてから坂を下りる順番がおすすめです。岬の駐車場は50台停められ、トイレがあり、シーズン中は売店も開いています。子ども連れの場合は、ビーチで遊んでいる途中にトイレに行きたくなることを想定して、1人が車で岬まで往復できるよう鍵の持ち方も決めておきましょう。
もう1つのコツは、水着の上に服を着て出発し、ビーチでの着替えを最小限にすることです。トイレに更衣スペースがあるとは限らないので、ラップタオルがあると車内での着替えも楽になります。
シャワー・更衣室・売店もないので「車に積む物」を決めておく
東平安名ビーチにはシャワー、更衣室、売店がいずれもありません。海から上がったあとの砂落としや着替え、飲み物の補給は、すべて自分で用意する前提になります。
設備がない浜ほど、準備の差がそのまま快適さの差になります。とくに宮古島の夏は日差しが強く、日陰の少ない浜で過ごすと、飲み物が足りなくなるのが早いです。宮古島市の水難事故防止リーフレットでも、炎天下での対策として十分な水分補給が呼びかけられています。
車に積んでおきたいのは、飲み物(1人あたり多めに)、大きめのタオルとラップタオル、砂を流すための水を入れたペットボトル、濡れた物を入れるビニール袋、シートカバーの5点です。ビーチにも岬にも常設の店はないので、保良の集落に入る前に買い足しておきましょう。
砂を流す水は、2リットルのペットボトルに水道水を入れておくだけで足ります。足と手の砂を落としてから車に乗れば、レンタカーの床に砂が残りにくく、返却時の清掃の手間も減ります。
失敗パターン:着替えもタオルも岬の売店で何とかなると思っていた
よくある失敗が「岬に売店があるから、足りない物は現地で買えばいい」と考えて、手ぶらに近い状態で向かってしまうケースです。
原因は、岬の売店がシーズン営業である点を知らなかったことです。宮古島観光協会の東平安名崎のページには「駐車場に売店あり(シーズン営業)」と書かれており、季節によっては閉まっていることがあります。キッチンカーが並ぶ日もありますが、毎日いるとは限りません。
結果として、タオルがなくて濡れたまま車に乗る、飲み物が切れて灼熱の浜で我慢する、といった状況になりがちです。レンタカーのシートが濡れたり砂だらけになったりすると、返却前の掃除に時間を取られ、最終日なら飛行機の時刻が気になって落ち着きません。
対策はシンプルで、「東平安名崎の周辺では何も買えない」前提で準備することです。城辺方面に向かう途中のコンビニやスーパーで飲み物と軽食を買い、タオル類は宿から持ち出しておきましょう。売店が開いていたらラッキー、くらいの気持ちでいると、現地で慌てずに済みます。
監視員もネットもない海で、泳ぐ前に何を確かめる?
ここは海水浴場ではない、という前提から始める
東平安名ビーチには監視員がおらず、クラゲよけの防護ネットもありません。泳ぐかどうかは、すべて自分で判断する浜です。
背景には、宮古島市の考え方があります。宮古島市のビーチ・マリンレジャーのページでは、手つかずの自然が残る海岸の多くは海水浴場ではなく、水難事故はすべて利用者の責任になると明記されています。そのうえで、危険生物への注意、深みや潮の流れへの注意が呼びかけられています。
具体的には、監視員がいる海水浴場なら遊泳区域のブイや旗で「今日は泳げるか」がわかりますが、東平安名ビーチにはそうした目印がありません。ビーチに注意事項の看板があるので、まずそれを読み、その日の波や風の状況を自分の目で見て判断することになります。
コツは、「泳げるかどうか」を現地で決めるのではなく、「泳がなくても満足できる計画」にしておくことです。波が高い日は岬の遊歩道や灯台に切り替える、と最初から決めておけば、無理に海に入る理由がなくなります。
東平安名ビーチは監視員・防護ネットのない自然の浜です。波浪注意報・警報が出ているときや波が高いときは海に入らないよう、宮古島市も呼びかけています。遊泳できるかどうかの断定はできないため、最新の気象情報・注意報は気象庁などの公式でご確認ください。
潮の流れが強い日がある、岬の先端ほど要注意
東平安名ビーチの海は、場所によって潮の流れが強い日があります。シュノーケル中に気づかないうちに沖へ流されることがあるので、流れの確認は泳ぐ前の必須項目です。
その理由は、東平安名崎が太平洋と東シナ海の間に長さ約2kmにわたって突き出した岬だからです。燈光会や宮古島観光協会の説明にもあるとおり、岬の周辺は暗礁が点在し、かつては漁船や貨物船の遭難が多い難所とされていました。その対策として、昭和42年3月27日に平安名埼灯台が点灯しています。
こうした海の特徴を踏まえると、浜の中でも岬寄り、沖寄りのエリアほど流れや波の影響を受けやすいと考えるのが自然です。シュノーケルをする場合は、岸から離れすぎず、足がつく範囲で様子を見ながら遊ぶようにしましょう。
実用的なコツは、海に入る前に浜で5分ほど海面を観察することです。白波が立っている場所、周囲より波が崩れていない筋(流れがある可能性がある場所)を確かめ、そこを避けて入ります。少しでも「流されている」と感じたら、岸に向かって無理に泳がず、岸と平行に泳いで流れから抜けるのが基本です。
ハブクラゲなど危険生物は「知って避ける」
宮古島の海には、刺されたり触れたりすると危険な生物がいます。防護ネットのない東平安名ビーチでは、とくに意識しておきたいポイントです。
宮古島市水難事故防止推進協議会のリーフレットでは、ハブクラゲ、カツオノエボシ、ウンバチイソギンチャク、ヒョウモンダコ、アンボイナガイ、オニヒトデ、ガンガゼなどが紹介され、むやみに近づいたり刺激したりしないよう呼びかけられています。
具体的な対策としては、ラッシュガードやマリンシューズで肌の露出を減らす、岩の隙間や海底のものに素手で触れない、貝やタコを拾わない、の3点を守るだけでもリスクを下げられます。サンゴを踏まないことはリーフレットでも呼びかけられており、マリンシューズは足の保護だけでなくサンゴを傷つけないためにも役立ちます。
刺された場合の応急処置は生物によって異なり、酢を使うべきものと使ってはいけないものがあります。リーフレットに応急処置の方法がまとめられているので、出発前にスマホに保存しておきましょう。緊急時は海上保安118番、消防119番へ連絡します。

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一人で入らない・天候を確かめる、の2つは譲らない
設備のない浜で遊ぶときに最も大事なのは、一人で海に入らないことと、その日の天候を確かめることです。
宮古島市のリーフレットでも、「一人では泳がない」「波浪注意報・警報が出されているときや波が高い時は泳がない」が最初に挙げられています。宮古島市では毎年シュノーケリングによる事故が起きており、シュノーケルの使い方を誤って海水を吸い込み、パニックを起こして溺れてしまうことがあると注意が書かれています。
具体的には、2人以上で行き、1人が海に入っている間はもう1人が浜から見守る、交代で入るといった形にすると安心です。子どもから目を離さないことも、リーフレットに明記されています。
天候の確認は、出発前と到着後の2回行うのがコツです。宿を出る前に気象庁の注意報・警報を確認し、ビーチに着いたら実際の波と風を見ます。朝は穏やかでも昼に風が強まることがあるので、「予報では大丈夫だった」を理由に入らないようにしましょう。最新の気象情報は公式でご確認ください。
東平安名崎と平安名埼灯台、ビーチとどう組み合わせて回る?
岬の駐車場は無料50台、トイレと売店の拠点になる
東平安名ビーチとセットで回るなら、拠点になるのは坂の上にある東平安名崎の駐車場です。無料で50台停められ、トイレがあり、シーズン中は売店も開きます。
東平安名崎は宮古島の最東端にある約2kmの岬で、国指定名勝に指定されています。宮古島観光協会によると、太平洋と東シナ海を一望できる景色は日本都市公園百景にも選ばれ、断崖に荒波が押し寄せる景観が見どころです。整備された遊歩道の周辺では、県の天然記念物である天ノ梅やテッポウユリなど、季節ごとの花が咲きます。
ビーチに下りる前後に岬の駐車場を使えば、トイレ休憩と景色の見物をまとめて済ませられます。ビーチ側の約20台と合わせて、目的ごとに停める場所を使い分けるのがこのエリアの回り方です。
コツは、岬の駐車場に停めたら、まず遊歩道を歩いて灯台方面へ向かい、帰りに駐車場でトイレと買い物を済ませる流れにすることです。景色を見てから海に下りるか、海のあとに景色を見るかは、次の灯台の参観時間に合わせて決めるとよいでしょう。
| 住所 | 〒906-0101 沖縄県宮古島市城辺保良 |
| アクセス | 宮古空港から車で約35分 |
| 駐車場 | あり(無料・50台) |
| 公式サイト | 公式サイト |
遊歩道は片道約800m、灯台まで徒歩約15分
岬の駐車場から先端の灯台までは、遊歩道を歩いて向かいます。宮古島のレンタカー会社の観光ガイドでは、片道約800m、徒歩約15分のプチハイキングと紹介されています。
岬は幅200mほどの細長い地形で、遊歩道の両側に海が広がります。道の途中には、悲恋の伝説が残る「マムヤの墓」もあり、立ち寄りスポットとして知られています。
注意したいのは、岬の上には日陰がほとんどなく、風が強い日が多いことです。同じガイドでも、強風時は飛ばされやすい荷物に注意し、真夏は熱中症対策が必須と呼びかけられています。帽子は風で飛ばされないようあご紐付きのものを選び、飲み物は駐車場を出る前に手に持っておきましょう。
所要時間の目安は往復で約30分ですが、写真を撮ったり灯台に上ったりすると、1時間ほど見ておくと余裕があります。ビーチで泳いだあとに歩く場合は、体力の消耗も考えて、水分と休憩をこまめに取ってください。
平安名埼灯台は参観寄付金300円、昼の1時間は閉まる
岬の先端に立つ平安名埼灯台は、中に入って上れる参観灯台です。参観寄付金は中学生以上300円、小学生以下は無料です(2026年9月時点)。
この灯台は公益社団法人燈光会が参観業務を行っており、97段の螺旋階段を上りきると岬の全景を見渡せます。参観時間は季節と曜日で変わるので、訪れる日に合わせて確認しておきましょう。
| 時期 | 午前 | 午後(平日) | 午後(土日等) |
|---|---|---|---|
| 3月~9月 | 9:30~12:00 | 13:00~16:30 | 13:00~17:00 |
| 10月~2月 | 9:30~12:00 | 13:00~16:30 | 13:00~16:30 |
参観時間・参観寄付金は燈光会の平安名埼灯台のページの2026年9月時点の情報です。入場は終了時刻の15分前までで、12:00~13:00は昼の休業時間になります。
コツは、昼の休業時間を避けて計画することです。午前中に灯台、昼にビーチ、という順番にすると、休業時間にぶつからずに済みます。
失敗パターン:灯台が休止していて上れなかった
灯台を目当てに向かったのに、当日上れなかったという失敗もあり得ます。原因は、灯台の参観が臨時で休止されることがある点を知らずに出発したことです。
実際に、平安名埼灯台は2025年7月の落雷による施設被害で参観を休止し、燈光会のお知らせによると、安全の準備が整った2025年10月7日9時半に参観を再開しています。この間は、岬まで行っても灯台には上れませんでした。
もう1つの落とし穴が、昼の休業時間です。12:00~13:00は参観できないため、ビーチで遊んだあと昼前に灯台へ向かうと、ちょうど閉まっている時間帯に当たることがあります。遊歩道を約15分歩いて着いたのに入れない、というのは避けたいところです。
対策は2つです。1つは、出発前に燈光会や宮古島観光協会のサイトで参観状況のお知らせを確認すること。もう1つは、灯台に上れなかった場合でも岬の遊歩道の景色やビーチで楽しめるよう、旅程に余白を持たせておくことです。台風や荒天の前後は、施設の状況が変わることもあるので、最新情報は公式でご確認ください。
車がなくても行ける?バスとタクシーの現実
協栄バスの新城吉野保良線で保良までは行ける
車がない場合、路線バスで保良の集落まで行くことはできます。宮古協栄バスの系統1「新城吉野保良線」が、平良から新城・吉野方面を経由して保良まで走っています。
運賃は、平良市街地から保良まで560円です(2026年9月時点、宮古協栄バスの路線案内の総合時刻表より)。吉野までも同じ560円です。
ただし注意したいのは、バスで行けるのは保良の集落までで、東平安名ビーチや岬の駐車場の目の前まで行くわけではない点です。保良から岬までは歩くと距離があり、日陰の少ない道を荷物を持って歩くことになります。
コツは、バスで行く場合は「保良まではバス、そこから先は歩く覚悟を持つ」か、「保良泉ビーチなど集落に近い浜で遊ぶ」かを事前に決めておくことです。東平安名ビーチと岬をしっかり回りたいなら、レンタカーやタクシーの利用を前提に考えるのが現実的です。

宮古島の旅程を組むとき、「レンタカーが取れなかったけれど、バスだけで回れるだろうか」と手が止まる人は多いはずです。結論から言うと、宮古島のバスは観光客向けに整備…
保良方面の便は1日5本、帰りの便を先に確認
協栄車庫発の保良方面の便は、7:40、11:00、13:30、15:30、17:30の5本です(2026年9月時点の総合時刻表)。保良着はそれぞれ8:25、11:45、14:21、16:21、18:21です。
便数が少ないのは、この路線が観光客よりも地元の通勤・通学・通院の足として運行されているためです。時刻表には、イベントや台風時にはダイヤ変更や運休の場合があるとも書かれています。また、◎印の便は土日祝運休になるので、週末に利用する場合は該当便かどうかを確かめてください。
バスを使う場合は、時刻表PDFをスマホに保存しておくのがコツです。保良周辺は電波が弱い場所もあるので、現地で検索できないことを前提に準備してください。
失敗パターン:帰りのバスに乗れず、足がなくなった
車なしで東平安名方面へ向かうときの典型的な失敗が、行きのバスだけ調べて、帰りの便を確認していなかったケースです。
原因は、便数の少なさを甘く見たことです。保良方面の便は1日5本しかなく、帰りの便も同じように限られています。ビーチや岬で予定より長く過ごしてしまうと、乗れる便がなくなることがあります。土日祝は運休する便もあるので、平日の感覚で計画すると本数がさらに減ります。
その結果、保良の集落でタクシーを呼ぼうとしても、宮古島のタクシーは平良市街地や空港周辺に集まっていることが多く、島の南東端まで来てもらうのに時間がかかることがあります。電波が弱い場所では電話もつながりにくく、日が暮れてから困ることになりかねません。
対策は、帰りの便の時刻をスマホのアラームに入れておき、その30分前には移動を始めることです。さらに、タクシー会社の電話番号を事前に控えておけば、万が一のときも慌てずに済みます。レンタカーを使わない旅でも、東平安名方面だけはタクシーの貸切や観光タクシーを検討する価値があります。
タクシーを使うなら行きと帰りをセットで考える
車がない人が東平安名ビーチと岬を効率よく回るなら、タクシーを使う方法があります。ただし、帰りのタクシーを現地でつかまえるのは難しいと考えておきましょう。
その理由は、東平安名崎が島の最東端にあり、流しのタクシーがほとんど通らないからです。岬の駐車場やビーチでタクシーを待っていても、来る見込みは低いと考えたほうが安全です。
具体的な使い方としては、行きのタクシーで運転手さんに帰りの迎えの時刻を相談する、あるいは観光タクシーとして時間単位で貸し切る、といった方法があります。料金はタクシー会社や時間によって変わるので、事前に各社の公式サイトや電話で確認してください。
コツは、タクシーを使う日は東平安名方面に行き先を絞ることです。あちこち回ろうとすると移動距離が延び、料金もかさみます。「東平安名崎とビーチ、保良泉ビーチまで」と範囲を決めておけば、運転手さんにも伝えやすく、帰りの時間も読みやすくなります。
どんな人に向く浜?目的別の過ごし方と季節の選び方
シュノーケル経験者:ウミガメに出会えることもある浜
シュノーケルの経験がある人にとって、東平安名ビーチは魅力のある浜です。周辺の海ではシュノーケル中にウミガメと出会えることもあり、自然派の旅行者から注目されています。
浜の周りには巨大な津波石が点在しており、過去の大津波で運ばれてきた岩が自然の力を感じさせます。こうした地形と、サンゴ礁や熱帯魚が見られる海が組み合わさっていることが、この浜の特徴です。
ただし、場所によっては潮の流れが強い日がある点は、繰り返しお伝えしておきます。監視員も防護ネットもないので、経験者であっても単独で入らない、足がつく範囲から始める、流れを感じたらすぐ岸に戻る、を守りましょう。
コツは、ライフジャケットやフロートを持っていくことです。浮力のある装備があれば、疲れたときに浮いて休めるので、落ち着いて行動できます。宮古島市のリーフレットにもあるとおり、シュノーケルの使い方に慣れていない人は、まず浅い場所で練習してから沖へ出るようにしてください。
景色・写真派:泳がず岬とセットで回る
海に入らなくても、東平安名ビーチは景色を楽しむ場所として十分に価値があります。泳ぐ予定がない人は、岬とビーチを「眺める」目的で回るのがおすすめです。
実は、東平安名ビーチの魅力は海の中だけでなく、浜から見上げる岬の景色にもあります。岬の上から見下ろす景色は多くのガイドで紹介されていますが、ビーチからは断崖の岬を下から見上げる形になり、同じ場所でも違った表情が見られます。意外と知られていないけれど、岬と浜の両方から眺めると、この場所の地形の面白さがよくわかります。
具体的には、午前中に岬の遊歩道を歩いて灯台に上り、昼前にビーチに下りて津波石や海の色を眺める、という流れがおすすめです。灯台の昼休業の時間帯をビーチで過ごせるので、時間の無駄がありません。
写真を撮るなら、日差しが強い真昼より、光が柔らかい午前中のほうが海の色がきれいに写りやすいです。岬では強風で帽子や荷物が飛ばされないよう、しっかり押さえておきましょう。
子連れ・設備重視:保良泉ビーチと使い分ける
小さな子ども連れや、トイレ・シャワーなどの設備を重視する人には、東平安名ビーチより保良泉ビーチのほうが向いています。
理由は、東平安名ビーチにはトイレ・シャワー・更衣室がなく、監視員もいないためです。子どもが途中でトイレに行きたくなっても、坂の上の岬の駐車場まで戻る必要があります。一方の保良泉ビーチには、トイレとシャワーがあり、天然の湧き水を利用したプールがある施設の前に広がっています。
| 東平安名ビーチのメリット | 東平安名ビーチのデメリット |
|---|---|
| 駐車無料(約20台) 津波石と岬を見上げる景色 ウミガメに出会えることもある 灯台・岬とまとめて回れる | トイレ・シャワー・更衣室なし 監視員・防護ネットなし 潮の流れが強い日がある 売店がなく買い出しが必要 |
子連れの場合は、東平安名崎の景色を見たあと、泳ぐのは保良泉ビーチにする、という組み合わせがおすすめです。どちらも保良の集落の近くなので、移動の手間もかかりません。保良泉ビーチの営業時間や料金は、宮古島観光協会の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
季節の選び方:テッポウユリの春と、海開き後の夏
東平安名ビーチと岬を訪れる季節は、目的によって選び分けるとよいでしょう。花を見たいなら春、海で遊びたいなら夏が中心になります。
岬の遊歩道では、テッポウユリの見頃が4月下旬〜5月上旬とされ、ゴールデンウィーク前後が最も美しい時期と紹介されています。この時期は海水温がまだ低めの日もあるので、泳ぐより花と景色を楽しむ旅に向いています。
一方、海で遊ぶなら、宮古島の海開き後の夏が中心です。ただし夏は台風シーズンとも重なるので、台風が近づくと海が荒れ、ビーチに近づけない日もあります。台風の接近や波の状況は、気象庁などの公式情報で最新の状況をご確認ください。
灯台の参観時間も季節で変わる点に注意しましょう。3月~9月の土日等は午後が13:00~17:00、10月~2月は13:00~16:30です。冬に訪れる場合は日没も早くなるので、午後の遅い時間に灯台を回る計画は余裕を持って立ててください。
まとめ
最初の一歩は、カーナビの目的地を「東平安名崎」にして、岬の駐車場手前で「保良漁港」の石碑を探すことです。出発前に飲み物とタオル、着替えを車に積み、トイレを岬で済ませてから坂を下りれば、設備のない浜でも落ち着いて過ごせます。
灯台の参観時間・バスの時刻は2026年9月時点の公式情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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