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東崎灯台は与那国空港から車20分|展望台立入禁止でも断崖100メートルを見に行く段取り

東崎灯台は与那国空港から車20分|展望台立入禁止でも断崖100メートルを見に行く段取りのアイキャッチ画像

与那国島の東の端に立つ東崎灯台は、与那国空港から車で約20分。島の道は分かりやすく、行き方そのもので迷うことはほとんどありません。それでも旅程を組む段階になると、「レンタカーは何時間借りれば足りるのか」「展望台には登れるのか」「そもそも島までどう渡るのか」で手が止まりがちです。

先に結論をお伝えします。東崎灯台は、駐車場から牧草地を少し歩いて眺めるスポットです。丘の上にある展望台の建物は老朽化のため立入禁止になっていますが、灯台と断崖、放牧されたヨナグニウマが見られる風景そのものは、周囲の草地から変わらず眺められます。滞在の目安は30分から1時間。レンタカーの最短プランでも十分に組み込める場所です。

この記事では、東崎灯台までの行き方と駐車場、与那国島に渡るフェリーの曜日と運賃、島のレンタカー2社の料金比較、柵のない岬で気をつけたいこと、そして日本一遅い初日の出まで、旅の段取りに必要な数字をまとめて整理します。

📌 この記事でわかること

・東崎灯台への行き方(与那国空港から車で約20分)と駐車場・トイレの有無
・展望台が立入禁止でも景色が楽しめる理由と、歩いて見る位置
・石垣島から与那国島へのフェリーの曜日・時刻・運賃(2026年8月時点)
・島のレンタカー2社の料金比較と、借りる時間の決め方
・柵のない岬での注意点と、日本一遅い初日の出7:32の話

目次

東崎灯台はどんな場所?断崖100メートルの上に立つ白い灯台

東崎灯台はどんな場所?断崖100メートルの上に立つ白い灯台の解説画像

まずは現地のイメージを固めておきましょう。写真で見るより、実際の地形は起伏があります。

海面から約100メートル、崖の上にぽつんと立っている

東崎灯台が立っているのは、海面から約100メートルの高さまで立ち上がった断崖絶壁の岬の先端です。与那国町観光協会も、この一帯を「海面から約100mの高さに立ち上がった断崖絶壁の岬」と説明しています。灯台そのものは白い小ぶりな塔で、建物として見応えがあるというより、緑の牧草地・断崖・海という背景の中で白がはっきり抜けて見えるのが特徴です。

この高さがあるおかげで、駐車場から灯台方向へ歩くだけで視界がひらけます。海面までの落差が大きいぶん、岬の縁に近づくほど足元は切れ落ちています。写真を撮るなら、縁ぎりぎりまで寄らなくても十分に高さのある構図になります。むしろ少し内陸側に下がって、牧草地と灯台を一緒に入れるほうが、この場所らしい絵になります。歩く距離は短いものの、地面は舗装されていない草地なので、サンダルよりはスニーカーが向いています。

牧草地にヨナグニウマと水牛が放牧されている

東崎で灯台と同じくらい印象に残るのが、あたり一面の放牧地です。岬周辺はなだらかな牧草地になっていて、ヨナグニウマや水牛、牛が放牧されています。柵で仕切られた牧場を外から眺めるのではなく、馬が歩いている草地の中を人も歩く、という距離感の場所です。

ヨナグニウマは在来種の小型馬で、体高が低く、近づいても威圧感がありません。とはいえ野生ではなく放牧されている家畜です。餌をやったり、後ろ側から急に近づいたりするのは避けてください。馬が道の上に立ち止まっていることもあり、車で進入路を走る際は徐行が必要です。クラクションで追い立てるのではなく、動くのを待つのが基本になります。

草地を歩くときにもう一つ知っておきたいのが、馬糞が多いことです。フォートラベルの現地情報でも「散策には馬糞が多くあるので歩く時、注意が必要です」と触れられています。足元を見ながら歩けば問題ありませんが、白いスニーカーや素足に近いサンダルは避けたほうが気楽です。

💡 旅の段取りメモ

東崎は「車を降りてから歩く」スポットです。草地・馬糞・強風の三点セットなので、靴は歩きやすいもの、帽子はあごひも付きかキャップが向きます。滞在の目安は30分〜1時間を見ておくと、写真を撮りながらでも慌てません。

展望台の建物は老朽化で立入禁止になっている

ここが多くのガイド記事と現地が食い違うポイントです。東崎には丘の上に展望台の建物がありますが、老朽化のため立入禁止になっています。長年の潮風で柱や天井のコンクリートが傷み、落下した破片が周囲に散っている状態が報告されています。「東崎展望台」という名前でスポット紹介されているページも多いため、階段を登って上から眺めるつもりで行くと、入口で予定が狂います。

ただし、景色が見られなくなったわけではありません。東崎の眺めは、展望台の建物に登らなくても、周囲の牧草地と灯台へ続く道からほぼ同じ方向に開けています。もともと高台の岬なので、地面に立った状態で海面から約100メートルぶんの高さがあります。建物に登って得られる数メートルの差より、どこに立つか・どの方向を向くかのほうが眺めに効きます。

現地では立入禁止の表示に従ってください。傷んだ構造物に近づくのは危険ですし、コンクリート片の落下が起きている場所です。訪問前に最新の状況を知りたい場合は、与那国町観光協会の情報を確認しておくと確実です。

晴れた日は東の海の向こうに西表島が見える

天気が良い日には、東方向の海の先に西表島を望むことができます。与那国島は日本最西端の島ですが、東崎は名前のとおり島の東端。つまり、日本の西の果てから、さらに東にある八重山の島々を振り返って眺める場所です。

見えるかどうかは湿度と雲次第で、条件が合わない日は水平線しか見えません。狙うなら、風向きが落ち着いて視界が抜ける春先から初夏、または秋の朝方が現実的です。到着してすぐ見えなくても、10分ほど粘ると雲が動いて島影が出てくることがあります。

島の位置関係を頭に入れておくと、この「東を向く岬」の面白さが分かりやすくなります。与那国島は台湾のほうが石垣島より近い位置にあり、東崎から見えている西表島の側が日本本土へ向かう方向です。地図で位置関係を確認してから行くと、目の前の海の見え方が変わります。

与那国空港から車20分|東崎灯台への行き方と駐車場

ここからは実際の移動です。島内は道が単純なので、押さえるのは「所要時間」と「停める場所」の2つだけです。

与那国空港から車で約20分、道は1本で分かりやすい

与那国町観光協会は東崎へのアクセスを「与那国空港より車で20分」と案内しています。島の北西にある空港から、東の端まで横断する形になります。信号や渋滞で時間が変わる道ではないため、この20分はほぼそのまま計算に使えます。

与那国島は道路が単純で、集落と主要スポットが一本道でつながっています。カーナビが付いていないレンタカーもあるので、スマートフォンの地図を出発前に開いておくと安心です。島内は携帯電話の電波が届きにくい区間もあるため、地図をあらかじめ表示させておくか、オフラインで見られる状態にしておくとより確実です。

注意したいのは、東崎へ向かう最後の区間が放牧地の中を通ることです。馬や牛が道路上にいることがあり、そのたびに停車して待つ必要があります。20分という数字は、そうした足止めが入らなかった場合の目安と考え、前後の予定は15分ほど余裕を持たせておくと組みやすくなります。

駐車場は無料、トイレもあるが売店はない

東崎には駐車場があり、料金はかかりません。与那国町観光協会の施設情報でも駐車場は「有り」と記載されています。トイレも整備されているので、空港や集落を出てから東崎まで、途中でトイレを探す心配はありません。

一方で、売店や自動販売機を当てにするのは避けてください。東崎は放牧地の中にある岬で、周囲に商店はありません。飲み物は集落のうちに買っておくのが基本です。夏場は日陰がほとんどない草地を歩くことになるので、一人あたり500ミリリットルのペットボトル1本は最低限持っていきたいところです。

駐車場から灯台方向へは、草地の中の道を歩きます。ベビーカーや車椅子で快適に進める路面ではないため、小さな子ども連れの場合は駐車場付近から眺める前提で考えておくと無理がありません。車を離れるときは、強風でドアが煽られやすい場所なので、開ける方向に注意してください。

レンタカーなしで行くなら、時間の逆算が必要になる

東崎は集落から離れた岬にあり、歩いて気軽に行ける距離ではありません。移動手段はレンタカーかレンタバイク、または送迎付きのツアーが現実的な選択肢になります。与那国ホンダはバイク・自転車の貸し出しも扱っていますが、東崎は起伏のある道の先にあるため、自転車で向かう場合は往復の時間と風を計算に入れる必要があります。

島の移動手段全体の選び方は、別記事で整理しています。滞在時間が短い人ほど、空港に着いた時点で車を確保できているかどうかが、行けるスポットの数を左右します。

STEP 1
与那国空港または集落でレンタカーを借りる(受付は米浜レンタカー8:15〜17:00、与那国ホンダ8:00〜18:00)
STEP 2
集落で飲み物を買ってから東へ。空港から東崎まで車で約20分
到着
無料の駐車場に停め、草地を歩いて灯台と断崖を眺める(滞在30分〜1時間)
📍 東崎灯台
住所 〒907-1801 沖縄県八重山郡与那国町与那国
アクセス 与那国空港から車で約20分
駐車場 あり(無料)
公式サイト 公式サイト
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そもそも与那国島にどう渡る?フェリーは週2便・約4時間

そもそも与那国島にどう渡る?フェリーは週2便・約4時間の解説画像

東崎に行くには、まず島に渡らなければなりません。ここを甘く見ると、旅程そのものが崩れます。

石垣島発は月曜と木曜の10:00、与那国発は火曜と金曜の9:00

石垣島と与那国島を結ぶ航路は、福山海運が運航する「フェリーよなくに」です。運航は週2便で、石垣発は毎週月曜・木曜の10:00出港、与那国発は毎週火曜・金曜の9:00出港。所要時間は約4時間で、石垣発は14時ごろ、与那国発は13時ごろの到着が目安になります(2026年8月時点)。

ここで重要なのは、片道ずつの曜日が決まっているという点です。月曜に石垣から渡った場合、次に船で戻れるのは火曜か金曜。つまりフェリー往復だと、島での滞在は1泊か4泊のどちらかになります。中間の日数を選びたい場合は、往路か復路のどちらかを飛行機にする組み合わせが必要です。

東崎に行くこと自体は半日あれば足りますが、島に入る手段が週2便であることが、旅程全体の骨格を決めます。まず船の曜日を紙に書き出して、そこから宿とレンタカーを埋めていくのが失敗しない順番です。

運賃は大人片道3,610円、往復なら6,860円で2週間有効

フェリーよなくにの旅客運賃は、大人片道3,610円、大人往復6,860円(2週間有効)です。学生片道は2,890円、小人片道は1,810円となっています(2026年8月時点)。往復券は片道2枚ぶんより360円安く、有効期間も2週間あるため、船で往復すると決めているなら往復券のほうが無駄がありません。

区分 運賃(2026年8月時点)
大人片道 3,610円
大人往復(2週間有効) 6,860円
学生片道 2,890円
小人片道 1,810円

チケットは当日、各フェリー乗り場の窓口で購入します。出典は福山海運(フェリーよなくに)公式サイトです。

乗船手続きは出港30分前まで、車を載せるなら予約が要る

乗船手続きは出港30分前までに、各フェリー乗り場の窓口で済ませる必要があります。石垣発10:00の便なら、その30分前が締め切りです。石垣港離島ターミナル周辺は朝の時間帯に人が集まるので、駐車場探しの時間も見込んで、さらに30分前に着いておくと落ち着いて手続きできます。

予約の要否は、何を持ち込むかで変わります。徒歩での乗船やバイク・原付・自転車の積載は予約不要で、当日券を買えば乗れます。一方、車両を積む場合は事前予約が必須で、各営業所への電話申し込みが必要です。石垣島で借りたレンタカーを与那国島に持ち込むことは、レンタカー会社の規約上できないのが一般的なので、島内の移動は現地で借りるのが基本になります。

週2便という運航頻度は、乗り遅れが「次の便まで数日待ち」に直結することを意味します。手続き締切の30分前という数字は、余裕を持って守ってください。

失敗パターン①:曜日を見ずに宿とレンタカーを先に押さえてしまう

実際に起きやすいのが、飛行機やフェリーの曜日を確認する前に、宿とレンタカーを先に予約してしまうケースです。フェリーは石垣発が月木、与那国発が火金と固定されているため、「水曜に船で戻る」という計画は成り立ちません。宿を先に押さえてしまうと、復路を空路に変更せざるを得なくなり、費用が跳ね上がります。

対策はシンプルで、予約する順番を変えることです。①往路と復路の便を確定する、②宿を押さえる、③レンタカーを借りる時間帯を決める、の順で組めば、後戻りが起きません。特にレンタカーは、船や飛行機の到着時刻から逆算して受付時間内に収まるかを確認してから予約します。

⚠️ 出発前に確認したいこと

フェリーよなくには外洋を約4時間かけて渡る航路です。台風接近時や高波の日は欠航・条件付き運航になることがあり、週2便のため振り替えが利きません。最新の運航状況・気象情報は公式サイトでご確認ください。復路を船に頼る日程では、予備日を1日確保しておくと安心です。

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島のレンタカーは2社|軽の料金を並べて比べてみた

東崎まで行くなら車が要ります。与那国島で車を借りられる代表的な事業者を、公式サイトの料金表で比べます。

与那国ホンダは軽自動車が当日5,000円、24時間で5,500円

与那国ホンダの料金は、軽自動車が5時間まで4,500円、当日料金5,000円、24時間まで5,500円です。1300ccセダンは5時間まで5,500円・当日6,500円・24時間まで7,500円、1500ccセダンは5時間まで6,000円・当日7,000円・24時間まで8,500円、7〜8人乗りワゴンは5時間まで10,000円・当日15,000円・24時間まで15,000円となっています(2026年8月時点、消費税・保険料込み)。

延長料金は軽自動車で1時間1,000円、ワゴンで1時間2,000円。2日目以降は軽自動車が1日につき5,000円、1300ccセダンが6,000円、1500ccセダンが7,000円、ワゴンが13,000円で加算されます。営業時間は8:00〜18:00で、日曜日は新規受付ができません。日曜に島に着く日程なら、土曜のうちに借りておく必要があります。

送迎については、空港送迎を使うと5時間以内の利用でも当日料金が適用されます。宿泊先への送迎利用は500円、18時以降の送迎は1,000円の加算です。運転者の年齢制限があり、80歳以上の方は利用できません。キャンセル料は3日前まで無料、2日前まで30%、1日前まで50%、当日100%です。

📍 与那国ホンダ(レンタカー)
住所 〒907-1801 沖縄県八重山郡与那国町与那国12番地
電話番号 0980-87-2376
営業時間 8:00~18:00
定休日 不定休(日曜日は新規受付不可)
アクセス 与那国空港から約5分
公式サイト 公式サイト

米浜レンタカーは3時間3,300円から、空港ターミナル内に営業所がある

米浜レンタカーは、軽クラス(4人乗り)が3時間まで3,300円、6時間まで4,400円、当日中4,950円、24時間以内5,500円。パッソクラス(5人乗り)は3時間まで4,400円・6時間まで5,500円・当日中6,050円・24時間以内6,600円、ノートクラス(5人乗り)は3時間まで5,500円・6時間まで6,050円・当日中6,600円・24時間以内7,700円、ワンボックス(8人乗り)は3時間まで8,800円・6時間まで11,000円・当日中13,200円・24時間以内16,500円です(2026年8月時点、消費税・保険料込み)。

特徴は営業所の位置です。与那国空港ターミナル内に営業所があるほか、祖納集落営業所(与那国町役場や農協のすぐ近く)、アイランドホテル正面営業所の3か所で対応しています。飛行機で着いてそのまま借りたい人には、ターミナル内で完結するのが分かりやすい選択肢です。

貸出受付時間は8:15〜17:00です。会社としての営業は月曜から土曜の8:00〜17:30ですが、車を借りる・返す時間の基準は8:15〜17:00と考えてください。運転者の年齢は74歳までという制限があり、ナビは搭載されていません。車種・色の指定はできない扱いです。料金は米浜レンタカー公式サイトの料金表に基づきます。

📍 米浜(ヨネハマ)レンタカー
住所 〒907-1801 沖縄県八重山郡与那国町与那国122
電話番号 0980-87-2148
営業時間 貸出受付8:15~17:00(会社営業は月~土8:00~17:30)
アクセス 与那国空港ターミナル内に営業所あり
公式サイト 公式サイト

短時間なら米浜、朝夕まで使うなら与那国ホンダという分かれ方

2社の軽クラスを並べると、料金の構造が違うことが見えてきます。石垣島旅の教科書調べ(各社公式サイト・2026年8月時点)で整理したのが次の表です。

比較項目 与那国ホンダ 米浜レンタカー
軽・短時間 5時間まで4,500円 3時間まで3,300円
軽・当日 5,000円 4,950円
軽・24時間 5,500円 5,500円
受付時間 8:00〜18:00 8:15〜17:00
運転者の年齢 80歳以上は不可 74歳まで

24時間の料金は5,500円で同額、当日料金も50円差しかありません。差が出るのは短時間と受付時間帯です。東崎だけを見て空港に戻るような3時間程度の使い方なら米浜レンタカーの3,300円が効きますし、夕方以降まで島を回りたいなら18:00まで受け付ける与那国ホンダのほうが動きやすくなります。予約・問い合わせは各社の公式サイトから行ってください。

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借りる時間を決める前に、東崎の滞在時間を先に決める

レンタカーの時間区分は3時間・5時間・当日・24時間と刻まれているため、行き先の滞在時間から逆算すると無駄がありません。東崎だけなら、空港から往復40分+滞在30分〜1時間で、1時間半から2時間ほど。ここに集落での買い物や別のスポットを足していく形で積み上げます。

目安として、東崎に加えて島内をもう2〜3か所回るなら3時間では足りず、6時間または当日料金の区分に入ります。逆に、船や飛行機の到着後に東崎だけ見て戻る日なら、短時間プランで足ります。返却時刻が受付時間を過ぎないかも同時に確認してください。米浜レンタカーは17:00、与那国ホンダは18:00が目安です。

短時間プランのメリット短時間プランのデメリット
東崎だけなら往復+滞在で2時間ほどで足りる
軽クラス3時間3,300円から使える
返却時刻が早く、受付時間切れの心配が減る
馬が道にいると足止めされ時間が読みにくい
延長すると1時間ごとに加算される
天気が急変したとき撮り直しに戻れない

柵のない岬で気をつけたい4つのこと

東崎は整備された展望施設ではなく、断崖の上の放牧地です。安全に関わる点は先に押さえておきます。

柵がないので、縁に寄らない・夜間は近づかない

東崎の断崖には柵がありません。るるぶ&moreの現地情報でも「柵がないので夜間はあまり海に近づかないほうが無難です」と注意が示されています。海面から約100メートルの崖の上で、足元は草地です。縁がどこまでか分かりにくい場所もあります。

対策は明快で、崖の縁から十分に離れた位置で立ち止まることです。写真は望遠側で撮れば、離れていても迫力のある構図になります。特に子ども連れの場合は、駐車場側の草地から眺める前提で動くと安心です。星空や日の出を狙って暗い時間帯に行く場合は、足元を照らせるライトを持ち、明るくなるまで海側へ進まないでください。

もう一つ、地面が濡れているときは草が滑ります。雨上がりの斜面は歩きにくく、傾斜が緩く見える場所でも足を取られます。雨の直後に無理をして先端まで行く必要はありません。

風が強い日は、車のドアと帽子に注意する

東崎は風が強い場所です。遮るものがない岬の上なので、集落では気にならない程度の風でも、現地では体が押されるくらいになることがあります。まず車のドア。風下側に停めて勢いよく開けると、ドアが煽られて隣の車や人にぶつかる危険があります。開けるときは手を添えて、ゆっくりが基本です。

次に持ち物です。つばの広い帽子は飛ばされます。あごひも付きか、キャップに替えるのが現実的です。軽いレジャーシートやビニール袋も、手を離した瞬間に海側へ飛んでいきます。ゴミが崖下に落ちると回収できないため、荷物は最小限にして車内に置いておくほうが安全です。

三脚を立てて長時間撮影するのも、風の強い日には向きません。カメラは首や手首にストラップをかけ、風上に背を向けて構えると安定します。

放牧地の歩き方と、馬との距離の取り方

東崎の草地には、ヨナグニウマや水牛、牛が放牧されています。人が歩く道と放牧地が明確に分かれていないため、馬のすぐそばを通ることになる場面もあります。基本は、こちらから近づかない・餌をやらない・後ろに立たないの3点です。

馬が道路上や歩く先にいるときは、無理に通り抜けようとせず、迂回するか動くのを待ちます。子どもが走って近づくと馬が驚くので、手をつないで歩くと安心です。犬を連れている場合も、放牧されている動物を刺激しないよう距離を取ってください。

足元は前述のとおり馬糞が多く、草に隠れて見えないこともあります。歩きやすい靴を選び、視線を上げっぱなしにしないことが、この場所での一番実用的なコツです。ウェットティッシュを車に置いておくと、靴や手が汚れたときにすぐ対処できます。

失敗パターン②:展望台に登るつもりで行き、予定が崩れる

もう一つの典型的な失敗が、「東崎展望台に登って景色を眺める」という前提で予定を組んでしまうことです。展望台の建物は老朽化により立入禁止で、登ることはできません。ガイドブックや個人ブログには階段を上がった写真が残っているため、現地で初めて気づく人が少なくありません。

原因は、スポット名が「展望台」のまま流通していることにあります。対策としては、東崎を「展望台に登る場所」ではなく「牧草地を歩いて岬を眺める場所」と捉え直すことです。そう考えれば、必要なのは登る時間ではなく、歩きやすい靴と30分ほどの余白になります。眺め自体は周囲の草地から得られるので、予定を大きく変える必要はありません。

⚠️ 出発前に確認したいこと

東崎の展望台は老朽化により立入禁止で、コンクリート片の落下も報告されています。表示や規制ロープには必ず従い、傷んだ構造物には近づかないでください。断崖には柵がないため、縁への接近も避けましょう。

日本一遅い初日の出は7:32|季節ごとの東崎の楽しみ方

東崎は日の出のスポットとしても知られています。時期による見え方の違いを整理します。

2026年の初日の出は与那国島が7:32で全国最後

意外と知られていませんが、日本最西端の与那国島は、初日の出が日本で最も遅い場所でもあります。国立天文台によれば、2026年1月1日に日本で最も遅く初日の出を迎えるのは与那国島で、時刻は7:32。同じ沖縄県でも那覇は7:17ですから、15分の差があります。

理由は経度です。日本の中で最も西にあるぶん、太陽が地平線から顔を出すのが遅くなります。「最西端の島で、東を向いた岬から、日本で一番遅い日の出を見る」という組み合わせが、東崎ならではの体験になります。

元日に狙う場合は、暗いうちに空港側から車を走らせることになります。街灯のない道を通るため、前日の明るい時間に一度同じ道を走っておくと、当日の運転が落ち着きます。到着後は明るくなるまで海側に進まず、駐車場付近で待つのが安全です。

気候が安定するのは3〜5月と10〜11月

東崎を歩いて楽しむなら、気候が安定する3月〜5月と10月〜11月が向いています。この時期は日差しがやわらかく、景色が最も美しく映る季節とされています。真夏に比べて草地を歩くときの負担も小さく、風も歩けないほどではない日が多くなります。

6月〜9月はコバルトブルーの海と白砂が最も映える時期ですが、日陰のない岬では日差しが強く、滞在時間が長くなるほどきつくなります。この季節に行くなら、朝の早い時間か夕方に回すのが現実的です。12月〜3月はハンマーヘッドシャークの群れに出会える可能性があるダイビングシーズンで、海が目当ての旅行者が増えます。

持ち物は季節を問わず、帽子・サングラス・日焼け止め・歩きやすい靴の4点が基本です。特に歩きやすい靴は、東崎の草地では快適さに直結します。

滞在スタイル別、東崎の組み込み方

使える時間によって、東崎の位置づけは変わります。短時間しか取れない人ほど、他のスポットを削って東崎に寄せるほうが満足度が上がります。

Q. 東崎の滞在時間はどれくらい見ておけばいいですか?
A. 車を降りて牧草地を歩き、灯台と断崖を眺めて写真を撮るなら30分〜1時間が目安です。空港からの往復が約40分なので、東崎だけなら1時間半〜2時間で往復できます。馬が道にいて足止めされることがあるため、次の予定までは15分ほど余裕を持たせてください。

飛行機で日帰りに近い形になる人は、空港ターミナル内で車を借りて東崎へ直行するのが最短です。1泊以上できる人は、朝の光が入る時間帯と夕方の2回に分けて訪れると、同じ場所でも見え方が変わります。フェリーで渡る人は到着が13時〜14時ごろになるため、初日は東崎、翌日以降に他のスポットという配分が組みやすくなります。

東崎とセットで回りたい周辺の見どころ

東崎の周辺には、歴史の跡と海岸の景観が集まっています。無理なく回れる範囲を押さえておきます。

火番小屋跡(ダテクチディ)は東崎の丘に残る史跡

東崎の小高い丘には、ダテクチディと呼ばれる場所に火番小屋の史跡が残っています。これは琉球侵攻の後、薩摩藩の命によって王府が設置した施設で、海上を往来する船舶の監視と通報を行っていました。灯台が立つ以前から、この岬が「海を見張る場所」だったことが分かります。

現地では大きな案内施設があるわけではなく、丘の上に石積みの跡が残る形です。予備知識なしに通り過ぎてしまうと、ただの石に見えてしまいます。逆に、監視と通報という役割を知ってから眺めると、東崎から海がどこまで見渡せるかという視界の広さが、そのまま歴史的な理由になっていると分かります。

史跡は保護されるべき遺構です。石を動かしたり、上に登ったりすることは避けてください。写真を撮るときも、足元の草地に馬糞があることを忘れずに。

軍艦岩とウブドゥマイビーチは岬の南北で表情が違う

東崎の南側の断崖には、軍艦岩と呼ばれる岩が見えます。名前のとおり、軍艦のような形をした岩が海に突き出ており、東崎の景観を構成する要素のひとつです。断崖の荒々しさが一番よく分かるのが、この南側の眺めになります。

反対に、東崎の北側にはウブドゥマイビーチが広がります。こちらはエメラルドブルーの海が見える穏やかな表情で、同じ岬の両側とは思えないほど印象が変わります。時間に余裕があれば、南と北の両方を眺めてから帰ると、東崎という場所の全体像がつかめます。

どちらも上から眺めるのが基本で、断崖を降りて近づく場所ではありません。海岸線に降りられそうに見えても、崖の斜面は不安定です。眺める位置を変えるだけで十分に違いが分かります。

六畳ビーチは全員向けではない、無理をしない判断を

東崎の周辺で名前が挙がるスポットに六畳ビーチがあります。急峻な断崖絶壁の間の、けわしく細い道を下りていく必要があるため、小さな子どもや足腰に不安のある人は行かないほうがよい場所とされています。

ここでの判断基準は、体力ではなく「引き返せるか」です。下りは勢いで進めても、登りは同じ道を自力で戻ることになります。天候が変わって足場が濡れると、下りたときより難易度が上がります。同行者に一人でも不安がある人がいるなら、全員で見送るという判断が現実的です。

東崎そのものは駐車場から平坦な草地を歩くだけで景色が得られる場所なので、無理をして険しい道を下る必要はありません。行程を欲張らないことが、島での安全につながります。

ヨナグニウマにもっと近づきたいなら、南部のふれあい広場へ

東崎でヨナグニウマを見て、もっと近くで触れたくなった場合は、島の南部にあるヨナグニウマふれあい広場が選択肢になります。ここではヨナグニウマとの触れ合いや、乗馬体験ができます。

東崎の放牧地は、あくまで馬が自由に過ごしている場所です。触れる・乗るといった体験は、そのための場所で行うのが安全ですし、馬にとっても負担が少なくなります。東崎で遠くから眺め、ふれあい広場で近づく、という順番にすると、同じヨナグニウマでも見え方が変わります。

体験の内容や実施時間は変わることがあるため、訪問前に運営元へ確認してください。島の東端の東崎から南部までは車での移動になるので、レンタカーの時間区分に収まるかも合わせて確認しておくと安心です。

まとめ:東崎灯台は「登る場所」ではなく「歩いて眺める岬」

🚗 この記事の結論

東崎灯台は与那国空港から車で約20分、駐車場は無料で滞在30分〜1時間が目安です。展望台は立入禁止なので、牧草地を歩いて眺める前提で計画しましょう。

✅ 要点チェック
  • アクセス:空港から車で約20分
  • 展望台:老朽化で立入禁止、草地から眺める
  • 足元:草地と馬糞、歩きやすい靴が必須
  • 安全:柵なしの断崖、縁に寄らない
  • :石垣発は月木10:00、週2便のみ

東崎灯台へ行くと決めたら、最初にやることは島に渡る便の曜日を確定することです。フェリーよなくには石垣発が月曜・木曜の10:00、与那国発が火曜・金曜の9:00で所要約4時間。ここが決まれば、レンタカーを何時間借りるかも自然に決まります。東崎だけなら軽クラスの短時間プランで足り、島内をもう数か所回るなら当日料金の区分が現実的です。空港に着いた足で東崎へ向かい、牧草地を30分歩いてから集落に戻る——この組み立てなら、滞在が短い旅程でも無理がありません。

そのうえで、現地では2つだけ守ってください。柵のない断崖の縁に近づかないことと、立入禁止の展望台に入らないことです。この2点さえ押さえておけば、海面から約100メートルの高さから見る海と、放牧されたヨナグニウマのいる草地という、与那国島でしか成り立たない風景をゆっくり眺められます。

なお、運賃・料金・受付時間はいずれも2026年8月時点の各社公式サイトの内容です。フェリーの運航状況や気象情報を含め、最新情報は公式サイトでご確認ください。

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石垣島旅の教科書編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

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