MENU

石垣島ツアーの離島めぐりは運賃2社同額|6島の所要時間と日帰りの組み方

石垣島ツアーの離島めぐりは運賃2社同額|6島の所要時間と日帰りの組み方のアイキャッチ画像

石垣島に着いてから「離島にも渡りたいけれど、どの島に何時間かかるのか分からない」と迷う人はとても多いところです。八重山の離島は船で10分の島から100分近くかかる島まで幅があり、便数も1日10便の島と1日2便の島では旅程の組み方がまったく変わります。

結論から言うと、石垣島発の離島めぐりは「距離の近い3島(竹富島・小浜島・黒島)」と「遠い3島(西表島・鳩間島・波照間島)」に分けて考えると失敗しません。近い3島は半日で往復でき、遠い3島は1日を丸ごと使う前提で組みます。そして高速船の大人運賃は、安栄観光と八重山観光フェリーの2社で全航路が同額です。会社選びで運賃差を探す時間は使わなくてよい、というのがこの記事の出発点になります。

この記事では、各社の公式運賃表と公式時刻表、竹富町観光協会や石垣市の公表情報をもとに、6島それぞれの所要時間・往復運賃・便数を1枚の表に並べ、当日どう動けば予定が崩れないかまで具体的に案内します。予約や問い合わせは各社公式の窓口へ、という前提で読み進めてください。

📌 押さえておきたいポイント

・離島行きの高速船は石垣港離島ターミナルの1か所から出る
・大人の高速船運賃は安栄観光と八重山観光フェリーで全航路同額
・竹富島は石垣発10便、鳩間島は石垣発2便と便数差が大きい
・空港からターミナルまでは路線バス550円で行ける

目次

石垣島ツアーで離島に渡る前に押さえる3つの前提

石垣島ツアーで離島に渡る前に押さえる3つの前提の解説画像

離島めぐりの計画は、島の魅力を調べるより先に「どこから、どの会社の、何時の船に乗るか」を固めたほうが早く決まります。ここでは全員に共通する3つの前提を先に片づけておきます。

離島行きの船は、この1か所からしか出ない

八重山の離島へ渡る高速船は、すべて石垣港離島ターミナルから出発します。竹富島・西表島(大原・上原)・小浜島・黒島・鳩間島・波照間島の各航路がここに集まっているため、島ごとに乗り場を探す必要はありません。石垣市によれば、ターミナル内には各航路の乗船券売り場、売店、食堂、観光ツアー業者、銀行ATMが入っています。

建物の規模は延べ床面積が約5,000平方メートル、待合ロビーは200席、船が着く浮桟橋は4基です。コインロッカーは6ヶ所あり、大きな荷物を預けて身軽に島へ渡れます。管理室の対応時間は9:00~18:00で、それ以降は警備室が対応します。

実務的なコツとしては、朝の便に乗る日は乗船券売り場に列ができるため、出発時刻の30分前には建物に入っておくことです。館内は東西に長く、航路ごとに桟橋の位置が違うので、券を買ってから桟橋を探す時間も見ておくと安心できます。

📍 石垣港離島ターミナル
住所 〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町1番地
電話番号 080-8382-8211
営業時間 管理室 9:00~18:00(警備室 18:00~9:00)
アクセス 南ぬ島石垣空港から車で約30分、バスで約35-45分
駐車場 あり(第一駐車場78台・有料)
公式サイト 公式サイト
フェリー往復(大人)の比較チャート(竹富島 1,880円・小浜島 3,340円・黒島 3,590円・鳩間島 6,370円)
フェリー往復(大人)の比較(石垣島旅の教科書調べ・各公式サイトより、2026年8月時点)

高速船は2社、しかも大人運賃は全航路で同額

石垣島発の離島航路を運航しているのは、安栄観光と八重山観光フェリーの2社です。そして両社の公式運賃表を突き合わせると、大人運賃は全航路で完全に一致します。竹富島は片道970円・往復1,880円、小浜島は片道1,720円・往復3,340円、黒島は片道1,850円・往復3,590円と、どちらの会社でも同じ金額です(2026年8月時点)。

同額になっているのは、両社とも同じ燃料油価格変動調整金(第4段階)を運賃に含めているためです。八重山観光フェリーの公式運賃表には「燃料油価格変動調整金(第4段階)を含みます」と明記されています。つまり会社を比べる軸は運賃ではなく、時刻表と行き先の組み合わせになります。

八重山観光フェリーの高速船は全席自由席です。座席指定という考え方がないので、混みそうな便では早めに桟橋へ並ぶほうが窓側を取りやすくなります。乗船券は各社公式サイトからオンラインでも買えますが、安栄観光のオンライン予約は乗船予定日の前日18:00までが締め切りです。当日思い立った場合はターミナルの窓口を使う流れになります。運賃表の原本は八重山観光フェリーの離島定期航路ページで公開されています。

📍 安栄観光
住所 〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町1番地 石垣港離島ターミナル内
電話番号 0980-83-0055
営業時間 6:00~19:00(年中無休)
定休日 年中無休
アクセス 石垣港離島ターミナル内
駐車場 石垣港離島ターミナル駐車場を利用
公式サイト 公式サイト
📍 八重山観光フェリー
住所 〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町1番地 ユーグレナ石垣港離島ターミナル内
電話番号 0980-82-5010
アクセス 石垣港離島ターミナル内
駐車場 石垣港離島ターミナル駐車場を利用
公式サイト 公式サイト

空港からターミナルまでは550円のバスで足りる

南ぬ島石垣空港から石垣港離島ターミナルまでは、東運輸の路線バスで550円です。使うのは系統④(平得・大浜・白保経由空港線)と系統⑩(アートホテル・ANAインターコンチネンタル経由空港線)の2系統で、令和7年4月1日改定の運賃三角表に載っている金額になります。

系統④の場合、石垣港離島ターミナルから石垣空港までの所要時間は32分です。運行時間帯はバスターミナル発が6:30から21:00、石垣空港発が7:15から21:45と幅があるので、早朝の離島便にも夜の最終便にも合わせられます。ただし路線バスは事前予約制ではなく、立ち席を含めて満席になると次のバスを待つことになります。

支払いは現金とタッチ決済対応のクレジットカードのみで、交通系ICカードは使えません。現金の場合はお釣りが出ないため、両替機を使う手順になります。到着便が遅れそうな日や、大きなスーツケースを持っている日は、バスにこだわらず別の手段に切り替える判断も必要です。空港からターミナルまでの移動手段の比べ方は、次の記事に細かくまとめてあります。

あわせて読みたい
石垣空港から離島ターミナルまで約30分|バス550円とタクシーの使い分け
石垣島の旅で最初にやってくる関門が、空港に降り立った直後の移動です。竹富島や西表島に渡るための船が出るのは市街地のユーグレナ石垣港離島ターミナルで、空港からは島…

6島の所要時間・往復運賃・便数を1枚の表で比べる

島選びで迷う原因は、所要時間と運賃と便数がバラバラの場所に書かれていることです。ここでは2社の公式運賃表と八重山観光フェリーの2026年3月~9月運航時刻表から、石垣島旅の教科書が数値を1枚に集約しました。

6島まるごと比較表(2026年8月時点)

行き先 所要時間 大人往復運賃 石垣発の便数
竹富島 10~15分 1,880円 10便
黒島 25分 3,590円 3便
小浜島 25~30分 3,340円 6便
西表島(大原港) 40~50分 4,880円 6便
西表島(上原港) 40~50分 6,370円 4便
鳩間島 45~55分 6,370円 2便
波照間島 60分~100分 9,670円 冬季3往復・夏季4往復

便数は八重山観光フェリーの2026年3月~9月運航時刻表にある高速船の石垣発本数です。波照間航路は八重山観光フェリーの定期航路に含まれておらず、安栄観光の高速船を使います。運賃は2社共通の大人往復額です。

近い3島は「半日で戻れる島」として計算できる

竹富島・黒島・小浜島は、石垣島から30分以内で着く近距離グループです。この3島は午前中に渡って昼過ぎに戻る、あるいは昼に渡って夕方戻るという半日単位の組み方ができます。竹富島は所要10~15分、黒島は25分、小浜島は25~30分です。

この3島が半日で回れるのは、島内の見どころが港から近い範囲にまとまっているためです。竹富島の集落は港から送迎で数分、黒島は周囲12.6kmで自転車でも回れる規模、小浜島も3~4時間の日帰り観光が成り立つ広さです。

ただし便数は3島でかなり違います。竹富島は石垣発07:30、08:30、09:30、10:30、11:30、13:30、14:30、15:30、16:00、17:30の10便がある一方、黒島は08:30、11:35、16:30の3便です。黒島に渡る日は、次の船まで数時間待つ前提で島内の予定を組む必要があります。

遠い3島は1日を丸ごと使う覚悟で組む

西表島・鳩間島・波照間島は、片道40分から100分かかる遠距離グループです。往復の船に加えて島内の移動時間が乗るため、他の島とかけ持ちする発想は捨てて、1日1島で組むほうが結果的に満足度が上がります。

時間がかかる理由は距離だけではありません。西表島は八重山最大の島で港が南東の大原港と北の上原港に分かれており、目的地によって使う港が変わります。鳩間島は石垣発が08:00と15:45の2便で、朝の便を逃すと日帰りが成立しません。

運賃も一段上がります。西表島は大原港が往復4,880円、上原港が往復6,370円、鳩間島も往復6,370円、波照間島は往復9,670円です(2026年8月時点)。家族4人で波照間島に渡る計画なら、船代だけで旅行費の一項目になる規模だと考えておくと予算を組みやすくなります。

実は、会社選びで悩む時間はほぼ不要

意外と知られていないのですが、2社の大人運賃が全航路で同額である以上、「どちらが安いか」を比べる作業には意味がありません。比べるべきは時刻表のほうです。同じ竹富島行きでも、各社で出港時刻が違うため、自分の予定に合う時刻を持っている会社が正解になります。

もうひとつの判断軸が、行きたい島を運航しているかどうかです。波照間島のように片方の会社しか定期航路を持っていない島もあります。行き先を決めてから会社を選ぶ順番にすると迷いません。

なお小人運賃も公表されています。竹富島の往復は小人990円、西表島大原港の往復は小人2,500円です。子ども連れの場合は大人運賃から半額を計算するのではなく、公式の運賃表にある小人額をそのまま見るほうが確実です。

竹富島は10便あるから予定が崩れにくい

竹富島は10便あるから予定が崩れにくいの解説画像

離島めぐりを1島だけ入れるなら、最初の候補になるのが竹富島です。理由は景色ではなく便数にあります。石垣発が10便あるということは、多少予定がずれても次の船で挽回できるということです。

赤瓦の集落まで、船で10分から15分

竹富島は石垣港離島ターミナルから10~15分で着きます。赤い瓦屋根と白い砂の道が残る集落が保存されており、島内観光の所要時間は3時間から半日が目安です。港から集落までは距離があるので、多くの人は送迎か自転車を使います。

短時間で着く分、朝いちばんの07:30発に乗れば午前中いっぱい島で過ごせますし、11:30発でも午後の観光は十分成立します。帰りは竹富発07:50、08:50、09:50、10:50、11:50、13:50、14:50、15:50、16:20、17:50の設定です。

竹富島に渡る日は、石垣島側のレンタカーをターミナル周辺に置いたままにする人が多いところです。ターミナルの第一駐車場は78台で、8:00~20:00は最初の1時間100円、以降30分ごとに50円という料金体系になっています。長時間停める日は加算額が積み上がるので、戻る時刻から逆算して停める場所を決めておくと安心です。

📍 竹富島
住所 沖縄県八重山郡竹富町竹富
営業時間 観光地のため24時間アクセス可(施設は営業時間あり)
アクセス 石垣港から安栄観光またはフェリーで10-15分
駐車場 島内に港湾駐車場あり
公式サイト 公式サイト

水牛車は大人1,200円、予約は取れない

竹富島の集落を巡る水牛車は、竹富観光センターが運行しています。料金は大人1,200円、小人(3歳~小学生)600円で、障がい者手帳を提示した場合は600円、介護者は1,000円です。所要時間は20~30分です。

ここで押さえておきたいのが、水牛車は事前予約ができず当日申し込みという点です。営業時間は8:30~17:15で、水牛車は9:00頃から16:00頃まで随時運行されています。船の便数が多い時間帯は集落も混みやすいため、乗るまでの待ち時間を見込んでおく必要があります。

詳しい運行状況は竹富観光センターの公式ページで公開されています。台風接近時や種子取祭の期間は臨時休業になる場合があるため、その時期に旅程を組む人は出発前に確認しておきましょう。

📍 竹富観光センター
住所 沖縄県八重山郡竹富町竹富
電話番号 0980-85-2998
営業時間 8:30~17:15(営業)
定休日 無休(台風時や種子取祭り期間は臨時休業の場合あり)
アクセス 竹富港から徒歩
駐車場 なし
公式サイト 公式サイト

失敗パターン:帰りの便を見ずに水牛車に並ぶ

竹富島でいちばん多い失敗が、帰りの船の時刻を確認しないまま水牛車の列に並び、乗り終わってから港へ戻る時間が足りなくなるというものです。水牛車そのものは20~30分ですが、待ち時間と港までの移動を足すと1時間近くかかることがあります。

原因は、竹富島の便数が多いことで「いつでも帰れる」と感じてしまう点にあります。実際には夕方以降の便は本数が絞られ、竹富発の最終は17:50です。石垣島側で夕食の予約を入れている日は、この最終便からさかのぼって行動を決めるほうが確実です。

対策はシンプルで、島に着いたらまず帰りに乗る便を1本決めてしまうことです。そのうえで「その30分前には港に戻る」と自分の中で締め切りを作れば、水牛車に並ぶかどうかの判断もその場で下せます。島内の移動手段の選び方は次の記事が詳しいので、自転車を借りるか迷っている人は先に目を通しておくと計画が早く固まります。

あわせて読みたい
竹富島レンタサイクル5社比較|料金は2倍差、港の送迎バスで迷わない借り方
石垣島から高速船で15分ほど、赤瓦の集落と白砂の道が広がる竹富島。この島を回る手段として真っ先に候補に挙がるのがレンタサイクルですが、いざ調べ始めると「予約は必…
💡 旅の段取りメモ

竹富島は石垣発が10便あるぶん、午前中の便ほど混みます。人の少ない集落を歩きたい日は、13:30以降の便に寄せて夕方まで滞在する組み方も選べます。

西表島と由布島は、使う港で予定が変わる

西表島は八重山最大の島で、2021年に世界自然遺産に登録されました。島の90%以上がジャングルに覆われており、他の島とは行動計画の立て方が変わります。まず決めるべきは、大原港と上原港のどちらに着くかです。

大原港と上原港、どちらに着くかで運賃も行き先も違う

西表島には南東の大原港と北の上原港があり、石垣島からの高速船はどちらにも運航しています。運賃は大原港が片道2,520円・往復4,880円、上原港が片道3,290円・往復6,370円です(2026年8月時点)。上原港のほうが遠いぶん運賃が高く設定されています。

使い分けの基準は目的地です。大原港ルートは観光やビーチ、由布島方面に向かう人向け、上原港ルートは自然トレッキングやマングローブ方面に向かう人向けという整理になります。所要時間はどちらも40~50分です。

便数は大原航路が石垣発07:30、09:00、10:30、14:00、15:30、16:40の6便、上原航路が08:00、11:00、13:30、15:45の4便です。帰りは大原発が08:30、10:00、11:30、15:00、16:30、17:35、上原発が09:00、12:00、14:30、17:05に設定されています。上原航路は便数が少ないぶん、1本逃したときの影響が大きくなります。

📍 西表島
住所 沖縄県八重山郡竹富町西表
営業時間 観光地(施設は営業時間あり)
アクセス 石垣港から安栄観光またはフェリーで40-50分(大原港または上原港)
駐車場 各港に駐車場あり
公式サイト 公式サイト

由布島の水牛車は入園料込みで大人2,000円

西表島とセットで訪れる人が多いのが由布島です。西表島側から水牛車で浅い海を渡って島に入る形になっており、往復の水牛車と入園料がセットで大人(中学生以上)2,000円、小人(小学生)1,000円です。歩いて渡る場合の入園料のみなら大人700円、小人350円です。

営業時間は9:15~16:30で、入園締切は15:45です。水牛車は15分ごとに発着しています。15名以上の団体割引は大人1,800円・小人900円、障がい者割引は大人1,600円・小人800円が設定されており、支払いはクレジットカードや電子マネー各種に対応しています。

覚えておきたいのが、潮の高さによって開園が遅れる場合があるという点です。年中無休ですが、台風や強風の日は休園することがあります。石垣島を朝に出て由布島まで足を延ばす日は、入園締切15:45から逆算して、遅くとも午後の早い時間には西表島側に着いている行程にしておくと安全です。詳細は由布島の公式サイトで確認できます。

📍 由布島
住所 沖縄県八重山郡竹富町南風見
電話番号 0980-85-1243
営業時間 9:15~16:30(入園締切15:45)
定休日 年中無休(台風・強風で休園の場合あり)
アクセス 西表島(マイヤケの浜)から水牛車で川を渡る(約15分)
駐車場 西表島側に駐車場あり
公式サイト 公式サイト

上原航路は欠航しやすい、という前提を入れておく

西表島の計画で最も注意したいのが、上原航路の欠航です。上原港は島の北側にあり、外洋を通るぶん波の影響を受けやすくなっています。八重山観光フェリーの公式サイトには上原航路欠航時の上原港への行き方が常設で案内されており、欠航が珍しい出来事ではないことがうかがえます。

欠航した場合は、大原航路の船に乗り、そこから島内の送迎バスで上原方面へ向かう流れになります。各社が上原航路欠航時の西表島送迎バス時刻表を用意しているので、上原港行きの予定を立てる人は、この振替ルートの存在を最初から頭に入れておくと当日あわてません。

島内をレンタカーで回る予定なら、港が変わるとレンタカーの受け取り場所も変わります。予約時に「上原欠航時はどう扱われるか」を各社に確認しておくと、当日の判断がぐっと楽になります。

⚠️ 出発前に確認したいこと

八重山のフェリーは自然条件の影響を強く受け、運航可否は前日または当日の朝に判断されることが一般的です。上原航路をはじめ、最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。

小浜島・黒島・鳩間島は「何をする島か」で選ぶ

竹富島と西表島の陰に隠れがちですが、小浜島・黒島・鳩間島はそれぞれ性格がはっきり違います。滞在時間が3~4時間で足りる規模なので、2日目以降の予定に組み込みやすいのも共通点です。

小浜島はサトウキビ畑の道をドライブしたい人向け

小浜島は石垣島から25~30分、往復3,340円です。八重山諸島のほぼ中央に位置し、一面のサトウキビ畑を貫くシュガーロードが知られています。NHKの朝ドラ「ちゅらさん」の舞台になった島でもあります。

島内はレンタサイクル、レンタルバイク、レンタカー、送迎付きツアーと移動手段が揃っています。3~4時間の日帰り観光が成り立つ広さなので、午前の便で渡って昼過ぎに戻る、という組み方が現実的です。

石垣発は07:30、09:00、10:15、14:00、16:00、17:20の6便、小浜発は08:10、09:40、10:55、14:40、16:40、18:00です。島内に大型リゾートホテルがあり宿泊にも対応していますが、日帰りで景色だけを見に行く使い方でも十分に成立します。

📍 小浜島
住所 沖縄県八重山郡竹富町小浜
営業時間 観光地(24時間)
アクセス 石垣港から安栄観光またはフェリーで25-30分
駐車場 島内に駐車場あり
公式サイト 公式サイト

黒島は自転車で回れる、平らなハート型の島

黒島は石垣島から25分、往復3,590円です。上空から見た形がハート型であることから「ハートアイランド」とも呼ばれています。人口は約200人、周囲12.6kmで、飼育されている牛の数が人口の10倍以上という牧場の島です。

この島が自転車向きなのは、アップダウンが少ないためです。公式の予約サイトでは約5時間のレンタサイクルコースが大人(13歳以上)5,000円、子供(7~12歳)3,300円で用意されています。サンゴ礁に囲まれ、ウミガメの産卵地としても知られています。

注意したいのは便数です。石垣発は08:30、11:35、16:30の3便、黒島発は09:10、12:15、17:10の3便しかありません。08:30発で渡って12:15発で戻れば島の滞在は3時間半ほど、17:10発まで粘れば丸1日です。中間の選択肢が少ないので、どちらの帰り便に乗るかを渡る前に決めておく必要があります。

📍 黒島
住所 沖縄県八重山郡竹富町黒島
営業時間 観光地(24時間)
アクセス 石垣港から安栄観光またはフェリーで25分
駐車場 島内に駐車場あり
公式サイト 公式サイト

鳩間島は1日2便、上級者向けのスケジュール

鳩間島は石垣島から45~55分、往復6,370円です。周囲約3.9km、人口約50人という小さな島で、島内は徒歩のみで回れます。海の透明度が高く、ウミガメと出会えるシュノーケリングスポットとして知られています。

難しいのは船の便数です。石垣発は08:00と15:45の2便のみ、鳩間発は09:20と16:40の2便のみです。石垣島から日帰りするなら08:00発に乗って16:40発で戻る一択に近く、朝の便を逃した時点でその日の日帰りは成立しなくなります。

もうひとつの行き方が西表島経由です。西表島の上原港と鳩間島を結ぶ航路があり、上原発09:00、鳩間発16:40の設定で、運賃は片道1,230円・往復2,380円です。西表島に泊まる旅程なら、こちらのほうが時間の使い方に余裕が出ます。

📍 鳩間島
住所 沖縄県八重山郡竹富町鳩間
営業時間 観光地(24時間)
アクセス 石垣港から安栄観光またはフェリーで45-55分(便が少ない)
駐車場 なし(島内移動は徒歩のみ)
公式サイト 公式サイト
便数が多い島を選ぶメリット便数が少ない島のデメリット
予定がずれても次の便で調整できる
滞在時間を現地で伸ばし縮みできる
石垣島側の夕食予約と両立しやすい
1本逃すと数時間待ちになる
島内の予定を船の時刻に合わせる必要がある
欠航が出たときの代替便が取りにくい

波照間島は「行けたら」で組む日本最南端

八重山の離島の中でも、波照間島だけは計画の立て方が別枠です。日本最南端の有人島という言葉の響きから旅程の目玉にしたくなりますが、いちばん予定どおりにいかない島でもあります。

往復9,670円、片道60分から100分

波照間島へは石垣港から高速船で60分から100分かかります。運賃は片道4,990円・往復9,670円で、八重山の航路では最も高い区間です(2026年8月時点)。八重山観光フェリーの定期航路には含まれていないため、安栄観光の高速船を使う形になります。

時間も運賃も一段上がるのは、単純に距離が離れているためです。そのぶん島の景色は他と違い、サンゴ礁に囲まれたビーチと断崖絶壁という2つの表情を持っています。緯度が低く、南十字星が見える数少ない場所としても知られています。

運航本数は冬季が1日3往復、夏季が1日4往復です。島内はレンタカー、レンタサイクル、送迎付きツアーで移動できます。星空を目的にするなら日帰りでは時間が足りないため、島に泊まる前提で考えるほうが目的に合います。

📍 波照間島
住所 沖縄県八重山郡竹富町波照間
営業時間 観光地(24時間)
アクセス 石垣港から安栄観光フェリーで約60-100分
駐車場 島内に駐車場あり
公式サイト 公式サイト

失敗パターン:予備日を作らずに波照間島を入れる

波照間島でよくある失敗が、3泊4日の旅程の最終日に波照間島を入れてしまい、欠航でそのまま行けずに終わるというものです。翌日には石垣島を発つので、振り替える日がありません。

原因は、波照間航路が距離の長さゆえに海況の影響を受けやすいことにあります。八重山のフェリーは自然条件への依存度が高く、運航可否は前日または当日の朝に判断されるのが一般的です。旅行前にどれだけ調べても、当日の朝まで確定しないという性質があります。

対策は、波照間島を旅程の前半に置き、後ろに予備日を作っておくことです。初日か2日目に挑戦して欠航したら、残りの日に再挑戦できます。加えて「行けなかった日に何をするか」を先に決めておくと、当日の落胆が旅行全体に響きません。石垣島側で竹富島に切り替える、という代案が現実的です。波照間島への行き方は航路以外の選択肢も含めて次の記事にまとめてあります。

あわせて読みたい
波照間島の行き方は3ルート|高速船4,990円・空路14,000円と欠航対策
日本最南端の有人島、波照間島。石垣島の地図を眺めながら「ここまでどうやって行くんだろう」と手が止まった人は多いはずです。竹富島や西表島のように「とりあえず港に行…

日帰りで行くなら「島を見るだけ」と割り切る

それでも日帰りで波照間島に渡りたい場合は、目的を絞ることです。往復に2時間から3時間半を使うため、島で自由に動ける時間は数時間しか残りません。ビーチで過ごすか、最南端の碑まで行くか、どちらか一方に決めておくほうが満足度が上がります。

島内の移動手段も先に押さえておきましょう。港に着いてからレンタサイクルを探すと、繁忙期は借りられないことがあります。送迎付きのプランを使うか、事前に各社公式へ問い合わせておくかの二択です。

そして帰りの便は、島に着いた時点で確認しておきます。冬季3往復・夏季4往復という本数では、1本の遅れがそのまま石垣島への帰着時刻に響きます。夕方に石垣島で予定を入れている日は、余裕のある便を選んでおくのが安全です。

⚠️ 出発前に確認したいこと

台風シーズンは8月から9月にかけてで、台風が通過した後も波が残って欠航が続く場合があります。遊泳の可否を含め、最新の運航状況・気象情報は公式でご確認ください。

石垣島ツアーの離島めぐりを当日の段取りで固める

島が決まったら、あとは当日の動き方です。ここでつまずくと、せっかく選んだ島の滞在時間が削られます。乗船券の買い方から欠航時の振替まで、順番に整理しておきます。

乗船券は前日までのオンラインか、当日の窓口か

乗船券は各社の公式サイトからオンラインで購入できます。安栄観光のオンライン予約は乗船予定日の前日18:00までが締め切りなので、当日の朝に思い立った場合はターミナルの窓口で買う流れです。八重山観光フェリーの高速船は全席自由席で、乗船券に座席の指定はありません。

窓口を使う日は時間に余裕を持たせます。安栄観光の営業時間は6:00~19:00(年中無休)で、朝いちばんの便にも対応していますが、繁忙期の朝は列ができます。往復の券をまとめて買っておくと、帰りの港で並ばずに済みます。

支払い方法や割引の適用条件は会社ごとに違います。障がい者割引は各種手帳やミライロIDの提示が必要で、燃料油価格変動調整金には各種割引が適用されないといった細かい条件もあるため、該当する人は事前に各社公式で確認しておきましょう。

朝の1本目に寄せると、1日の使い方が変わる

離島めぐりで最も効くコツが、朝の1本目に寄せることです。竹富島の石垣発07:30、小浜島と西表島大原港の07:30、鳩間島の08:00といった始発クラスの便に乗ると、島での滞在時間が数時間単位で伸びます。

朝が有利なのは、時間だけでなく海の状態も理由です。風が強まりやすい午後より午前のほうが運航が安定しやすく、欠航の判断が出たときにも代替を考える時間が残ります。

そのためには空港や宿からターミナルまでの逆算が必要です。系統④のバスなら石垣港離島ターミナルから石垣空港まで32分、バスターミナル発は6:30から動いています。前泊の宿を市街地にしておくと、この朝の動きがずっと楽になります。

STEP 1
出港30分前までに石垣港離島ターミナルに入る(駐車場に停める場合はさらに前倒し)
STEP 2
窓口かオンラインで往復の乗船券を確保し、大きな荷物はコインロッカーへ
到着
島に着いたらまず帰りの便を1本決めてから観光を始める

台風シーズンと欠航時の振替の考え方

台風シーズンは8月から9月です。この時期は波が高く欠航が増え、台風が通過した後もしばらく運航が戻らないことがあります。冬の12月から2月も北風で波が高くなりやすい時期です。台風がなく梅雨明け後の5月から7月中旬は、比較的運航が安定する時期とされています。

欠航が出た場合、乗客は振替便や別航路へ案内されます。上原航路のように、欠航時は大原航路と島内送迎バスで目的地まで運ぶ仕組みが用意されている航路もあります。ここで大事なのは、自分で新しい券を買い直す前に、まず窓口で振替の扱いを確認することです。

当日の運航状況は各社公式サイトで公開されています。八重山観光フェリーは運航状況ページで当日分を掲載し、安栄観光も公式サイトで案内しています。朝起きたらまずこの2つを見る、という習慣にしておくと判断が早くなります。

タイプ別・どの島から行くべきか

小さな子ども連れなら竹富島です。船が10~15分と短く、水牛車は大人1,200円・小人600円で乗れます。便数が10便あるので、子どもの機嫌に合わせて帰る時刻を変えられるのも利点です。

自然の中を歩きたい人は西表島です。マングローブのカヌー体験は公式の予約サイトで大人(中学生以上)14,500円・小人(小学生)11,000円のプランが用意されており、フェリー往復券、昼食、送迎、写真データが含まれています。1日を丸ごと使う前提で組みましょう。

体を動かしたい人は黒島、景色をゆっくり見たい人は小浜島、静かな島で過ごしたい人は鳩間島が向きます。レンタカーで石垣島を回る予定と離島めぐりを同じ日に入れると時間が足りなくなるので、離島に渡る日は1日を離島に使う、と割り切るのが失敗しないコツです。

Q. 1日で2島を回ることはできますか?
A. 竹富島・小浜島・黒島のような近距離の島どうしなら物理的には可能ですが、それぞれの島の便数が合うかどうかで決まります。黒島は石垣発が3便しかないため、組み合わせの自由度は高くありません。初めての八重山なら1日1島にして、島内でゆっくり過ごすほうが満足度は高くなります。

まとめ:離島めぐりは運賃より「便数と港」で決める

🚗 この記事の結論

高速船の大人運賃は2社とも全航路で同額なので、島選びは便数と港で決めます。初めてなら1日1島に絞り、朝の便に寄せて組みましょう。

✅ 要点チェック
  • 便数で選ぶ:竹富10便、黒島3便、鳩間2便
  • 港で選ぶ:西表は大原と上原で行き先が違う
  • 運賃は同額:2社比較より時刻表の照合を優先
  • 予備日を置く:波照間は旅程の前半に入れる
  • 朝に寄せる:始発便ほど滞在時間と選択肢が増える

最初の一歩としておすすめなのは、行きたい島を1つ決めて、その島の「石垣発の始発」と「島発の最終」の2つの時刻だけをメモすることです。この2点が決まれば、空港からターミナルまでの移動も、島内で何をするかも、自動的に逆算できるようになります。竹富島なら石垣発07:30と竹富発17:50、黒島なら石垣発08:30と黒島発17:10というように、往復の枠を先に押さえてしまうのが確実です。あとはその枠の中に水牛車やビーチの時間を入れていけば、当日あわてることはありません。

※本記事の運賃・時刻・営業時間は2026年8月時点で各社公式サイトおよび自治体の公表情報を確認したものです。ダイヤは季節で変わり、天候による欠航もあります。ご旅行の際は最新の運航状況・気象情報を各社公式サイトでご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

石垣島旅の教科書編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

コメント

コメントする

目次